「平成」を感じるもの

Lowry法でタンパク質の定量を行いました。
その際にウシ血清アルブミンを使用しました。
なぜウシ血清アルブミンを使用したのでしょうか?
タンパク質を安定させるためなのはわかるのですが、なぜ安定するのでしょうか?

また、検量線を引いたのですが、なぜ検量線を引くのでしょうか?

A 回答 (2件)

Lowry法は蛋白の定量に使います。

蛋白がいくら含まれているかを、吸光度を測って調べます。(ランバート・ベアの法則)
そのためには、既知濃度の蛋白溶液を作っておかねばなりません。その材料として血清アルブミンが選ばれたので、これがミルクカゼインとか卵白アルブミンとかでも構わないわけです。
蛋白の濃度を数段階作って吸光度との関係を知る必要があります。これが検量線を作成する理由です。1点で構成する方法もありませが、多点の方が操作の誤差を少なくできます。

タンパクの安定化と血清アルブミンは関係ないと思います。安定的に入手できる標準タンパクだと思います。Lowry法が発色が安定している、というのは聞いたことがありますが・・・(何に比べてだったかな?)
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BSAを使っている理由は特にありません。

あえて言うなら「みんなが使っているから」です。
この手のタンパク質定量法は、あくまで標準物質として用いたタンパク質に換算してという考え方ですので、真のタンパク質量(絶対量)を測っているとはいえない場合もあります。(Lowry法はフェノール性水酸基をもつ残基で発色させていますので、BSAよりこれらが多い(または少ない)タンパク質は誤差を生じます)

ただ、同じタンパク質の多少(相対量)を測るには不都合がないわけで、そういう意味ではどんなタンパク質を標準に用いても構わないのです。
ただし、科学は他人が再現する必要がありますから、できれば皆が手に入れやすく、安価なものが好まれます。
その結果がBSAなんではないかと思いますよ。
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