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質問はタイトルのまんまです。
世界史の教科書を読んでいると、キリスト教は戦争ばかりしていませんか?
相手は異教徒だったり、考え方は違えど同じキリスト教徒だったり、ヨーロッパ史の戦争はキリスト教関係ばかりです。
私は幼稚園がキリスト教でした。
小学生の頃は日曜学校にも行っていて、ページェントもやりました。
そこで習ったことはなんとなくですが今でも覚えています。
「右頬を殴られたら左頬を差し出せ」
「たとえ気に入らなくても一生懸命あなたの隣人を愛しなさい」
「求める者には惜しみなく与えよ」
たしかこんなことだったと思います。
先生からはこれらの言葉やイエス・キリストの最期を通して、嫌な相手を憎むのではなく愛して許すことや人を傷つけてはならないということを教えられました。
子供ながらに「イエス様って優しいなぁすごいなぁ」と思ったものです。
神様(いわゆる天の上にいて私達を見守っているもの)はいないと思っている今でも、イエス・キリストのそんな考え方は尊敬しているし、実践できたらいいなと思います。(そんなに心が広くはないのでまだ出来てませんが。)
熱心な信者でもない私がそう思うのに、何故信者の彼らが「隣人を愛する」ことができなかったのでしょう。
「右頬を殴られ」たかどうかは知りませんが、彼らは「左頬を差し出す」どころか虐殺までしてますよね。
信者なら他人を傷つけるのを善しとしないキリストの教えを知らないわけないでしょうに…
どなたか、なるべく分かりやすく回答お願いします。
キリスト教に関してほぼ無知な上にあんまり頭良くないので…
A 回答 (26件中21~26件)
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No.6
- 回答日時:
過去のいかなる戦争においても、宗教が、直接の原因となった物はありません。
宗教紛争は、他のなんらかの原因により起こった紛争を、自分たちを正当化するために持ち出したものです。
つまり、宗教は、政治に利用されたにすぎないのです。
そういった事をまず理解してください。
また、いかなる過去の宗教組織も、政治と完全に分離しての存在はできませんでした。
そのため、政治の動きに宗教組織も影響され、行動しました。
キリスト教やイスラム教が、紛争・戦争に明け暮れているのは、宗教に起因する問題ではなく、政治勢力がそれだけ複雑である事の現れです。
回答ありがとうございます。お礼遅れて申し訳ありません。
つまり、植民地獲得のために異国を攻めるとき、「あそこの神様はキリストじゃないから倒すの!」と言って攻撃する…ということですか?(理解力低くてすみません)
やっぱり宗教は政治に利用されてしまうものなんでしょうか。…嫌だなぁ
No.4
- 回答日時:
>相手は異教徒だったり、考え方は違えど同じキリスト教徒だったり、ヨーロッパ史の戦争はキリスト教関係ばかりです
キリスト教成立以後、ヨーロッパの主要な宗教はキリスト教だけになりましたから、キリスト教を信じるもの同士が戦ったのは当然です。
またいかなる宗教でも他宗派・他の宗教を本当に認めているわけではありません。よくこれを一神教としてのキリスト教のありかたに帰する意見がありますが、むしろ宗教というものがそもそも目に見えない何かを前提にする性質のものである以上、それを認めるかどうかは決定的な分かれ目で、そういうものにいろいろやりかたがあってあれでもいいけどこれもいいよ、っていうようなことでは教団が維持できません。従って個人の信仰としてはともかく、教団というものは他宗派・他宗教の否定を本質に含んでいるものです(そうでなければ消滅します)。
また、イエス自身の考えと、キリスト教は違います。
キリスト教は旧約聖書を継承しており、この中ではむしろ戦争と復讐、陰謀と破壊が繰り返されています。
そういう事を繰り返しながらいわばローマの植民地の中の地方勢力としてユダヤ教の体制があった、その状態に抗議したのがイエスなのですが・・・・(どこぞの国と似ているかも・・・)
ですから旧約を根拠にすればいくらでも戦えるわけです。(少々大ざっぱですが)
つまるところイエスが凄いからといってキリスト教が凄いとは限りません。
無論キリスト教の中にもイエスのすぐれた面は全く受け継がれていないのではありません。まさにその隣人を愛する、という考えがヨーロッパの福祉の起源でもあり、ノブリス・オブリジェ(高貴なるものの義務)、なんてのも鼻持ちならないとはいえこのあたりから出た考えです。金持ちや高い地位にある人間は、その分をみんなに還元しなければならない、なぜならそれは結局神様から与えられたものであるからだ、という論理。こういう点は見習いたいものです。
