No.8ベストアンサー
- 回答日時:
>リニアモーターカーが実用されないのはなぜですか。
日本のリニアは、第二の新幹線として、専用の
直線コースを高速で走ることしか考えないで
作っていたんです。
日本のリニア計画は、1960年代にドイツよりも
3年ほど速くスタートしましたが、
1989年まで宮崎にあったリニアの実験
コースは、勾配もカーブもありませんでした。
そのころドイツは、今の山梨の実験場にも
まだないような、急勾配、急カーブでの
リニアの実験を繰り返していました。
今の新幹線を考えても、フリーゲージ
トレインのように、高速線、在来線相互の
乗り入れがないと実用上やはり不便だし、
経済的効率が悪いわけです。
しかし、今の日本のリニアには、在来線との
相互乗り入れなど不可能です。
仮に在来線を潰して、リニアを布設しようにも
在来線のカーブや勾配を、いまの日本のリニアでは
構造的に見て、走行が不可能なんです。
日本のリニアは、両側にガイドコイルというのを
置く方式で、車体の倍くらいの幅の専用線が
必要です。
http://linear.jr-central.co.jp/tech/index.html
ドイツのリニアは、車両の幅の2/3くらいの
幅の、ガイドウェイというのがあれば走行できる
ようになっており、(↓真ん中あたりの、トランス
ラピッドの構造というところを見て下さい)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9% …
これにより、複線化している在来線、あるはドイツ国内の
高速鉄道の線路の一部をリニアにすると
いったことが可能なんです。
ドイツのリニアの予想図には、リニアが
在来線と平行して走っているものがあります。
走行速度についても、日本は直線での
最高速度ばかり追求していたので、
時速581キロと日本のリニアは世界最高記録を
持っていますが、なぜそのスピードが必要
なのか殆ど考えていませんでした。
高速化して、輸送能力があがればいいと
いう考えだったんです。
ドイツは、在来線や飛行機との組み合わせで、
国内での移動が3時間以内で済むように
との目標をたて、そのために必要な最低速度は
時速400キロとし、400キロを超えられる
ようになったら実用化し、営業運転しながら
徐々にスピードアップする計画だったんです。
このようなめどのもと、ドイツは1980年代に
時速400キロの走行と、在来線とも相互乗り入れ
できる構造を完成させ、1991年から営業路線の
建設計画をスタートさせました。
日本は1977年に、時速517キロを
出せる技術を完成させておきながら、
1990年に、今の山梨の実験線ができて
からも、時速550キロを目指すなどと言って
高速化ばかり考えていたんです。
http://linear.jr-central.co.jp/history/index.html
この世界最高速という日本のリニアの
特徴を生かす目的と、現在の鉄道を潰して
も、そのカーブや勾配では今の日本のリニアは
走れないとの理由から、専用線布設のための
新たな土地買収が必要で、その分お金がかかります。ドイツのリニアより、広い幅が必要になりますから
専用線の建設も割高になります。
それが成功しても、結局在来線との乗り換えが
不便で、近距離は高速の在来線、遠距離は飛行機と
在来線との組み合わせのほうが、結局
速くて便利ということになるんです。
日本のリニアは、専用線を走る高速鉄道
といしては確かに高度な技術を確立して
いますが、その仕組みが社会の要請に
合わないものとなっているんです。
No.14
- 回答日時:
>そんなの実用化と言わないでしょう。
なぜです?
磁気浮上式にこだわらなくても、福岡市営七隈線、大阪市営長堀鶴見緑地線、都営大江戸線などでリニアモーターカーが実用化されているのは既出の通り。
リニアモーターカー=高速鉄道と思っていらっしゃるようですがそれは間違いです。あくまでリニアモーター=直線上モーターを用いた車輌に過ぎません。
なお、日本におけるリニアモーターカーによる高速鉄道は中央本線+関西本線におよそ併走する形での計画で、山梨の実験線は、この計画路線の一部でもあります。
No.13
- 回答日時:
key2006さんが想定しているであろうマグレブに話を絞って回答します。
マグレブが実用化されない理由は、
・建設費や維持費などのコストが高い
・構築物が大きくなる
・運転頻度を高められない
などです。
コスト面については既出ですが、構築物の大きさそれ自体も無視できません。
同じスペースであれば、粘着式鉄道の方が車両限界を大きく取れるのです。
また、マグレブは転轍機(ポイント)の切り替えにも時間が掛かります。
現在、東海道新幹線は最短3分間隔の多頻度運行を実施していますが、
マグレブではこんな多頻度運行にはとても耐えられないでしょうね。
まぁ、逆に考えれば、それだけ現在の粘着式鉄道は完成度が高いという事です。
No.12
- 回答日時:
新幹線は撤去してそこに引くのですか?
