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インクジェットプリンタで写真などを出す時、印刷性能が720dpiとか1280dpiとかありますよね。
一方、写真の印刷画質で72dpiとか340dpi(ppi)とか言います。
Windowsは倍率変更しなければ、96dpiで印刷する様になってます。
(幅960ピクセルのファイルだと約25cm幅で出力)

720dpiの性能のプリンタ(古い家庭用)で500dpi(グラビア級だそう)の印刷なら性能に余裕がありそうですが、そうなんですか?

A 回答 (5件)

dpiをいう単位はドットパーインチですから、一インチ当たり何個のドット(点)があるかという意味になりますので、プリンタもデジカメも同じ単位です。



ただし、インクジェットプリントでは一つのドットではインク1色分の表現しかできませんから、4色インクのプリンタで表現できるのはドット単位で見れば、ブラック・イエロー・マゼンタ・シアンと紙の地色(通常は白)の5色だけになります。緑だの茶色などの色は表現できません。それで画像のプリントは出来ませんから、複数のドットを使って、色を表現します。したがって、720dpiのプリンタで表現できる画像は、ぜいぜい240dpi程度の画像までです。逆に言えば500dpiの画像をプリントするには、概ね1500dpi以上の解像力をもつプリンタが必要という事になります。
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おはようございます!


altosaxです。travelKENKEN さん、貴重な知識を本当にありがとうございます!
せっかくのチャンスですので、この機会に私ももっときちんとした頭の整理ができれば、と思いました(^^)

「1/3」の理解のしかたがどうもうまく飲み込めないのですが、これは単純にブラウン管のドットが三原色の3ドットになっているのと同じ原理で・・・と受取ってよろしいでしょうか?

>コダックのサイト
これは大変助かるありがたいサイトですね!
さっそく勉強してみました。
こちらの解説の
>出力解像度の4分の1または8分の1の解像度で画像データを制作すれば十分なクオリティー
という説明だと、機器の能力に応じた比率で、という相対的な解釈に受け取れる説明文なのですが、人間の肉眼の識別能力が600dpiだという点を考えると、一律に肉眼の限界の600dpi(または600dpi相当の極小点描の集まり?)で絶対的に頭打ちにしてもよさそうにも思えてしまってちょっと私も混乱気味です。
(^^;)
「機器の最高解像度に対して何分の一で…」という説明文になっているのはどんな法則からでしょうか?
(便乗で恐縮ですが多分質問者さんも同様に素朴な不思議を感じておられると思いますので)

>エプソンでもインクを重ねて吹くことは、私の知る限りではやっていなかったはずです
これは実はわたしが以前に質問をしたこちらのスレッドで教えてもらったものですが、
http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=666565
↑こちらの業界人さんの回答者さんによると1ドットに15から40回も噴射している、と書かれているんですが、その後に日刊工業新聞?だったかこの手の業界紙のサイトで、エプソンの技術部訪問記事のような特集がありまして、そこでも1ドットに対して多重に噴射して完成させている旨の技術的説明が挿し絵つきで出ていて、大変納得できた思い出がありました。
(そこのサイトに、エプソン独自の誤差拡散アルゴリズムのくわしい解説があったのをはっきり覚えていたので、#3を書く時に一生懸命探したんですが、どうやらもう更新消滅した様子ですごく残念でした…)
確かに印刷中にふたを開いて経過を観察すると、最初の一往復ではきちんと刷れていなくて2、3往復目にやっと絵になって出て来てくれている様子がわかりました。

>エプソンの方が綺麗だったのは、色調表現のソフトの差です
これが色調表現ソフト=エプソン製ドライバ、の噴射命令が1ドットあたり15-40回も吹かせた、という具体的なアルゴリズムのことをキャノンのご担当さんが観念的に言い換えて表現されたのではないでしょうか。
はっきりつぶつぶが見えるキャノンやhpでは、重ね打ちはあまり積極的にはやってなかった様子ですよね。

