亡くなってから一週間後に悲報に接し、つい先日ご霊前に香華を手向けに伺わせていただいた、という状況でです。
故人への尽きせぬ想いもあり、便箋一枚では収まりません。「重ね」はタブーと聞きますが、どうなのでしょう。手紙の本に何冊か目を通したのですが、何も書いてません。
ある本の前書きで監修の方が、亡母の友人からの長文のお悔やみ状の印象を、肯定的に回想する記述を目にしたくらいです。
ご遺族宛なのですが、故人をどう呼んでいいのかもわかりません。
例えば、ご両親にとって「ご子息」でもお姉さんにとっては「ご令弟」ですよね。併記しても許されるものなのでしょうか。それとも「ご子息」だけでいいのでしょうか。
以上、よろしくお願いいたします。
No.1
- 回答日時:
>先日ご霊前に香華を手向けに伺わせていただいた…
その上でなぜ、また改めて「お悔やみ状」を出すのですか。愛想の押し売りはいけません。
>「重ね」はタブーと聞きますが…
それがなぜ疑問なのですか。
世間の常識に反旗を翻したいなら、正々堂々とやればよいでしょう。
ただし、その後にあなたを見る目がどうなるかは保証の限りではありません。
>ご両親にとって「ご子息」でもお姉さんにとっては「ご令弟」…
あて名はどうするのですか。
最近は年賀状でも夫婦連名、家族総出で出す人も多いようですが、手紙というものはそもそも個人対個人のものです。
誰が亡くなったのか書いてありませんが、弔意は喪主に表すものです。喪主宛に手紙を書けば、「ご子息」か「ご令弟」かは自ずと決まってくるでしょう。
「ご遺族ご一同様」などとするものではありません。
この回答への補足
ご意見ありがとうございました。もう少しご意見をお聞かせ願いませんでしょうか。
改めてお悔やみをしたためるのは、「常識」では語りきれので、控えさでてもらいます。
二重封筒や重ね語の忌避すべきはことは、本に記されているのですが、手紙自体が複数に及ぶのがタブーとは見当たらないので、それも忌むべきものか知りたいのですが。
喪主はお父様ですが、私に対応していただき、闘病のつらいお話をしていただいたお母様を蔑ろにするような書面にはしたくないのです。
宛名は喪主と「ご一同様」等の併記はできませんか。
No.2
- 回答日時:
まったくの私見を書かせていただきますね。
ご参考程度にお読みくださればありがたいです。お悔み状とは、誰かが亡くなったという一報に接したときに、ご遺族にあてて書くもののような感じがします。今回はすでに先方にお出掛けになっていますので、お悔み状というより、ご家族にあてて「故人への尽きせぬ想い」をしたためる書簡と考えればいいのではないでしょうか。
故人を偲ぶのは、故人を知っている者同士でなければできません。ご家族にとっても、故人を共に偲ぶ相手は一人でも多いほうがいいのではないでしょうか。ご家族の知らない故人のエピソードなど書いてさしあげたらいいと思います。
お手紙の中での故人の呼び方ですが、「○○さん」とお名前ではいかがですか。「○○さんを亡くされて、ご両親様をはじめご家族の皆様には…」のような書き方もあります。
重ね言葉などは避けるに越したことはないのでしょうが、あなたの故人への「想い」を率直にしたためられれば、あなたのお気持ちはきっとご家族に伝わると思います。
この回答への補足
(この文はお礼文への付記・補足です)
megukokoさんの文章には、死のさまざまな様相やその波紋に顧慮することなく発せられた発言に対しての抗議が含まれていると、一読了解したことを付記いたします。
ご意見ありがとうございます。
お伺いしたときに初めて病気の事など聞かされたものですから、平常を大きく踏み外した心理状態で、あらためてお悔やみを申し上げたいということが一つあります。
漱石「こころ」の冒頭のように、私はその人の記憶を呼び起こすごとに「○○さん」言いたくなります。お許しを請うて故人を回想するところだけは普段の呼称を、と考えてもいたのですが、ご家族とは面識がないのであまりフレンドリーなスタイルは慎むべきかと。
ですが、故人の偲ぶ文面は自然とやわらかくなるようです。
貴重なご意見に感謝いたします。
No.3
- 回答日時:
便箋の件は大丈夫です。
NO1の方の補足の所を読み、一つ疑問です。
喪主様宛にすると、なぜお母様を蔑ろにするような文章になってしまうのでしょうか。
・・・・で宛名を併記すれば大丈夫な文章ってどんな文章なんですか?普通にお悔やみ申し上げるんですよねぇ?
