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有機栽培や無農薬で栽培した野菜はおいしいとよく耳にするのですが、その根拠を知りたいです。
ご存知の方、教えてください。

A 回答 (3件)

マスコミ等の情報を鵜呑みにしているだけです。



#2さんの回答をみて、なるほどなと思いましたが私の答えは違います。

お米のおいしさの指標の一つにタンパク質含量があるのは事実です。しかし窒素吸収が抑えられればタンパク含量が少なくなるわけではありません。
玄米中のタンパク含量はまるまる太った米でもいわゆる屑米でも絶対量はあまり変わらないのです。またタンパク質は玄米の外側部分に多く存在します。なのでやせ細った米の方が相対的にタンパク含量が多くなり食味が低下します。青米や屑米のタンパク含量が多いのはこのためです。
もちろん過剰な施肥はタンパク含量を増やし食味が低下しますので有機であろうと無かろうと適正施肥が重要です。

また硝酸態窒素ですが、有機肥料も無機化し、好気性微生物によって硝酸態窒素に変えられ作物に吸収されます(稲はアンモニア態で吸収)。
化成肥料はこの無機化を化学的に行っているだけで、有機も無機も硝酸態で吸収されることに変わりはありません。なので化学肥料で作ると硝酸態窒素が増えるというのは間違いです。
有機野菜農家もこの辺の知識がある人の方が少ないので、効きの遅い堆肥等を必要以上に投入する人が多いのが実情です。余分な硝酸態窒素は植物体の中に残り、人体に悪影響を及ぼしたり、流亡して地下水を汚染します。

またミネラル分や#1さんの言われる微量要素ですが、有機肥料で全ての微量要素がまかなえることはありません。必要ないものは土に残り、バランスの崩れた土壌を作り出します。
化成肥料は必要な成分をバランスよく配合してありますので無駄なく使えるのはかえって化成肥料だと思います。

もちろん有機肥料のいいところもあります。土壌の団粒構造を作り出したり、ワラ類を鋤込むことによって水田の水持ちが改善されます。また化成肥料に変わって使うことによって野ざらしにされている牛糞堆肥等を有効に利用できることも見逃せません。

農薬にしても使ってないから安全というのは疑問です。前にもこのカテゴリーで回答したことがありますが、農薬を適正に使った方が安全な場合もあります。長くなるので省略しますが。


ということで、有機だから無農薬だから安全、環境に優しいというのは大きな間違いです。化成肥料も有機肥料も農薬も使い方次第です。正しい知識を持たないとどんな栽培でも環境を壊し、まずい農産物になります。
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この回答へのお礼

そうですよね、使い方次第ですよね。
食味は肥料の種類や農薬使用の有無より栽培方法に左右されるところの方が大きいのではないかと思います。
言葉の響きの影響力を思い知らされました。

ありがとうございました。

お礼日時:2006/06/26 23:56

農薬の使用と野菜の味に直接の関係はないと思います。


一番大きいのは養分吸収における、「化成肥料」への依存度だとおもいます。

たとえば有機農法で作ると、お米は明らかにおいしくなります。これは、有機農法で作った場合、慣行(化成肥料を使う)より養分となる窒素が土壌中に少なく、植物の吸収量も少なくなるからです。
お米のおいしさの指標のひとつにたんぱく質含量の少なさがあります。窒素吸収が抑えられた環境で育ったお米は、たんぱく質生成量も少なく、おいしくなるというわけです。
ただし、一般的な有機農法では収量は落ちます。
農家は知っています。欲張って1反(10a)で10俵以上お米を取ろうとすれば、その分味が落ちることを。
ちなみに、私の住んでいる魚沼地域では、コシヒカリの標準収量は8俵程度です。

さて、野菜の場合ですが、簡単な実験として、赤土をプランターに入れ、ひとつのプランターには化成肥料のみ、もうひとつには、堆肥のみを入れてプチトマトなどを育てます。
明らかに後者のほうがみずみずしくておいしい野菜が取れますよ。

さてその原因ですが、一番に考えられるのは、吸収する窒素と、光合成で作り出す炭素の比ではないでしょうか。
化成肥料偏重で作ると、植物や否がおうにも窒素を吸収してしまいます。いわば肥満体の状態です。これを解消しようと、光合成で作った糖を消費してしまいます。
ちなみに、この窒素を消費できないと、体内に「硝酸態窒素」という動物にとって有害な物質がたまります。昔、化成肥料で作ったほうれん草などで問題になりましたね。

一方、有機農法の場合、植物は栄養を吸収するため、広く根をはり、種々の養分をバランスよく適度に吸収します。窒素過多ではないですから、光合成で作った糖は、体内に蓄積することができるのでしょう。
これが「甘み」の原因と考えられます。

ちょっと乱暴な言い方ですが、おおよそそういう差だとお考えください。

この他にも、堆肥中に含まれる微生物が作り出した成分、ミネラル分などが影響していると考えられますが、専門的になりますので、農文協等から出版されている堆肥に関する本で勉強してください。
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この回答へのお礼

いろんな栄養素ををじっくり吸収するから美味しくなるのかとも考えたのですが、漠然としすぎてよくわからないのです。
光合成との兼ね合いなど、まだまだ勉強不足ですので、調べてみようと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2006/06/26 23:47

無農薬栽培で美味しくなる根拠はありません。


「安全」なだけです。
有機栽培の場合は、「微量要素」が関係するかもしれませんね。
「有機栽培」「無農薬」の表示の効果の方が大きいと思います。
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この回答へのお礼

「安全」ですか!確かにそうかもしれません。
表示の効果は非常に大きいですね。だからこそ、偽った表示をしたくないと思っているのですが。。。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/06/26 23:30

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