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高分子の物質でシンジオやアタックティックなどの立体配置がありますが同じ物質で立体配置が違うとその物質の物性も変わってくるのでしょうか?

A 回答 (3件)

 立体規則性には大きく分けてアイソ(同一方向)、シンジオ(交互)、アタクティック(バラバラ)の3種類があります。


 
 ざくっと言ってしまうと立体規則性が変わることで分子鎖の形態(コンフォメーションとコンフィギュレーション)が変わるため高次構造(結晶構造など)が変化します。その結果として物性も変わってきます。

 例えば、ポリプロピレン(PP)だとアイソPPの融点は160℃くらい、シンジオは140℃くらい、アタクティックは融点なし。といった感じで物性は変わります。
 また一言で立体規則性と言っても、度合い(タクティシティー)があります。アイソタクティシティ80%などという表現をします(残りの20%はアタクティックだったりシンジオタクティックだったり)
 余談ですが、今日の技術では様々なポリマーでタクティシティーと立体規則性を自由に組み合わせることが可能になってきています。
 ちなみにここで紹介したPPの融点は、それぞれほぼ100%のタクティシティー。

 理解しづらい文章で恐縮ですが立体規則性ポリマーの雰囲気を感じていただけたら幸いです。
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 立体配置によって高分子鎖の対称性が変わってきますので、結晶化しやすさ等の物性も変わるはずです。


 一番簡単で代表的なものはポリプロピレンとかでしょうか。類似の質問も過去に出ているようですのでそちらも参考になるかもしれません。工業的にも非常に重要なところです。

参考URL:http://oshiete.eibi.co.jp/kotaeru.php3?q=885199
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普通に考えれば、変わるはずです。


劇的に変わるか、ほとんど変わらないかは高分子の種類によって違うだろうと思いますが、そのあたりのことはわかりません。
高分子の場合には重合度などの問題もありますので、立体配置のみが重要というわけではないでしょうね。
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