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無水塩化アルミニウムは大気中に放置しておくと6水和物になると思うのですが、この時の発熱量はどれぐらいですか?反応式も一緒にご教授頂ければ助かります。
また、塩化アルミ水溶液を中和し、アルカリ側に行くと析出があり、ゲル化しました。
この析出物は何ですか?[Al(OH)4]-かな?無水塩化アルミニウムを潰して溶液(中性もしくはアルカリ)として処理したいのですが、どうしたらいいのでしょうか?またその場合の式と熱量もあわせてお願い致します。

A 回答 (2件)

私も発熱量はわかりませんが・・・



> 無水塩化アルミニウムは大気中に放置しておくと6水和物になる

確かに、空気中の水分によって一部は塩化アルミニウムの六水和物に
なると思いますが、それほどきれいには反応してくれません。
というのは、空気中の水分との反応によって、揮発性の(というか気体の)
塩化水素が発生し、これが固体内にトラップされるとは限らないからです;

 AlCl3 + H2O → AlCl2(OH) + HCl↑
 AlCl2(OH) + H2O → AlCl(OH)2 + HCl↑
 AlCl(OH)2 + H2O → Al(OH)3 + HCl↑

ここで生じたAl(OH)3などに、別の無水塩の分解で生じたHCl、及び
空気中の水分が反応することで初めて六水和物になり得ます。
従って、先に気化してしまった分、HClは確実に不足するということです。

 Al(OH)3 + 3HCl + 3H2O → AlCl3・6H2O

 *計算上はこれで合いますが、実際には潮解状態となるので、実際に
  生じたものを「六水和物」といっていいかという疑問もあります。


> 無水塩化アルミニウムを潰して溶液(中性もしくはアルカリ)として処理

大量になると危険なのでお勧めはできませんが、どうしても処理する
必要があるということでしたら、捨ててよい雑巾などで結晶を包んだ
上から金づちなどで細かく砕いて、水道水を入れた水槽(→実験等で
冷却するときに使う方)に、様子を見ながら少しずついれていっては
いかがかと思います。
(熱だけでなく塩化水素や飛沫も発生するので、ドラフト内で行う)
 *雑巾を捨てる場合も、充分に水洗してからにして下さい。
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この回答へのお礼

参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2006/07/06 22:12

熱量はわかりませんので、反応式だけ答えます。


>大気中に放置しておくと6水和物になる
AlCl3 + 6H2O → AlCl3・6H2O

>塩化アルミ水溶液を中和し、アルカリ側に行くと析出があり・・
AlCl3 + 3NaOH → Al(OH)3 + 3NaCl
Al(OH)3がゲル状の沈澱です。

>無水塩化アルミニウムを潰して溶液(中性もしくはアルカリ)として処理したいのですが・・・
上式のAl(OH)3にさらにNaOHを加えれば、[Al(0H)4]-になり、溶けてしまいます。

発熱量の具体的な数値は知りませんが、かなりの発熱があります。無水塩化アルミニウムのかたまりをNaOHの水溶液に放り込んだりしたら大変なことになります。
小さな試薬さじでも使って、様子を見ながら、氷などで冷やしたりしながら行うのが身のためです。
まちがっても、塩化アルミに水を入れたりしないようにして下さい。
・・・というか、そういうことがわかる人はいないのですか???素人がするのは危険です。
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この回答へのお礼

参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2006/07/06 22:11

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