No.8ベストアンサー
- 回答日時:
2千年前にイエス(イエズス、ジーザス、キリスト)本人が言ったことと、
「キリスト教」というものは違うと理解したほうが良いでしょう。
現在の聖書も過去に何度も都合の良いように削られたり、
付け加えられたりしています。
イエスの教えをなんとかローマの国教にしてもらおうと、
一部の弟子がいろいろがんばりすぎたのかもしれません。
また、ある段階からは階級・特権意識がでてきてしまい、
本来イエスが解放したはずの
教義にがんじがらめのおかしな状態に戻ってしまいました。
本物のイエスの信者なら、戦争なんて行かないでしょう。
イエスに戦争に行けと行っても行かないでしょう。
「それであなたが本当に幸せを得るなら」と微笑み、
あるいは
「彼は自分が何をしているのか判らないのです。」と哀れんで、
撃たれて死ぬでしょう。
私はそう思います。
>本物のイエスの信者なら、戦争なんて行かないでしょう。
・・・ですよね。本当にそう思います。
1年程前のNHK特集も思い出します。カトリックかプロテスタントかは忘れましたが、アメリカの教会の牧師がイラク戦争に行くというものです。「自分はイラクで子供を撃たなければならないかもしれない」と嘆いていました。いくらなんでも牧師自ら・・・。
あれを見た時は本当にその宗教に対して絶句でした。
No.7
- 回答日時:
あまり色々歴史に詳しくないカトリック信者(幼児洗礼)です。
確かに聖書では戦争はいけない・・・と言っていますが、宗教が政治に絡んできたりしてしまうと宗教ってその本質を失いかけたりしますよね。
神の教え<人間の欲になってきたり・・・。
確かにカトリックは昔悪いことをたくさんしてきたと思います。前教皇様もある程度の間違った歴史に対し謝罪していましたし・・・。
もし今第二次世界大戦の時の日本のように戦争が起きて自分が戦地へ行かなくてはならなかったら・・・。
行くと思います。神様も大事ですが行かないことによって家族が周りの人から嫌な事をされたりするくらいなら・・・。
結局長年の教えも大事ですが目の前の者の方が大事だったりすることもあるんだと思います。
人間100%な人はいないし、弱い者ですから100%神の教えを守れる人って少ないと思います。
でもやはり・・・神のご加護を受けたいと思うのだと思います。裏切ってしまって申し訳ない、でも許されることならな守ってください・・・・と。
100%捨てることも出来ない、100%守ることもできない・・・。
ただでも本当は神様を裏切りたくはない・・・とどのカトリック信者も思っているのだと思います。
だからカトリック信者なのだと思いますし。
幼稚な考えで申し訳ございません。
>100%捨てることも出来ない、100%守ることもできない・・・。
個々の信者の方はその葛藤があるんですね・・・。
ただ、ひたすら考えてしまうのは、牧師自ら戦争に関わる、これが納得できないのです。No2、No6の方への「お礼」にも書きましたが。
No.6
- 回答日時:
宗教的指導者による「神のご加護がありますように、、、」と兵士を送り出すあれは、敵国の兵士にも向けられた宗教の教理に根ざした尊い行為であるはずはなく、自国兵士の戦意高揚と不安の極限にある兵士に心ばかりの慰めとして、軍-国家から要請、指示されて行っているものです。
むしろその行為は兵士の弱気や迷いを断ち切るのを目的とし「戦って来い!敵を殺してこい!君は祖国の誇りだ!」と兵士の背中をポンと押す国家の意向を代弁した役割以外の何物でもありません。たとえ宗教指導者個人の胸の内にそれとは違う思いがあったとしても、です。キリスト教は植民地を作ることには貢献しましたが開放には役に立たなかったし、戦闘時の士気高揚には貢献しましたが戦いを止めさせることには役に立たなかった、というのもまた現実です。
私はカソリックではありませんが、
戦争とは国家の方針ですから国民であればその方針に従うまでで、その時自分が信仰している宗教の教理がなんであるかという事は特に問題ではなく影響されない、というのが大方のカソリック信者の考え方だろうと思います。考え方というよりも大昔からの当たり前の認識というべきでしょうか。個人の信者として悩みは当然あったでしょうが、「啓蒙主義」の進んだ近世以降のヨーロッパ社会とそこから波及した文明の中で生きている人にとって、少なくとも彼らの社会全体に行き渡っている社会通念として「国家」は、その中の内輪の集まりである「宗教」の上にあるべき存在と見なされていたはずです。
