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コロニーを形成しない微生物の生菌数を測定するためにはどのような方法があるのですか?

方法と、できれば原理を詳しく教えてください。

お願いします。

A 回答 (2件)

私は実際に直接検鏡法を行ったことはないのですが、蛍光染色以外でも可能なはずです。



土壌の場合は以下の手順で行うようです。
[Jones-Mollison法]
・土壌の寒天懸濁液を調整する
・寒天薄膜を作製する
・フェノール性アニリンブルー溶液で染色
・1000-1500倍(細菌)、400-600倍(糸状菌)で観察

この方法ですと、通常の透過型生物顕微鏡で観察できます。また位相差顕微鏡を用いるとゴースト(細胞質が脱落して細胞壁だけになった無色の菌糸)との区別がしやすくなります。

ほかにもおそらくさまざまな染色法があるとおもいますし、染色液も対象とするものによって変えたほうがいいのかもしれません。過去の論文などを検索されることをお勧めします。
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もっとも原始的な方法として、直接検鏡法があります。

染色した試料の一部を顕微鏡下で観察して人間の目で数えます。

あとは生菌数ではないですが、バイオマス(生物量)を求める方法として、微生物が持っている物質を定量する方法があります。例えばバクテリア1gがある物質Aを0.1g持っているということがわかっていれば、ある試料(例えば水や土)中の物質Aの量を定量することで逆にバクテリアの量が推定できる、ということです。この物質にはさまざまなものが考えられています。ご自分でも調べられるとおもしろいと思います。

参考キーワード:
ATP
エルゴステロール
リン脂質脂肪酸

この回答への補足

直接検鏡法の全菌数の測定方法はわかったのですが、生菌数を測定するには、どのような染色をするといぃのか、教えていただけませんか?

できれば蛍光顕微鏡を使用しない方法が望ましいのですが、それで生菌数を測定するのは可能でしょうか。

どうかよろしくお願いします。

補足日時:2006/01/24 15:14
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