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為替差損を出来るだけ防ぎ、スワップポイントを狙っていく方法でリスクヘッジがあると聞いたのですが、例えばUSD/JPYとEUR/USDを同時に同じ通貨数買った場合には元本割れする確立はどのようなものでしょうか?教えて下さい。

A 回答 (4件)

簡単に言えば、「相関係数の低い(=連動性の低い)通貨を複数保有すれば、リターンのばらつきは小さくなる」という事ですよね。

金利差迄は考慮していないようですが、ほぼ同じような計算をしているサイトがありましたので、参考URLに入れておきます。ドル円と、それ以外の対円クロスレートとでは相関性が低い、というある意味、至極当然の結果が出ています。
より厳密には、金利差から来る利益(損失)まで考慮する為に、ある一時点でのレートを100として、実際の為替レートに金利差から来る損得を加味した指数を作って、検証するべきでしょう。そうすれば、その指数を元に計算した相関係数を元に、できるだけ相関係数が低い通貨を選んで、通貨の組み合わせを決める事ができます。
そして、実際にリターンがマイナスになる確率を計算しようと思ったら、その通貨の組み合わせのリターン(金利差から来る損得を考慮したもの)を、例えば10年分月足でやれば、5年間の(同じく金利差考慮後)リターンが、5×12=60個わかりますから、リターンがマイナスになったケースの数÷60で、かなり大雑把ですが、リターンがマイナスになる確率は一応計算できます。

ところで、より根本的な話ですが、株式投資において、分散投資に意味があるとされるのは、「株は、常識的には、長期的に見ればプラス(あるいは預貯金以上)のリターンが期待できるが、個別銘柄だとリスク(=リターンのブレ)が大きい。そこで、価格が連動しないものを、複数集めれば、リスク(=リターンのぶれ)は抑えて、リターンは期待リターンの平均値を期待する事できる」という考え方から来るものです。
しかし、為替については、株のように、「長期的に見てプラスのリターンを期待する」事はできません。そう考えられる理由が何もないのです。もともと、プラスのリターンを期待する根拠が無い資産は、複数集める事でリスクを減らしても、やはりプラスのリターンは期待できません。(プラスには絶対にならない、という意味ではないですよ。個々人の相場観以外に、プラスを期待する根拠が無い、というだけの事です。)

尚、「為替レートが将来も一定という前提にたてば、金利差が享受出来るはず」、言い換えれば「高金利通貨買いは、金利差がある分だけ、確率的に有利」という考え方は、どちらかというと「非常識」です。(この点に関して別に回答しましたので、よろしければごらん下さい↓)
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2197842

それなりの相場観に基づいて、金利差を取りに行くのであれば、それは、非常識でも何でもありませんが、個別の為替に関する相場観もなく、相関係数にのみ注目して通貨バスケットを組んで、金利差を取りに行くのは、合理的な投資行動とは思えません。そんな訳で、質問にあるような投資手法は、決して一般的なものではなく、数字の検証も、ご自分でやられるしかないのではないでしょうか?

参考URL:http://hayabu3.blog27.fc2.com/blog-entry-69.html
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この回答へのお礼

早速の詳細なご回答ありがとうございました。なかなか為替も奥深いものですね。頑張ってみます。

お礼日時:2006/07/18 23:13

 元本割れする確率については、レバレッジを何倍にしているか、スワップポイントを考慮するかしないかで大きく異なってくると思います。


 さて、質問の趣旨ですが、おそらく、次のようなことではないかと思います。
 すなわち、通貨の分散投資という観点から、リスクを軽減し、その間にスワップにより利益を積み重ねようというものです。
 私も、このような観点からさまざまな通貨の組み合わせを考えています。
 通貨には、米ドルと同様な動きをするもの、ユーロと同様な動きをするものがあります。単純に考えれば、相関関係の低い通貨ペアを保有していれば、リスクを軽減することができることになります。しかし、どの程度の相関関係があるのかということは、具体的に過去のデータをもとに検証していくことが必要かと思います。かなり手間のかかる検証方法ですが、次のような方法があります。
 エクセルに過去の通貨の相場データを読み込みます。5年間くらい必要ではないかと考えます。ひとつのワークシートにひとつの通貨ペアとします。例えば、ワークシート1にドル円、ワークシート2にユーロ円、ワークシート3にポンド円というぐあいです。そして、それぞれのワークシートに計算式を入力します。一日ごとにロールしますが、そのロールする際に決済しますが、その内容を各行ごとに計算させ、これらの行の集計を行い、一定期間の損益を計算するというものです。私は、当日の始値と翌日の始値の差で差益を求め、さらに1枚あたりのスワップポイントを加えていきます。計算式の具体例はここでは書きませんが、非常に簡単なものです。
 このようにして、一定期間の通貨ペアの損益が出ます。大切なのは、単なる損益だけではなく、最大損失、最大収益も把握します。
 次に、各ワークシートの合計を新たなワークシートで集計します。この際の集計の仕方により、通貨ペアの比率を反映できるようにします。例えば、ドル円1枚、ユーロ円2枚、ポンド円3枚などの組み合わせです。この集計の組み合わせを変えることによって、最も変動の少ない組み合わせ、あるいは、収益率の高い組み合わせが判明してきます。
 この組み合わせを手作業により見つけ出すこともできますが、エクセルのソルバーという機能を用いると簡単に最適値を求めることができます。
 長くなりましたが、その結果ですが、対象とする期間によりかなり結果が異なってきます。それは、計算期間が上昇相場にあった通貨ペアが収益が高いので、この通貨ペアの比率を高めた組み合わせが最もよい結果になるからです。
 このように書くと、結局、細かな検証をしても、飛びつくような結果が得られないということで残念に思われるかもしれませんが、それが現実のようです。
 最後に、さまざまな通貨ペアを組み合わせて保有するほうが、全体としての収益、ボラティリティは低下するのは明らかです。私は、FXをはじめたころは、どうしてもニュージーランドドルやオーストラリアドルなどのスワップの高い通貨ばかり保有していました。しかし、これらの通貨を偏って保有すると結局において下落局面では痛い目にあいます。長期投資を目標として、少々の価格変動に耐えることができるようにするためにもさまざまな通貨を保有するのが合理的であると考えます。
 以上、長くなりましたが、少しでも参考になればと思います。

 
 
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この回答へのお礼

早速の詳細なご回答、ありがとうございました。エクセル等を駆使して研究しないと難しそうですね。頑張ります。

お礼日時:2006/07/18 23:15

GBP/CHFでスワップ狙いする人が多いでしょう。

この通貨ペアがなければ、GBP/JPYの買いとCHF/JPYの売りを組み合わせます。

USD/JPYとEUR/USDを組み合わせると1万通貨で1日56円くらいでしょう。
例によって、チャートや時系列データを検討すれば分かります。

参考URL:http://www.traditionfx.co.jp/index.html
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。いろいろな組み合わせがあるのですね。研究してみます。

お礼日時:2006/07/18 23:16

組み合わせがUSD/JPYとEUR/USDと言うのは、実質的にEUR/JPYと大きく変わらない訳ですから、分散にはならないと思います。



何故ならば、USD/JPYは円売ドル買、EUR/USDはドル売ユーロ買ですから、片方はドルを買い、もう片方はドルを売っている訳ですから、実質的に円を売ってユーロを買っている訳です。

基本的には為替差損を防ぐには円高時を狙っていくのが一般的です。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。やっぱり円高の時が一番ですね。

お礼日時:2006/07/18 23:17

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