国家>宗教 この原則に至っていない宗教の場合、逆に戦争を拒否して(国家の命令、方針を無視して)、自分の信仰するドグマにのみ忠実たらんとするのであれば、それは自分の信じる対象だけを絶対視し、あらゆる局面において国家や法や何よりも信仰を優先させるという事ですから、場合によっては極めて反社会的カルト教の資質を持った考え方であるともいえます。
つまり「平時」において社会の中で、国家>宗教 の原則に則って“国家の法を遵守”しているからこそ、「戦時」においても“戦時における国家の法を遵守”して戦争に行くという、法に準じた行動をとるべくしてとるのです。国家の中で反社会的ではない宗教を信仰しているからこそ、国家が戦争になればなんの躊躇も無く戦争に行く、、、、こうした国家と宗教とを分け隔てる論理性を、いかにも行動と教理とが一見矛盾しているかのように捉えてしまう、どこかやり切れない思いを感じてしまうのは日本人の日本人たる宗教観所以なのでしょう。
(こうした質問を日本人カトリック信者にする意味はないかもしれないと思います。「私は戦争に行くことを拒否する」との回答があったとしても、その多くは本人が気付いていなくとも戦後の反戦教育の賜物であるかもしれないですし、カトリック信者としての教理を優先させた回答かどうかを見極められるものではないからです。また台風はその中心にいる者に台風のなんたるかは見えないものですから。)
なるほど。
聖書の教えに反して(妥協して)戦争に行く。これは周りの民衆に対する恐れ(非国民呼ばわりされる恐れ)からあり得ることだと思います。
ただNo2の方への「お礼」にも書いたのですが、戦争に行かないで'がんばる'人に「神の保護がありますように」となるべきではないか、行く人達を祝福する(自ら首を突っ込んで事態に関与する)という行動を教団として行なうというのはあるまじき行為ではないか、と思ってしまうのです。
No.5
- 回答日時:
>何だかおかしな話ですよねぇ 教えに反するというか
教祖と教団経営はまるで無関係です
キリストが今生きていたら、キリスト教を見て気絶しますよ。
千利休も自分の名前を名乗る茶道をみたら泡吹いて気絶すると思いますが。
昔は、宗教は社会そのものであり、教団は国家よりも深く民衆の社会構造に食い込んでいるケースもありました。
宗教=政治であり、宗教=芸術であり、宗教=軍事力であったのです。
社会を運営するために、昔死んだ偉い人の言葉を書き残した本を利用しただけです。
教祖の思想やメッセージは、あくまでもその集団の発端でしかありません。
その後、宗教が力を失い、科学や芸術、政治が宗教から離れてゆきました。今は社会でこぼれたものを修復することが目的のようになっていますね。
信仰は個人が行う物ですから、教団経営とは離して考える必要があります。
教団経営のためには殺人や戦争が必要であった時代もありましたが、その当時でも個人レベルの信仰では、殺人や強盗の奨励はしていなかったと思います。
>信仰は個人が行う物ですから、教団経営とは離して考える必要があります。
教団経営のためには殺人や戦争が必要であった時代もありましたが・・・
オ○ム教と変わらなくなるような・・・(ちょっと厳しすぎますかね、そこまで言ってしまったら)
No.4
- 回答日時:
私はカトリックではありませんが、宗教関係に興味を持ち、その関連のブログを書いている者です。
カトリックの場合、解釈に非常に柔軟性があり、かつ他人から強制される物ではありません。
教義においても、聖書を厳格に解釈するのか、参考程度にするのかは、個人の自由です。
このへんのおおらかさが、カトリック信徒数10億人の秘訣となっています。
またカトリックの場合、慣例を重視するのも特徴です。
実際は、聖書の記載よりも慣例を重視します。
この事が、ルターのカトリック批判につながり、後の宗教改革へとつながります。
そのため、聖書を厳格に解釈するのは、プロテスタント側です。
ルターの福音主義は、聖書中心主義の事で、慣例よりも聖書重視の視点に立ちます。
