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我が家の猫(♀・2歳半)は、肝障害で長期治療中なのですが、先日痙攣を起こし、血糖値を調べたところ、低血糖であることが分かりました。ここ数日の血糖値は、57~86くらいでした。現在海外に在住しており、日本の先生にセカンドオピニオンを求めたところ、インスリノーマの可能性を指摘され、調べてみたのですがあまり情報もなく、よく分かりません。どのように検査、診断をおこなうものなのでしょうか。また切除によって完治するものなのでしょうか。

A 回答 (2件)

初めまして。

どなたも回答していないようなので、わかる範囲でお答えしたいと思います。
まずインスリノーマについてですが、非常にまれな病気であるといえます。犬での報告が多く猫ではほとんど見られないといってよいと思います。私が知っているのは3頭ですが、みな犬でした。
検査についてですが、おそらく糖負荷試験というものを行います。ブドウ糖を静脈内に投与し、定時的に採血を行い、血糖値とインスリンの濃度を測定します。日本では人間用の検査機関でしかインスリンの濃度は測定していない(と思います。確かではありません)ため正常値が不確定なため、大学病院レベルでの検査になると思われます。(つまり自分たちで測定し、なおかつ正常な猫のインスリン濃度のデータを持っていることが必要なため)また、超音波検査のとても上手な先生(やはり大学の先生レベルで超音波を専門にやっていらっしゃる先生)ならば、ある程度の大きさがあれば、インスリノーマを見つけることもあります。CTやMRIでもわかるかもしれません。
ここでその疑いが強いということになれば、開腹手術をして..ということになります。私の知っている2頭は悪性でした。(もう1頭はかなり昔で...)
1頭は超音波で肝臓への転移が疑われていましたが、あまりにもひどい低血糖のため、状態の一時改善を目的とし、手術を行いました。手術時にやはり肝臓への転移が見つかり、それでもすい臓の腫瘍は取り除きましたが、低血糖から離脱できず1ヶ月もしないうちに死亡しました。もう1頭は順調に回復し、一時期退院しましたが再発し死亡しました。
悪性のインスリノーマの場合、肝臓に転移しやすいです。すい臓はご存知のとおり、すべて摘出することができない上に大小さまざまな分泌管などを傷つけないように腫瘍のある部分のみを摘出しなければならず、腫瘍のできている部分によっては腫瘍のみ摘出することすらできないこともあります。
また。手術後も膵炎を起こしたり、血糖値が不安定になるため24時間体制の監視のもとで手術後の管理にあたらなければなりません。
以上のことから考えると、日本では大学病院レベル、それもどこでもいいというわけではなく、その病気に詳しい先生がいる大学病院ということでかなり限られた施設でしか行えないと思います。(きちんとした管理の下でと思うのなら...ということです。手術自体はある程度のレベルがあればできると思いますが、その後の管理が非常に難しいと思います。)
すみません長々と書きましたが、とりあえずインスリノーマについてはこんな感じでいかがでしょうか?さらに続きます。m(_ _)m
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しかもその2頭は何もしていない状態でいずれも血糖値は測定不能でした。

(測定限界が20なのでそれ以下。)ちょっと歩いただけでも、低血糖発作で倒れるため、24時間甘いものを身近に常備し、常に食べていなければならないため、肥満傾向になります。
猫でもインスリノーマか?と疑われたのもいました。実際に血糖値がかなり低く超音波でも膵臓に腫瘍のようなものが認められたため、同様に手術となりました。しかしこちらは病理検査の結果、膿が膵臓にできたものと判明し、その後は順調に暮らしています。
膵臓に腫瘍があり、低血糖になっているのだとしたら、それは一回ですまないと思います。事実、この3頭は常に糖分を与えなければ一日に何回も低血糖発作で倒れていましたから。
ちなみに低血糖発作の動物に充分な量の糖分を静脈内注射をすると、電池の切れたおもちゃが新しい電池をもらって動き出すがごとく、何事もなかったかのように回復します。(その後具合が悪そうな状態はあまり持続しません。低血糖発作を何十分にもわたり放置したのなら別ですが...)
では、何が考えられるのか?
長い間肝臓の病気を持ち、治療中ということから推測するにはやはり肝臓のからくる可能性が一番高いのではないかと思われます。肝臓は解毒のほかに、糖分を貯蓄するという働きもあります。肝臓の状態がわからないのでなんともいえませんが、肝臓が悪ければ、糖分を蓄えておくことができずちょっとしたストレスなどで糖が必要になったときに、一時的に低血糖になることも考えられます。また、アンモニア、総胆汁酸といったものは測られたでしょうか?解毒がうまくいかないと、これらの値が高くなり、発作を起こすこともあります。
膵臓に何らかの炎症などを起こしていても低血糖になることもあります。
これらはすべて否定されたのでしょうか?ちょっと気になったので付け加えさせていただきました。
また、これは私の経験であり異なる状態を経験された方もいるかも知れないので、あまり鵜呑みになさらないでください。
長々と申し訳ありませんでした。
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この回答へのお礼

本当に詳しいご回答をありがとうございました。検査でさえとても大変なのですね。日本でも専門性の高い先生や施設でしか検査や手術は難しいとなると、私が今住んでいる国では到底対処できないと思います。ただ今のところは、kirichan8さんが補足説明してくださっているように、肝臓など他の原因も考えられますし、出来る限り原因を探し、治してあげたいと思います。インスリノーマという一つの可能性については、色々勉強になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/01/31 10:30

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