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次の運動について、どこの筋肉を最も使用していると思われますか。
「ビリヤードにおけるブレイクショット」

言い換えますと、どこの筋肉をトレーニングすれば「ブレイクショット」は強烈に成り得ますでしょうか。

A 回答 (2件)

こんにちは。

当方ビリヤードA級で、ビリヤードの科学に興味があり、特に物理面を研究している者です。

1、直接使用する筋肉は、「上腕二頭筋」と、「スナップを利かすための一連の前腕筋群」(主に橈側手根屈筋あたりか?)です。

2、「筋力up(=ビルドアップ)」は有効か?

2-1、結論から言いますと、一般的な成人男性の筋力からすれば、筋力が倍になっても(反対に半分になっても)最終的なQ速度は左程変わらないと思います。負荷が充分軽ければ、「筋収縮速度は筋力に依存しない」という事です。ボクサーの拳の速度や、スプリンターの速度が、単純に筋力に依存するのではないのと同じ理屈です。

2-2、例えば単純に考えると、筋力が倍になると倍の重さのキュー(Q)を同じ速さで振れるので有利な気がしますね。物理計算をすると、等速のままQ重量が2倍になると球の初速は14.2%上がります。
 しかし現実にはそうは行きません。余分な筋肉が邪魔をして同じ速さで振る事が出来ないからです。

<閑話休題>
[この話は原則、今普通に行われているブレイクフォームに於ける話です。例外的に腰の内捻を使ったブレイクをする人がおりまして、(大抵は格闘技経験者ですが、)この場合は腹部の筋肉はもちろん、Qのストロークも短めですので瞬発力が必須の(=筋力に依存する)ようです]

3、「筋収縮速度の向上」は有効か?そしてそれは可能か?
3-1、個々の筋肉の筋収縮速度は反復により向上しますが、向上し続けるわけではありません。せいぜい左手が右手並みになる程度でしょう。
3-2、それよりも、使用する全ての筋肉の筋収縮のタイミングを揃えれば、体全体の筋収縮速度は向上したと言えます。

<閑話休題>
[土方隼斗というプロは昨年末若干16歳でプロデビューを果しましたが、50kg強の未成熟な体型ながらそのブレイクは日本トップレベルです。ですからnidonen氏の意見も尤もです。]

4、本来の目的(=強烈なブレイク)のためには
これはいくらでも長くなりますので簡潔に「タイミングを合わせること」「理論に基づくトライ&エラー」「フォームの確立」「強いブレイクの観察」「普段からソフトブレイクはしない」「毎日やる」と言ったところでしょうか。

お役に立てれば幸いです。
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 筋力をつけることでブレイクショットを強烈にする


というのは、方向性が違うと思います。ビリヤードで
強烈なショットをするには、キューに与える運動量を
上げるよりも、いかにボールを正確に突けるかという
精度のほうがはるかに重要です。

 このためには、ブレのないストロークを習得する必
要があり、これは反復練習により筋肉を司る神経への
刺激を高める必要があります。これを向上させるもの
としては PNF トレーニングが挙げられるでしょう。
筋肉と神経の働きを高めるものとして注目されています。

 これを他のスポーツに置き換えると、野球のピッチャーが
コントロールを向上するには、筋力アップではなくあくまで
反復練習が基本になります。サッカー選手が強力なシュート
を打つのでも、筋肉増よりも足の振り抜き方の習得のほうが
大事です。重量物を持ち上げるわけではないので、とにかく
正確なストロークを心がけるのが大切です。
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