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「一台のオルガンがカール大帝の父ピピンに贈られてきた。東ローマの後を継ぐ東方教会ではオルガンを始めいっさいの楽器を礼拝に用いないようになったが、西ではオルガンをさらに進化させた。」

この記述によると、西方教会の支配圏では教会のオルガンが発達した。東方教会では一切楽器を礼拝に使わなかった。

疑問です。
1)どうしてこのように極端な区別がついたのでしょうか?
2)どうして西方教会では「オルガン」のみが発達したのでしょうか?宗教音楽でその他の楽器はどうして敬遠されたのでしょうか?
3)どうして東方教会では人声以外は敬遠されたのでしょうか?

A 回答 (1件)

1)やはり、神学と礼拝形式の違いとしか言いようがありません。

そのご、この違いが不幸なことに、東西教会の分裂と、相互破門という悲しい出来事になってしまったのは、世界史でもご存知のことと思います(すでに、この相互破門は無効になっていますが)。教会音楽の様式は、現代でもそうですが、その教派の礼拝形式が基本になっていますから。
2)確かに、西方教会では、人声に一番近い楽器、と言うことで、オルガンが導入され発達しましたが、教会音楽で用いられた楽器は、オルガンだけではありませんでした。14世紀の「モンセラートの朱い本」の演奏では、打楽器、弦楽器が用いられていますし、後年、オーケストラを用いたミサ曲なども多数ありますよね。
3)東方諸典礼では、人はことばで祈るので、ことばのない楽器は聖堂に向かない、という考えから、原則として楽器を禁止しました。勿論、例外として、打楽器が使われることもありますし、香炉についた鈴なども、楽器の代役を十分果たしていないでしょうか。
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この回答へのお礼

なるほど!よくわかりました。ありがとう、oma**coさん!またよろしくお願いします!

お礼日時:2006/07/14 14:20

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