・・・・・???。
そこら辺が理解できませんが、併記して書くほうが失礼にならない文章になるんであればその方がいいのかもしれませんね。
(本当はNO1の方がおっしゃるように、喪主様宛がいいと思います)
その時故人を表す場合は、やはり喪主様に対してになると思います。
(ちなみにご遺族ご一同様等とする場合、喪主様が不明等の場合に使うんですよ・・・)
この回答への補足
宛名のご指導たいへん参考になりました。ありがとうございます。
便箋の件は誰に伺っても明確な回答をいただけません。「大丈夫」とおしゃる論拠をお聞かせねがえませんか。経験によるものでも結構ですので。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
書家では有りませんが、書道をしています。
結論から申しますと、何枚にもしたためず、「巻紙」にしたためるのが良いはずです。古来日本ではこれを使ったわけですが、祭祀関係のマナーにおいても整合性が成り立ちます。なぜなら、巻紙を収納するには「折って仕舞える・折って閉じる」からです。
弔辞では「重さならず」折り仕舞う、不幸を閉じ終わらせる。祭事、慶事の書き下しの場合は、開いて読むので「折を開(あ)ける・・・末が開(ひら)ける」に通じます。
慶弔のご案内(特に内容が長いもの)は折りたたみになっているのもその為だと思われます。
郵政(逓信)制度が始まり、書簡の配達の効率化の為、西欧の封筒が移入され、封筒に封入しやすい便箋も移入されました。西洋の便箋は重ねて封入しなければなりません。ここが、日本の伝統からズレてしまうわけです。
日本の伝統において正式には、重要な書簡には巻紙(乃至、奉書紙)を使いましたが、現代では毛筆を使う習慣が薄れ、使いやすい便箋で良しとする風潮に移行している物だと思われます。
最近は便箋を横長にした、長便箋(長さ3尺)と言うものが売られています。筆記用具は毛筆、筆ペンが向きですが、サインペンや黒インクの万年筆でも書ける物もあります。書画の専門店で購入できます。
出来れば巻紙、長便箋に心をこめて毛筆を使われるのも良いのではないかと思います。
私は達筆ではありませんが、祭事に関係する書類には伝統に則って巻紙、奉書用紙に毛筆を使います。
宛名等につきましては、前の方々の回答をご参考になされると良いと存じます。
ご教授いただきありがとうございます。何も聞かずに淡々と情報を伝えてくださる文面から、人生経験に裏打ちされた思いやりがひしひしと伝わってまいりました。
長便箋なるものにたいへん興味を抱き、紙文具店に行ってみました。お店の方もそれを認識していませんでしたが、折りたたみ式巻紙という品があり、ペンにも対応できるとのことで購入しました。
実は「坊っちゃん」のオーディオブックを寝入るときに聞いていて、清の手紙を「風に吹かしては見る」ところから、巻紙は思いついていたのですが、筆で書くものという認識から敬遠していました。小学校の書道の時間以来二十年は筆を握っていませんので。
お店の方から余白は近くの折り目から切り取ってしまうと教えられました。黒ペンですとコントラストがきついので濃紺のインクを使うつもりです。(太目の罫線に筆書きを要求されているようでもあり、自分自身も何となく違和感を覚えます。ペンタッチで書ける筆ペンを試したのですが、紙との相性が悪いのか滲むので断念です)
もし何かお気付きのときは、ご意見をお願いいたします。どうもありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
NO3です。
すぐに回答がほしい質問でしたのに、言葉不足ですみませんでした。
便箋の件です。
私は、母の友人からお手紙をいただいた経験があります。
とてもうれしかったです。
母が亡くなったというのに、そんな手紙の枚数なんて気にもしません。ようは内容(気持ち)です。
お悔やみのお手紙のマナーとして、ダラダラと長文にしない事・・・とあると思います。
ですから、本当は2枚になるような事にはならないんです。
(この辺りはお調べになられてますか?)
でも、ご質問者様の場合は長文になってしまわれるとの事、そして親しい間柄(故人様と)のように思ったので大丈夫と申しました。
1度きちんと弔問しお悔やみ申し上げているのに、ご遺族様方をねぎらう言葉がどうしても長文になってしまうのなら仕方がないと思います。
答えとして、私の経験上は大丈夫です。と申し上げてしまいました。
(ご質問文にある本の監修の方がおっしゃる通りです)
二回にわたってのご回答ありがとうございます。NO.4の方のご意見を参考にいたしますが、まず中身があってのというお話興味深く読ませていただきました。
ご心配の件ですが、冠婚葬祭の本一冊と手紙の本四冊の弔事の手紙に関する箇所、例文も含めてすべて目を通しました。一冊すべて弔事の手紙を扱った本もよく読みました。情緒や感傷を抑えることがたいがい書いてありますよね。枚数に言及がないのも、簡潔を旨とするゆえ一枚が基本であるという前提があるからだろうとは想像しています。
それから情報が少なくてお答えづらかったと思います。しかし、私はメンタルヘルスの相談をしているわけではないので、事のいきさつは最低限しかお話するつもりはありませんでした。病気自体も皆さんのまわりでよく見聞されるものですが、身内の不幸でもないのに余計なことは口にすべきではないと思っています。どうかご理解ください。
知り合いに対するかのようなお心づかい、つかの間胸の重さが取れました。親類の叔母から心配されているようでしから。ほんとうにどうもありがとうございました。
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