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後期高齢者である患者が80日間ほどの入院(大学病院)で支払った医療費の合計額が約50万円。純粋に売り上げとか病院経営という点だけに絞った場合、この患者この医療費は病院にとってどうなのか(例えば、利益の出る患者から赤字になってしまう患者までを五段階に分けた場合どの辺に位置するのか)、というのが質問です。
 
 病状は、脳梗塞・肺炎などで寝たきり状態、主な治療内容は中心静脈カテーテル・痰の吸引・酸素などです。(転院後死亡) 
 全期間とも個室だったのですが、入院後間もなくMRSA感染が判明し個室料は免除になりました。(これだけで?赤字?ということになりますか?)
 
 私は医療費の基本もなにも理解できていないので、このような質問が成り立つのかどうか分かりませんが、必要があれば補足いたします。

A 回答 (2件)

>入院初期のころはともかく、長引いてからは転院してほしいという病院側の様子が伺えたので



病院にはそれぞれ、目標とされる入院患者の平均在院日数が定められています。大学病院の場合は、最も短い21日・あるいは17日でしょう。これを超えると、病院には収入が減らされるなどのペナルティが課されます。そこで、病院は(患者さんの病状にかかわらず)やっきになって退院させようとします。

大学病院のように平均在院日数が短く設定されていない病院でも、入院基本料は入院日から14日間が最も高く、それ以降は徐々に安くなっていきます。よって、やはり「長期入院患者は儲からない」という公式がどの病院でもできあがります。

また、大学病院では、これまでの「出来高払い」ではなく「包括払い」が一部で導入されています。厚生省は、将来的には大学病院だけでなくすべての病院でこの制度を適用したいようです。

これは、簡単に言えば、例えば「肺癌の患者に払うお金は、実際の治療に関わらず1日1万円」と決めるようなものです。このような制度のもとでは「実際に」お金がかかる患者ほど嫌われます。1日5万円の治療を行おうと、1日千円の治療を行おうと、もらえる額は同じなのですから…。つまり「重症患者」が嫌われることになります。

>保険制度の元で病院が赤字に苦しむということがどうにも理解できません。

上記に説明したような制度があるのは、ひとえに国が医療費を減らしたいがゆえです。(とにかく患者を入院させたり病院に来させたくない)

よって、この制度に逆らい、入院の必要がある患者さんを期間にかかわらず入院させたり、包括医療であるにもかかわらず「必要な医療を必要なだけ」提供するような「良心的な」病院は赤字に苦しむことになります。

http://www.ichiba-md.jp/wakaru/houshu5.htm

http://hodanren.doc-net.or.jp/kenkou/sinryouhous …

http://www.scn-net.ne.jp/~shonan-n/news/020803/0 …

http://www.med.oita-u.ac.jp/hospital/DPC/toshin. …

この回答への補足

ご紹介のサイトは今後も利用させていただきます。ありがとうございました。

補足日時:2006/02/19 15:52
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。お礼が遅くなり申し訳ありません。

 参考URLをざっと読ませていただきました。大まかなイメージはなんとか掴めたような気がしますが、正直に言って深い森の入り口で奥をのぞき込んだような気分です。『湘南新聞』の内容については経験と重なる部分が多いのですが、病床数削減の記事などを見るとまた根本的な疑問が湧いてしまいます・・・。
 体験によって医療に対する考えはさまざまだと思うのですが、私の場合は普通の人と少し違って、父の最期の入院で不必要と思える治療を強要されるように感じました。それが、一言でいえばお金(医療費)の問題だと思ったのです。恥ずかしいことに大病院が経営の問題を抱えているとは思いもよらなかったので、あの「個室料免除・80日間で50万円弱」が病院にとってどうなのかを知りたいと思ったのが質問の理由です。

>やっきになって退院させようとします。
 
 治療らしい治療が少なくなってくると(個室ですから)居づらさもありました。ごく一部ですが、看護師の嫌がらせも出てきて、何となくそういう方向(転院)にもってゆくのかなと感じました。 
 
>「包括払い」

 上記のような高度医療を担う病院で亡くなる直前まで厳しい治療を迫られた経験(胃に穴をあけて栄養を入れるとか)からすると、転院先の老人病院の「包括医療」には安堵の気持ちも大きかったです。入院費は高く看護体制はかなり落ちるので中長期は無理ですが…。

お礼日時:2006/02/17 16:22

支払った医療費の合計額が約50万円とのことですが、80日間の入院なら1日当たり6千円という計算になります。

病院に入院すれば1日1万円以上かかるはずですので、健康保険(老人医療)から病院に払われる分が含まれていないのではないでしょうか。
大学病院であればたいてい内訳の入った請求書を出しているはずですので、各月ごとに保険総点数、一部負担金額、入院時食事療養費標準負担額、保険外の自費分がいくらか分かりませんでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
 長い入院だったので請求書を三回いただき、その医療分ではなく請求金額の合計が50万円弱という記憶ははっきりとあります。当時は精神的にゆとりがなく、詳細を見ても理解できそうにないので放置してしまいました。親に問い合わせてみたのですが、わずか一年ほど前のものにもかかわらず請求書を廃棄してしまったようなのです。ただし三回に分けて合計五十万円弱の金額を実際に支払ったのは確かなようです。補足すると言っておきながら肝心なところで不備があり申し訳ありません。
 入院初期のころはともかく、長引いてからは転院してほしいという病院側の様子が伺えたので、経営的には良くない患者だったのかなという思いがしています。
 保険制度の元で病院が赤字に苦しむということがどうにも理解できません。その辺をやさしく解説しているサイトや書籍などご存じでしたら、回答者さんに限らず紹介していただけないでしょうか。

お礼日時:2006/02/15 16:01

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