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・ロシアの天然ガスに依存する国が欧州に多くあります。今こそ日本の技術で欧州のエネルギー事情の窮地を支援する方法は無いのでしょうか?
・放っておけば、、紛争や原発の増設につながり良い結果が出るとは思えません。

A 回答 (1件)

エネルギー問題は、中東の石油一つ見てもわかるように、大変に処理が


難しいものです。
そこには関係各国の利害が複雑に絡み合っており、ちょっと揉めれば
イラクのように戦争の引き金となります。

ロシアが天然ガスの産出国であることは、もう変えようのない事実です。
中東に豊富に石油資源があるように、ロシアに天然ガスが輸出して余り
あることを前提にして、思考実験を進める必要があります。


では、このエネルギー問題をどうやって解決するか。
石油もそうですが、エネルギー消費国にできる選択肢はほとんどなく、
別のエネルギー資源を見つけて、長期的にそちらに切り替えることしか
ありません。

天然ガスに代わるエネルギー資源は何か。すぐに使えるのは石油か原子力
しかありません。
日本は石油をもたないので、ヨーロッパ諸国にしてあげることは原子力
発電設備の提供ぐらいですが、わざわざ日本から提供しなくても、フランス
でも質のよいプラントが提供可能なので、わざわざ口をはさむ必要は
ないでしょう。


次に考えられるのは、次世代エネルギー資源の開発です。
有望なのは風力・太陽光発電・水素エネルギー・メタンハイグレードと
いったところでしょうか。

このうち風力発電はヨーロッパの方が進んでいます。
太陽光発電は日本が優位ですね。ただし太陽光パネルを製造するのに
必要なエネルギー量がかなり高く、まだまだ経済的にもエネルギー的にも
石油や天然ガスにとって代わるレベルには達していないようです。

有望なのは水素エネルギーですね。水素と酸素から電気を起こす燃料電池
の技術は、日進月歩で進んでいます。
水素を安価かつ大量に、しかも環境に優しく製造できる技術が進歩すれば、
既存のエネルギー勢力を一変させる可能性を持っています。

日本が国策で推し進めるとすれば、水素エネルギーのローコスト生産と
安全な運搬方法の研究・開発分野に力をそそぐのが、ふさわしいのでは
ないかと思われます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
原発の新技術開発はフランスが進める事になっていますね。
代替エネルギー問題は日本としても進めておきたい技術だと思っています。
欧州への技術支援は、日本が各国の財布にしか見られないようにする一手段かな?という程度です。

お礼日時:2006/01/04 15:43

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