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今読もうとしている本のいちばんはじめに、

「中国という名称には日本を東夷と蔑む概念が含まれているため、本書では中華人民共和国を中共と記し、歴史的及び地理的名称としてはシナを用い、人種及び国籍を指す場合は中国人と記している」

と書いてありました。

この本はタイトルだけで選んでしまいましたが、私が読むには少し難しい本だったのかもしれません。

でも中国という名称は一般的に使われていると思うので、このように記載してあるのはどうしてなのか、どなたか、わかりやすく教えていただけないでしょうか。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (13件中11~13件)

中国という意味はNo2の人が言っているとおりですが、本の著者の意図は、ちょっとわかりかねます。


正直、そのくだりからは、なんとなしに中国に対する侮蔑のようなものが見て取れます。
シナという言葉が蔑称かどうかはさておいて、中国人がシナ人とか言われるのを嫌うのは確かです。また、日本で意図的にこの言葉を使うと、侮蔑に近いニュアンスがあるのも確かです。

他人の思想までどうこう言う気はありませんが、「中国は日本に比べて経済的に劣っている」「日本のほうが中国よりえらい」という一種の驕りが入っているような気がします(東夷と蔑む概念が云々は、イモ付けのような気がしてなりません。)。
シナとかそういった言葉を、わざわざ使う人は。まあ、にくったらしい人に対して使うならば、私もわかりますが、中国人全員をシナ人とか呼ぶ考えには、正直理解しかねます。
その本がどういった本なのかわからないので、実際の意図はわかりかねますが・・・

なお、シナという言葉については、インドのほうの言葉でして、中国のあたりのことをシナとかシナスタンと言ったのが始まりです。スタンは、地方のことですね。アフガニスタンとかのスタンと同じです。つまりシナ地方のこと。
シナという言葉の語源については、中国初代統一王朝である秦の音を発祥としている説が強いです。
歴史から考えれば蔑称ではないのですが、中華民国が成立してすぐのころに、日本に対して「支那と呼ばないでくれ」と公式に通達がありましたが、日本はこれを完全無視した経緯があります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
本のはじめに書いてあったのは、私が引用した部分だけではなく、年号表記や公職者の表記についてなども説明がなされていました。
わからなかった部分を抜粋したので、中国のことだけになっています。

内容的には、アメリカの二大政党の傾向と世界戦略の違い、日本との関わりを書いたものです。

私はシナという言葉を差別語だと思っていないので、なぜ歴史的・地理的にだけシナを用いるのかという疑問もありました。

>歴史から考えれば蔑称ではないのですが、中華民国が成立してすぐのころに、日本に対して「支那と呼ばないでくれ」と公式に通達がありましたが、日本はこれを完全無視した経緯があります

ここがちょっとわかりません。
日本が通達を完全無視したことと、「歴史的及び地理的名称としてはシナを用い」ということが関係あるのでしょうか?

だから、歴史的及び地理的にしかシナを用いないのです、ということでしょうか?
もしよろしければ再度の回答をお願いしたいと思います。

お礼日時:2006/03/25 02:06

昔の中国では中央から見て、東西南北の土地の事を


東夷、西戎、南蛮、北狄と呼んでいました。

そのため、中心を意味する中国という名称と
東夷などの差別用語とセットになっていると考えられます。


また、中国には文明の中心という意味があるため、
その名称を外国の人間が使用すると、

中国が文明の中心であり、
自分が文明の中心から外れた場所に住んでいる事を認める事になる。


と考える人がいるからではないでしょうか?



元々『東夷』という言葉は差別用語ではなかったらしいのですが、
19世紀に外国から『夷』という文字は差別用語だとクレームがついた事もあって、
完全な差別用語になってしまったようです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

なるほど、著者の考えでもあるのかもしれませんが、いろんな考え方をする人がいることを認めているからこその記載かもしれないですね。

なんか、納得できました。

お礼日時:2006/03/25 02:12

恐らく中国という略称ではなく、中華の部分を重要視(?)したのだと思います。


中国は、古来より我が国こそ中(中心の"中")で華やかだとしてきました。
一方、他国を南蛮(野蛮の蛮)、東夷(夷は野蛮人の意)、
蒙古(蒙は、道理にくらい-バカの意)等とみなしてきました。
これを中華思想といいます。作者は、それを忌避したのでしょう。

中共(私も、その作者に倣うとしましょう)の歴史・地理的名称としてのシナは
決して蔑称ではありません。中国で仏典を漢訳する際、インドでの呼称を音訳
したもので、元々は中国人自らがそう呼んでいました。
また、中共は王朝がたびたび変わったので、それらを統一して指す時には
シナという名前は便利だったのでしょう。
中国人がシナの名を嫌がる傾向にあるのは、「ガイジン、ガイジン」とからかわれた
外人が嫌な思いをするのと同じで、「シナ人、シナ人」と
からかわれた中国人も嫌な思いをしたからだと思われます。

参考URL:http://kan-chan.stbbs.net/word/pc/sina.html
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

ネットで東夷を調べたら、中華思想もふくめて説明がありましたが、それと、「中国」との関わりや、「概念が含まれているため」というところがわからなくて質問してみたしだいです。
#2の方の回答と一緒に考えると、中国=中心の国=中華思想 ということなのですね。

私は中国人がシナって呼ばれるのを嫌がるというのは、シナと呼ぶのは差別からなんだよって日本の誰かが中国人に言ったからか、逆に、日本の誰かがシナと呼ぶのは差別からなんだよって日本人に言ったのだと思ってました。

同じく#2の方の「夷」が差別用語になってしまったと書かれているように。

言われなければ、教えられなければ、双方気にもしてなかったのに、差別なんだよって言われたり、教えられたりした途端に、そうか、と、差別語を使う人って思われたくないから差別語として認識して使わなくなってしまい、それが定着しちゃう、みたいな。

私には逆に差別を生み出しているように思えます。

お礼日時:2006/03/25 02:04

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