絶対的平和主義を唱えるのは、プロテスタントのクエーカー教徒(フレンド派)や、メノー派、フッター派などです。
また、キリスト教原理主義を唱えるのもプロテスタントであり、ブッシュ大統領の属するバプテスト、最も原理主義の性格の強いペンテコステ派、最近原理主義的傾向を強めるメソジスト、など、アメリカを中心としたプロテスタントが、原理主義の中心をなしています。
1番の方が言われる事は、宗教改革以前の話で、現在ではあてはまりません。
カトリックの反宗教改革以降、状況は一転し、侵略を繰り返すのは、プロテスタント側です。
有難うございます。
なるほど、
>侵略を繰り返すのは、プロテスタント側
なんですか。
道理でブッシュ大統領は・・・・。
なんだか戦争に行くなら「クリスチャン」と名乗る必要はないんじゃないですかねぇ
No.3
- 回答日時:
この問題は、ローマ帝国でキリスト教が布教された当初からありました。
塩野七生さんの『ローマ人の物語』の何巻か忘れましたが、良心的徴兵拒否
を貫いたキリスト教信者の青年が、自ら役所に出頭して殉教する話が乗って
います。
もちろん、ただその青年を罰したわけでなく、青年の父親や役人が説得する
わけですが、その説得する中で
『(ローマ帝国の)兵士の中にも、キリスト教徒は大勢いる』
という趣旨の記述がありました。
この問題は、それ以後ずっと続いているわけです。
教理に関する内容なので、正確な見解は素人の私にはわかりませんが、この
質問の内容は、日本において王朝が成立してからの歴史よりも、さらに古い
歴史的問題であることだけは、理解してください。
私個人の見解としては、信者の判断にゆだねられているのではないかと思います。
(プロテスタントのクエーカー教徒は、第二次世界大戦において良心的徴兵
拒否をしたそうです。リソースはちょっと覚えてませんが、ご参考まで)
>信者の判断にゆだねられているのではないかと
なるほど。国の戦争に行ってもいいけど、それはどうもクリスチャンとは名乗れないのではと思ってしまいます。
というのもエホバの証人というグループがいますが、彼らは第二次世界大戦中グループとして聖書の教えに従い出兵を断固拒否、ドイツの強制収容所ではそのグループである事を示すワッペンのようなものを付けられ区別され厳しい刑を課されてもそのグループを名乗る限り妥協しなかったらしいです・・・。
というのを聞いたものですから。
No.2
- 回答日時:
カトリック教徒です。
第2次世界大戦にどんなことがあったかをもう少し深く考えてみると国と宗教の狭間で苦しんだ方は、沢山おりました。今なら拒否もできると思いますが、戦況のさなかに個人の選択ができるでしょうか。「神の保護がありますように」は、兵士にも相手方兵士にも同じ思いを込めて願っていると思います。
「自分の兄弟を愛せよ、戦争はいけない」とか「人間より神に従え」は命令でなく教えなのです。「汝の適を愛せよ」も「右の頬を打たれたら左の頬も・・・」にしても一行を一節には深い意味があるのですけど。
第2次世界大戦にアウシュビッツで家族のいる方の身代わりに餓死の刑を受けた司祭も、ナチスの兵士がユダヤ人をかくまったオーストリア人を銃殺刑にしようとした時、一人の兵士は銃を置いて一緒に銃殺されたことも(戦争の中でも人間性を失わないで生きた人は沢山います。敵味方とは関係なく)神の保護は貴方の上にもそして貴方にかかわる人全てにとの思いも込めて祝福するのだと思いますが。兵士が命を永らえて家族と再会できたかといえば2人の息子は死に妻一人待っていた家に戻ったという結末なのですが・・・・。答えになってませんね。すみません。
厳しい言い方になってしまうかもしれませんが、カトリック教徒で聖書の教え(命令ではないのですね、すみません)に従うと公にするのであれば、それこそ殉教の決意で出兵拒否をするはずでは、と思ってしまうんですよね。というか、少なくともそれに関わるべきではなく、むしろ戦争に行かずに神に従いますと決意する人に対して「神の保護がありますように」という方が正しいのではないかと思ってしまうのです。その辺りをカトリックの司祭の方にも聞いてみたいですね。
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