A 回答 (6件)
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No.6
- 回答日時:
これを言うと怒られる方もいるのですが
当時の欧州と日本の当時の技術というのは埋めきれない差があり
今で言えば日本と東南アジアくらいの差があったわけです。(中国よりもさらにはなれていると思ってください。)
その差がありながら当時の日本は欧米に引けをとらないものを作ったことがすごいわけで、やはり大部分では追いついていないという事なのです。そこを勘違いしてはいけません。
決して今のように海外よりすごい物を作ってしまう日本ではないことを肝に銘じてください。
確信的な部分ですが、特攻部隊はありません
まず一つ目の理由はドイツと日本の技術力の差です。
V1やV2はそんなにドイツを知らない人でも知っていますが
ドイツには赤外線で追尾する形のロケット。つまり現在のミサイルの始祖がありました。これは戦後のアメリカで開発されたものより正確なものでした。
また、飛行機を敵に当てる特攻機のようなものはありますが、これは無人機です。当時余っていた飛行機をラジオコントロールできるように改造し親となる有人の飛行機から切り離して目視で操作して敵にぶつけました。
これは画期的な技術だったもののやはり、特攻と同じように効果は薄かったのです。
またゴリアテという有名な無人で移動する地雷があります。
これは、有線でコントロールして敵の陣地や戦車の近くで爆発させて破壊する無人移動爆弾です。
このように、兵員が死なないこと何よりも重視してドイツ軍は研究をしました。そして、今日大成しているエレクトロニクスと言うものの研究がもっとも進んでいたのはドイツです。
人一人特攻させるなら、技術力で何とかしよういうのが普通ではないでしょうか。そしてその技術がドイツにはあったわけです。
また、特攻は費用対効果が物凄く悪いのです。
特攻で消費するのは飛行機と人間です。
零戦一機の値段は今で6600万円です。
一方パイロット一人を養成するのには2億円かかります。
しかも最終的に特攻の戦果はアメリカ軍の対策によって数%しか当たらなくなったうえに戦艦級の装甲になりますと壊れませんでした。せいぜい破損する程度です。
比強度と言う言葉を知っていますか?アルミ合金の飛行機とニッケルを混ぜた合金で出来た戦艦の強度はたとえるなら紙飛行機とベニヤ板のような差があります。ですから、爆薬を幾等積んでも突貫力がないので内部にまでダメージが届かないのです。
さらに、日本は戦艦1隻を作るのに7ヶ月。一方アメリカは二週間で1隻作りました。この大量生産のための効率的なデザイン力と工業力の差は歴然です。
特攻攻撃によって、日本は航空戦力が壊滅的に失われてしまいました。
飛行機がそこをつきはじめるとベニヤボートに飛行機のパイロットを乗せてまで特攻攻撃を仕掛けましたがパイロット一人はさっき言ったように2億円教育費がかかります。
人道的にも経済的にも特攻は苦渋の選択なのです。
ドイツのような無人で誘導する技術が発展していれば特攻など出来るだけ避けたいに決まっていますよね。
日本にはそれをコピーする技術もなかったのですけど。
さらに、西欧人と日本人の精神構造は全然違います。
西欧は契約社会ですから上の人間から「自殺攻撃しろ」と言われたら
怒ってストライキが起きます。
また幾等戦時中とはいえ、民主主義が生まれた西欧では国民の意見は絶対なのです。少しでも生活が悪くなったりすると文句を言って権力者を引きづりおろそうとします。
そもそもヒトラーが支持されたのは、国民に豊かな生活を取り戻したからです。
そして、ヒトラーですら、戦争が始まって3年まで戦前の90%以上の生活水準を保つことに心を砕いたことを忘れてはなりません。
ロシアですら移動爆弾に地雷犬を使いました。
それだけ自殺攻撃は避けるのです。
ですが自殺攻撃に戦略的価値がないわけではありません。あらゆる国が
自殺攻撃を強要する瞬間がありました。
しかし、死ぬとわかっている攻撃である特攻に進んで参加する民族は日本だけではないでしょうか?
