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「万世一系」の意味を教えてください。

高校日本史の授業では、推古帝など女性が天皇に就いた例や、本来の皇位継承者をさしおいて別の人間が即位した例もあった、と習いました。ぱっと見た感じ、「万世一系」とは違う気がします。どうなんでしょうか?

A 回答 (15件中11~15件)

ルイ16世のお名前はルイ・オーギュスト・ブルボンなのでしょうか?違うと思いますよ。

あの人はルイ・オーギュスト・カペーであり、カペー家です。アンリ4世がカペー家に復名したのです。ただ、ヨーロッパはそのケースが多いからブルボン王家と通称で呼んでいるだけで、あれはカペーなんです。バロアも同様でカペー家に復名しています。あくまでもカペー系譜でありブルボン系譜ではありません。
 それに対して英国のPOWはチャールズ・アーサー・フィリップ・ジョージ・マントバッテン=ウィンザーと言い、ウィンザー男系断絶により王家の名称が変わるのです。ちなみにハプスブルクもハプスブルク=ロートリンゲンで本家断絶になっています。
 ヨーク・ランカスター問題はどちらの名前にしてもトラブルになるからチューダーにしたのじゃありませんか?ザクセン=コブルク=ゴーダもトラブルになるから苗字を変更しただけじゃないのでは?

 **朝というのは要注意した方が良いですよ。学者や作家が都合上そのように呼んでいるだけで、本当は男系相続による苗字の復名している場合がありますから。
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父系に関して,立花隆氏のこんな主張もあります.


なかなか,難しいものです.

http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/med …

参考URL:http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/med …
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11番の方が、おかしな事を言っています。



フランスのブルボン家を、カペー家と言う学者がいるでしょうか?
ルイ14世を、カペー家と言うと、笑われますよ。
それを王朝が代わったと言うのです。

平清盛の後、源頼朝が政権をとっても、どちらも天皇家の男系でつながっていてるので、一系だと主張するのと同じです。
11番氏の考え方だと、源頼朝が、天皇を廃して、自分が天皇になっても、万世一系であると言っているのと同じです。
そんなものは、万世一系とは呼びませんし、価値も有りません。さっさと捨て去るべきです。

また、男系のみが家系の継承ができるのであれば、現在のオランダ王家はどうなるのでしょうか?
オランダでは、女王が3代続いていますが、オラニエ=ナッソウ家です。

今後、スエーデンやデンマークなどでも、女王の子が王家を継承しても、家名は変わらないでしょう。
現在では、男系・女系などといったくだらない考えは、時代遅れで、過去の遺物以外の何者でも有りません。
ここで、男系男子にこだわれば、日本は世界の笑いものになるだけです。
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#7です。

ヨーロッパの場合はさておくとして、日本の場合、例えば天皇の5世の孫が天皇になったとされる(継体)、また一度臣籍におりたが改めて天皇になった(宇多)などの例があり、事実としては同族ではあっても「別の家」の人が天皇になった例は何度もあります。
継体の場合、本当に5世の孫だったのか、という点も問題になりますが、いずれにせよ「万世一系」というのは歴史学の問題ではありません。
あくまで、父親が、あるいは父親の父親、父親の父親の・・・・(中略)・・・父親が男性天皇であった、という思想です。
つまり、古代日本の氏族社会において、同族というのが父系で考えられたため、まあ一定の説得力をもった思想であったわけです。
さらに中世において実質的な権力者が形式的には天皇から任命される形式をとったため、こういう思想が温存されてきた、ということです。
つまるところ、日本では「万世一系」という思想によって、王朝の断絶がないものと考えてきた、といった方が真実に近いわけです。例えば桓武天皇は封禅を行っています。つまり実質自分の代になって新しい王朝が安定した、と考えています。少なくともそれまでの天武系の王朝とは別王朝であると天皇自身が考えていた形跡があります。しかし、後の皇国史観などではこれは不都合で、天照大神→神武天皇→・・・→現在の天皇、とい流れを強調します。ところが実際は天皇の子孫なんてものは諸源氏や諸平氏をはじめ、さらに皇女の嫁入り先までいれると膨大なものになります。ですから特定の流れが尊いのだ、という事をいうためには(継体の例があるので)5世以内の男系で連続してきた、という思想をもって他と区別する必要があったということです。
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「万世一系」と言う言葉は水戸学の流れを汲む尊皇思想の用語で、江戸末期の攘夷思想家や明治政府による「思想的なフィクション」です。

ややもすると欧米に劣等感をいだきがちになる国民を鼓舞する意味合いが強かったと思います(野蛮な洋夷にはない、「二千数百年連綿と続く皇室を戴く歴史があるのだ」と言う「誇り」を作り出すための)。

実際に、「万世一系」の根拠となっているのは「日本書記」やそれ以降の史書ですが、現在の「日本書紀」研究では「万世一系」は学問的に成立しにくくなっています。

「万世一系」と言う語句の持つ意味自体は、伊藤博文が「皇室典範義解」において皇位継承における万世不変の原則として、
 1.皇祚を践むは皇胤に限る
 2.皇祚を践むは男系に限る
 3.皇祚は一系にして分裂すべからざる
と挙げており、こちらが分かり易いでしょう。
上記の3.についてなどは、南北両朝の位置付けで当時から紛糾しており、玉虫色の解釈で流した経緯もあります。

ややもすると何百年も前からの伝統のように言う論者が多いですが、伝統なんて時代時代の要請に応じて変わっていくものです。大正天皇はそれまで側室を置くのが伝統であった天皇家に一夫一婦制を取り入れました。これは制定された当時の民法に合わせた行動です。

わたし自身は明治天皇や大正天皇、昭和天皇と言う方々が激動の時代にあって常に良心的に節度をもって天皇としての責務をはたしてこられたことに敬意を持っています。今後、皇室が健全に継承されていくには、戦前の価値観に拘束されずに将来の皇室のあり方を見据えて、時代の要請を取り入れていくべきでしょうね。
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