混ざらない顔料インクが主流の時代になってからは、ますます重ね打ちは無意味な手法となって、平面的な極小点描での勝負になってるんでしょうね…

またいろいろ教えてください(^^;
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No1です。

No3のご回答でよろしいかと存じます。インクジェット方式の欠点は、ドットに階調表現ができないことで(これを深度とご表現されいる)、インクの濃さよりも薄い色はドット単位では表現できないのです。ですから、例えば薄い黄色が欲しい場合には黄色を疎らに打って表現するのです。
altosaxさんが書かれてますように、人間の肉眼ではせいぜい600dpi、昇華型では300dpiで粒状性を感じないように一般的には300dpi程度でも十分なクオリティがあるように感じるわけです。
それで、疎らにインクを吹くことで薄い色を表現するわけです。そおのために使用インク色の多いプリンタでは、薄いマゼンタとかシアンを用意して薄い色を極端に疎らにしなくても表現できるようになっているわけです。ただエプソンでもインクを重ねて吹くことは、私の知る限りではやっていなかったはずです。一時、エプソンの方が綺麗だったのは、色調表現のソフトの差です。(これはキヤノンの商品開発に近い人から聞きました。ハード的には優れているはずだが、ソフトでエプソンに追いつけない)エプソンがインクが多いよう感じたのは、当時のエプソンのインクの飛ばし方では少量のインクの吐出が難しかったからでしょう。その結果隣り合うドットとの重なりがおきやすかった可能性はありますが、それは前述のように肉眼で確認できるレベルを超えた範囲での話ですから、それほど関係ないと思います。今はエプソンのインクの量も減っており、キヤノンのソフトも進化しましたので、両者の差は縮まって、嗜好の違いはあっても品質の差はほとんどないような感じになってます。

話を戻しますと色は3ドットで作れますが、階調の違いの表現は3ドットでは表現し切れませんので、実はプリンタ解像度の1/3の解像度でもたいていの画像はオーバークオリティなのです。特に3色機とか4色機では。しかし、中間色や薄い色を持つ多色機も多いですから安全を見て1/3程度を勧めているわけです。

コダックのサイト(http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/professional/q-link …)では、
「使用するインクジェット式プリンターの出力解像度の4分の1または8分の1の解像度で画像データを制作すれば十分なクオリティーのプリントを得ることができます。」
ともっと小さな解像度で十分と説明してます。
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>altosaxさんのは、


>エプソンは1ピクセルに黄と青と黒の3つを吹き付けたので、実際のきめ細かさがプリンタ性能で言うdpiと近くなったが、反面重なったインクで紙が湿気った、という感じでしょうか。

はい、どちらかといいますと、
プリンタに限った話をすると、プリンタにおける「ドット」には「深度」というものはない、
・・・というプリンタ設計上の考えがtravelKENKENさんの説明に近いのでないかなあ、と思うんですが
私も解像度1/3の法則については今回はじめて伺ったので、勘違いでしたらごめんなさい^^;
モニタ画面やデジカメ性能を「dpi」で表示するときには、この「ドット」には「階調の深度」がある点描画(つまりピクセル)ですので、正しくは「ppi」だと思って受け止めないと実体とかけはなれてしまう、ということになるんじゃないでしょうか。
しかし階調深度も、ビット数がいくらなのかが明示されないと、ほんとうの「見た目の綺麗さ」が評価できないんですよね・・・。
(極端な例で1ビットだと単純に点灯と消灯、オンとオフしかないので、強引に1ビットでフルカラーにしようとすると16万色のインクを揃えて数千、数万?dpiの点描画ドットの細かさにしないといけない勘定になると思うんです)


300dpiの昇華式プリンタが銀塩写真に匹敵できるのと同様に、たった72または96dpiのモニター画面表示も、これは24ビットや32ビットというものすごい数の階調深度(1ドットで2の24乗または32乗の階調深度)があるために「鑑賞に耐える」絵となって見えてくれている、と考えればよいと思います。

一方、プリンターが用紙にえがく点描画の場合は、「基本的には一ドットには(大体で)重ならない」前提で設計されていることが多いんですよ。
「誤差拡散法」というキーワードでいろいろ検索してみてください。
CMYKを誤差拡散のふるいにかけて、「つぶつぶ」というよりは実際は「にょろにょろ線」のようなCMYK描画をおこなって、「時々重なる」場合には、そのドットで階調深度が発生する、というのがプリンターの実体だと思っておくのが概念的には一番近いんじゃないかな?と私は理解しています。