なぜなら、アメリカにしてもドイツにしてもロシアにしても兵隊をわざと死なすときは騙すのです。
兵力的に明らかに不利な戦場でも
「この攻撃は成功する。採算がある」といったり
これから前線に囮として送り込むにもかかわらず
「君を新兵として徴兵する。これから訓練地に運ぶ」
と言ったりして放り込むのです。
それは特攻とは全く違います。
また、個人的な忠誠心から自ら突発的に自殺攻撃を仕掛けるのとも特攻は違います。
特攻隊は組織的に編成された部隊であり。
国が作った部隊です。
そして彼らは自発的に、または強制的に作戦に参加して言ったのです。
こんな例は世界には全くありません。
これは民族として誇りであると同時に
忠誠心の高い国民に甘えてこの作戦を実行したのは
国としての汚点であるでしょう。
No.5
- 回答日時:
”神風”と付くとなにか、歴史的成果を挙げた風な語感をともなってきますが、小さな飛行機が大きな艦船を撃沈させる費用対効果があるから実行されたので、飛行機で爆撃機を落としても費用対効果の小さいものです。
B29に対しても高空のため届かないから止むをえずしただけだと推測しています。アメリカが特攻隊に驚いたのはある種のカルチュア・ショックです。
おなじキリスト教を信じるドイツが行う背景がありません。ドイツは主として陸戦をしていましたので、自殺攻撃などしないでしょう。
最終的にはレーダー、暗号の解読により、特攻隊は空で、目的地に到達する前にほとんどが撃墜されてしまいました。また重い爆弾を積んだ特攻機はドッグ・ファイトに弱く、格好の標的にされてしまいます。日本人には、桜の花の散る散華、玉砕という、独特なイメージがあって行ったものです。
No.4
- 回答日時:
これは「特攻」という言葉の解釈の問題です。
日本では「特別攻撃」が100%必ず死ぬ(必死)ことを意味しますが、海外では死を決意して挑む(決死)ことを意味します。だから日本式のは「自殺攻撃(スーサイドアタック)と呼ばれます。したがって、体当たり直前に脱出し、結果捕虜になるのもまた「特攻」で間違いないのです。日本でもB29に体当たりする震天特別攻撃隊は体当たり後脱出、生還してまた攻撃に向かっています。No.3
- 回答日時:
歴史的事実としては、ドイツに日本の様な特攻的行為は無かったという事ですが、両国の違いの思想的な背景について触れます。
日本では第二次大戦前より、「爆弾3勇士」的な自殺的攻撃を、靖国神社という宗教的装置をもって賛美し、半ば奨励して来ました。また「死して虜囚の辱めを受けず」といった、降伏を是としない教育を行ない、そういった背景が特攻を生んでいました。
一方ナチスドイツでは、基本的にはキリスト教が宗教的バックボーンとなっており、ヒトラーといえどバチカンには敬意を払っていました。
キリスト教では「自殺」は禁じられており、生き残る事は義務でさえありました。
一見自殺のような行為であっても、その本質は「最後まで努力する」事にあり、「自ら死に行く」事は嫌悪の対象でしかありません。
キリスト教徒の感じる、過去の日本の特攻、最近のイスラムテロに対する憎悪は、宗教的体質に根付いているものであり、その点からドイツが日本を見習って特攻を試みたという事は、ありえない事と言えるでしょう。
この回答への補足
#1様、#2様、#3様、ご回答ありがとうございます。
補足しますと、
ハンナ・ライチュが自殺攻撃部隊の創設をヒトラーに進言し言下に断られた時点でドイツの特攻作戦は無くなったと思っていたのですが、
先日本屋で「ドイツ空軍強襲飛行隊(オスプレイ軍用機シリーズ52)」を立ち読みしていましたら、強襲飛行隊が特攻部隊(SO部隊)の掩護に当たっていた、との記述がありまして、SO部隊にはA,Bの2中隊あって、どちらか片方が橋桁への体当たりを敢行する部隊、もう片方が爆撃機に体当たりする部隊らしいです。
しかしSO部隊に関する記述はこの程度しかなく、もう少し詳しい情報が知りたいと思っています。
No.2
- 回答日時:
ナチスドイツに神風特攻隊のようなものがあったという話ははじめて聞きました。
ミステルという名称の、誘導機用の戦闘機と無人爆撃機を組み合わせたシステムがありましたよね。代表的なタイプでは、Ju88とFw190を組み合わせた、ミステルS3Aがありましたが、これも爆撃機そのものの体当たりで敵に損害を与えるものですが、でもこれは最終的には無人機の攻撃ですよね。
他にすぐ思いつくのは、Ba349ナッターという迎撃用の有人地対空ミサイルがあります。
これは敵の大型機(ということは爆撃機しかないでしょうが)に向けて、機種に装着したロケット24発を発射したあと、パイロットは脱出するようになっているロケット機ですが、結局試作段階で終戦になりましたから当然実戦には出ていないです。
もうひとつ、ハインケルHe162サラマンダーという、低コストで容易に量産でき、しかも未熟なパイロットにも乗りこなせるという目的で作られたものがありますが、これは日本の特攻専用機だった「桜花」や「剣」にコンセプト的には近いですね。
でもドイツ側には射出座席が用意されていたから、特攻専用とはいえないでしょうね。
そんな部隊の存在が実際にあったなら、ぜひ私も知りたいですね。他の回答者さんを私も楽しみにさせてください(*^_^*)
No.1
- 回答日時:
ナチスは日本人のような劣等人種の真似はしません。
と、思想的なツッコミは、さておき。
http://www02.so-net.ne.jp/~muraji/gunji/last.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%88%A5% …
「体当たりしてでも落とせ」という気合かけの他、弾がなくなったなどの場合、最後の手段としての体当たりは奨励されていますが、実行したパイロットはほとんどいなかったようですね。橋に体当たりした事例も、実際にはなかったかもしれません。(記録に残っていないらしい)
なお、100%の自己犠牲を強いれば士気が下がる、とヒトラーが反対した、との説もあるみたいです。
実際に戦果をあげた体当たり攻撃は、爆弾を積んだ無人機を目標手前で切り離し、リモコン操縦でぶつける戦法です。
さすがに、民度の高い国は国民を大切にしますね。劣等民族扱いされても、しかたないのだろうか。
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