「キリスト教思想への招待」田川建三
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4326153 …
という本があって、独特の立場の人なのですが、キリスト教のすぐれた面とは何かを真剣に考察した本です。ぜひ一読を。
回答ありがとうございます。お礼遅れて申し訳ありません。
勝手に個人が信仰するのと、教団が布教していくのとではやはり違いが生まれてしまうんですね。仕方ないんでしょうか。
旧約聖書はちゃんと読んだことないです。そんな汚いこと書いてそうには見えませんけど…
紹介して頂いた本もいずれ探してみようと思います。
No.3
- 回答日時:
全くもって、嫌になりますね。
luneiさんが感じた通り、どんな美しい宗教、倫理観が存在しても、そこに血が流れます。人間の歴史は、血を以って成立しています。博愛のキリスト教が争いの種になったのは、政治が介在したからです。利権を争う場面で、宗教をイデオロギー的な要素で使用したわけです。
争いに便乗した信者にも疑問や抵抗はあったでしょうが、形而上の神とともに、当時の「王」は絶対的な権力者であり、逆らうことは考えられませんでした。
以上のように、政治と絶対的権力が、利権争いの中にキリスト教を持ち込んだ、ということになります。
回答ありがとうございます。お礼遅れて申し訳ありません。
やはり政治・権力ですか。嫌だなぁ。
当時の王って戦争中の天皇みたいなものだったんですかね。
でも死を覚悟ながらも信仰を続けた、鎖国時代の「隠れキリシタン」の根性を見習ってほしいものです。(ちょっと状況は違うかもしれませんが…)
No.2
- 回答日時:
宗教に詳しい者ではありませんので素人の意見です。
キリスト教は、“自分達の信じる神様だけが正しい”と考える唯一絶対神の思想ですから、他の宗教を信仰する異教徒や宗教を信じないような人たちは基本的に間違っている、と考える傾向があります。
それが極端になると、十字軍のようなキリスト教による一方的な異教徒弾圧に繋がるのではないでしょうか。
それに比べて日本は昔から“八百万の神々がいる”と考える宗教観なので、キリスト教でもイスラム教でも仏教でも何でも許容してしまう度量の広さがあります。
昔、ヨーロッパでは時の権力者とキリスト教とが強い結びつきがありました。
キリスト教の布教という名目で世界中に伝道師が散らばって行ったようですが、実際にはキリスト教の伝導とともに強国の力によって各地を植民地として支配する役目の一環も担っていたようですね。
キリスト教は決して博愛主義という奇麗事だけの宗教ではないと思います。
回答ありがとうございます。お礼遅れて申し訳ありません。
ちょっと前にひと騒動あったイスラムの方の宗教も「神様はひとりだけ」の思想でしたね。
やはり人間は自分の信じるものと矛盾するものを排除しようとする性質があるんでしょうか。
そのために自分がやっていることが信じるものに矛盾してるのに…
No.1
- 回答日時:
「人の上に人を作らず・・」と言った福沢諭吉は、娘の選んだ男性を「身分が違う」とダメ出ししたそうです。
ギリシャの時代、平和で平等な社会があり文化が発達しました。ただ、奴隷は人にあらずです。
普通選挙。平等な選挙でしたが、最初は男だけに選挙権がありました。女は人にあらず。
いつの時代もそうでしょう。隣人とは仲間のことであり、敵は別です。悪魔(=敵)という概念を持つキリスト教はその成り立ちからして博愛はありえないでしょう。また、人を崇高な存在とするキリスト教は、どうぶつを下等とします。
一方、仏教では、自分自身の悟りをその旨とし、他との関係によって自分を考えることをしません。博愛に近い境地に達すると思います。仏教では一切の殺生を禁止しているため、動物、虫すら大切にします。ただし、もちろん、歴史的に仏教も多くの血を流しています。
政治的に利用された宗教と、純粋な信仰とは切り離して考えたほうがよいと思います。
回答ありがとうございます。お礼遅れて申し訳ありません。
まさか福沢さんが…ちょっとショックです。
そういえば日本史で仏教関連の争いも多かったですね…宗派の違いやら朝廷との関連やら。
政治が絡むと、子供に教えるような「綺麗な」ものではなくなってしまうんでしょうか…嫌な話ですね。
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