キャノンやhpの数年前までの機種の印刷をじーっとよく見ると、カタログで謳っているスペック上では「何千dpi」なのに、実際の印刷結果では「つぶ」が見えるじゃない?・・・という結果になっていました。
一方、昇華式やエプソンのインクジェット式の場合は600から720dpiというスペックでも、とろりとしたなめらかな階調で写真が印刷できたので「高画質」に見えることから人気がありました。
エプソンの設計も誤差拡散なのですが、積極的ににじませて「ドット深度?」を実現したために、誤差拡散に特有のにょろにょろ模様はキャノンやhpほどはっきりわからない「写真画質」になっていました。

>実際のきめ細かさがプリンタ性能で言うdpiと近くなった
・・・といえるのかどうかわからないんですけど、私の#2で書きました力点は「ppiに近いことをしようとしたプリンタ」として昇華式とエプソンの古い方法を例に出してみました。
DTPの教本などを読むとたいてい、「dpiの法則」によれば人間の肉眼(目の良い人と悪い人で相当差がある筈だと思うのですが)では600dpiが識別できる限界、と定めているらしいんですよね・・・。
そうすると10年以上前のインクジェットプリンタで既に「つぶつぶ」は見えない建て前だと思うのですが、実際にキャノンやhpの2400dpiぐらいの機種の印刷サンプルを見ると「つぶつぶ」がまだよく見えておかしいなあ?と思った体験がありました。(私の納得のしかたとしてはこれらのプリンタは誤差拡散で発射したインク粒は原則的に重ならない計算にしているからだな、と認識しました。)

参考URL:http://www.f2.dion.ne.jp/~initialt/errdiffusion. …
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こんにちわ



これは本当にキツネにつままれたような気持ちになる問題ですよね・・・

家庭用インクジェットプリンタの印刷方式は、各社が色んな独自方式で競争していますが、「インキ粒の着弾面積で考えるdpi」と、「印刷結果の具合のよしあし」が全然一致しなくて困りますね。

例えば昇華式プリンタだと300dpiしかなくても、これがほぼ「ppi」に一致しているので、銀塩写真と同等な美しさの「出来栄え」として人間の目に映ります。

「dpiとppiが一致しない場合」については肉眼で粒が見えなくなるまで着弾面積を小さくしなければならない理屈なので、#1のかたがご回答くださっている通りになります。
(数年前までのキャノンやhpのプリンタがこの種の印刷方式になっていました。売り場のサンプルを見ると最近はちょっと良くなっているようです。)

エプソンのプリンタは古くから「dpiをppiになるべく一致させよう」という目論みで、着弾面積の1ドットが重複した場合には「積極的ににじませて混合してピクセル単位での色の深度を実現しよう」という方式になっていました。

逆に言えば、4色や6色しかないインクを「よく混ぜる」ことに徹したために、ドボドボになるほどインクを噴射しましたので、エプソン指定の専用紙でない場合には裏映りしたり紙がよれよれになったりする欠点がありキャノンやhpのファンからは徹底的にこきおろされていました・・・
(これもまた逆の足取りで、この批判が大きかったせいでしょうか、普通紙でも綺麗、をキャッチフレーズにして、エプソンもその後はキャノンhp的な方向に歩み寄った様子です)

この回答への補足

実際の紙でどうなるのか、ハッキリと分からないんですが、travelKENKENさんのおっしゃるのは、
「中間色を印刷するのに深緑であれば黄と青と黒の3つで表す、それで3ピクセルで始めて1つを表現できるので、印刷機のdpiは実質1/3(大まかに平均して)の性能になってしまう」って事でしょうか?

altosaxさんのは、
エプソンは1ピクセルに黄と青と黒の3つを吹き付けたので、実際のきめ細かさがプリンタ性能で言うdpiと近くなったが、反面重なったインクで紙が湿気った、という感じでしょうか。

PCは沢山の単位が出てきますが、その基が具体的に何なのか?なかなか分からないですよねぇ。

補足日時:2006/05/05 19:28
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