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Celt(e), centaur(e), triceratops の発音は日本語ではケルト、ケンタウルス、トリケラトプスですよね。でも、英語やフランス語では[ce]は[s]の発音でされるようです。この日本語の[k]の発音はどこ由来のものなのでしょうか。ギリシャ語かなと予測していますがどうでしょうか。

A 回答 (2件)

Celt(e), centaur(e), triceratops はギリシャ語に由来します。

はじめ2つはそれぞれΚελτοι、Κενταυροsとして古い文献にでてきます。triceratopsは近代以降の造語ですが各部分はギリシャ語です。ギリシャ語では古代以来現代に至るまでκ(カッパ)は[k]の発音です。

No.1の回答者様がお書きのとおり、κはラテン・アルファベットに転記するときはcとすることがローマ時代以来の習慣です。現在も西ヨーロッパのほとんどの国の言語でギリシャ語起源の新造語を作るときはこれに倣います。生物の学名など「新しいラテン語」の単語を作る場合も同様です。

日本では学術用語の読み方は原則的に原語での発音を尊重することになっています(例外多し)。

またCentaur(e) のように古代ギリシャの神話や文学に登場する人名や神名は、英語やフランス語から翻訳する場合でもギリシャ語の綴りと発音に則した表記がされることが普通です。

日本では第二次大戦前までドイツ語の影響がとくに学術分野で強かったことも「ケ」の発音が定着したこと無関係ではないでしょう。ドイツ語ではKelts、Kentaurのようにギリシャ語のκはkに置き換えられます。

ギリシャ語から直接か、古典期ラテン語発音の再現か、ドイツ語を経由してか。この3つが可能性として考えられますが、「ケルト」がどれに相当するか決めるのは難しいですね。
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この回答へのお礼

学術用語の輸入規則が大きく働いているようすですね。単語の最初の輸入車の考え方ひとつで読み方も左右されてくる気がしてきました。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/02/06 22:54

ラテン語に由来します。

ラテン語のcはkという音を表し、eやiの前でもsの音にはなりませんでした。
そうですね、ギリシャ語のκ(カッパ)はラテン語では多くはcで表され、ラテン語の子孫であるフランス語ではeやiの前では音価がsに変わり、それが英語にも取り入れられたのだと思います。
kという文字はもともとはフランス語にありませんでした。英語やドイツ語などの借用語を表すために導入された文字です。
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この回答へのお礼

いつも回答ありがとうございます。
綴りの方はκ→cと変化した方が、音声はもとに近い音として輸入されたわけですね。

お礼日時:2006/02/06 22:50

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