実験線が山梨にあります そこでは速度550キロだせるようになってます。(愛知万博でも実車が展示してありました)
実験線を建設する際には北海道、山梨などがあげられました。既存の新幹線をはじめから残すつもりでした。
電磁波よりもコストの問題ですね。超伝導の技術が発達していけばコストがどんどんさがるので実現に近づくとおもいますが・・・
ただ、だからといってすぐに建設とはなりにくいですね。新幹線をこえるだけの利便性・建設費などまだまだ多くの問題をかかえてます。
リニアモーターカーといってもいろいろあるので
愛知県のリニモとは別物と考えてください。
くわしくは下のHPを参考にしてください
参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%8B% …
No.11
- 回答日時:
技術云々よりも日本国内の問題でしょう。
正直いりません。こんなもの新幹線と飛行機があれば充分でしょう。
日本はリニアを必要とするほど国土が広くありません。
500km/hだと飛行機より遅いけど新幹線より早いだけです。これで、東京-大阪を結べば確かに早いですが、それは東京-大阪だけです。途中に駅を作らないのが前提です。500km/hもの高速交通に新幹線並みの間隔の駅なんか設置したら、せっかくのリニアも有効に運行できないでしょう。
かといって駅なければ絶対に中間地域から文句でますよ。つまりそこが中途半端なんです。
高速交通はピンポイントで結ぶことに意味があるので、日本国内では技術よりもこっちが問題になると思いますよ。
それにリニアモーターカーはすでに実用されてますし・・・。地下鉄大江戸線、大阪市営地下鉄鶴見緑地線。それから後楽園遊園地に立派なものがありますね。
あれこそ、リニアモーターの日本国内の最もたる有効利用法とおもいますが。
逆に営業路線を有している中国なんかは、国土も広いし、飛行機は発達してないし、都市が結構散らばってるから、高速リニアモーター路線は向いてるんじゃないでしょうか?
No.10
- 回答日時:
500km/h級のリニアは、コスト的に見合わないといわれています。
上海が空港と市街を結ぶリニア(ドイツのトランスピッド)を導入した際、採算的にあきらかにつりあっていないという指摘があり、「世界的に注目された導入実験だ」といわれたこともあります。
導入には中国の威信や、それ以降控えているオリンピック・万博などとのイメージの絡みもあり、先進性をアピールする意味でも、共産党側の強い意向があったとおもいます。
上海リニアの運営団体が、地元なのか国家レベルなのかがわからないのですが、採算で考えると苦しいのではないでしょうか。
日本においては採算性もそうですが、土地の問題もありなかなか進まないのかもしれません。東海道新幹線の代わりにするにしても、カーブ等をもっと少なくする必要があるとおもいます。また、市街に乗り入れる際の既存インフラとの絡みでの運用方法もあります。たとえばJR東京駅とリニア東京駅が遠すぎて、そこにいたるのに15分も30分もかかるようでは、意味がありません。
地方で新たに引くとしても、高速リニアで短い距離の開業だった場合、たった数分にいくら運賃を客が払うかという部分があります。
ちなみに上海の空港と市街は、8分弱で到着します。
単純に走行技術的には、定期的に試乗会を頻繁といってもいいくらいやれるようになったので(予約が必要です)、問題ないのではないでしょうか。
No.9
- 回答日時:
>リニアモーターカーが実用されないのはなぜですか。
費用がかかり過ぎる、新幹線よりも早いが飛行機よりは遅いという中途半端さ、
騒音問題などの理由からです。
>もしされたら新幹線は撤去してそこに引くのですか?
>今のところ日本ではいつ実用化されるのですか?
実現の目処はたっていませんが、
実現するとしたら可能性が高いのは、中央線・関西線ルートの「中央新幹線」です。
将来的にはその一部となるように、山梨県に実験線を作って現在実験が行われています。
なので、リニアの代わりに新幹線が消えることはありません。
また、その場合でも、中央線や関西線が使えなくなることはありえません。
新幹線が開業して、在来線が廃止になったりするのは田舎だけです。
>実用化されないのは電磁波が体に与える影響が解決できないと聞いたように思いますがそうなんですか?
>もしそうならなぜそれをクリアしてからつくらなかったのでしょうか?
電磁波の問題は解決済みです。
リニアの電磁波を気にするような人は、携帯電話も使えないはずです。
実用化されないのは、ただ今のところ「別に要らない」からです。
>今日あった独リニア実験線で衝突というのは外国にはすでにあるということですか?
外国にもありますし、日本でもリニアモーターカーは以下の路線で実用化されています。
●リニモ(愛知高速交通東部丘陵線)
●大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線
●都営地下鉄大江戸線
●神戸市営地下鉄海岸線
●福岡市地下鉄七隈線
ただ、いずれも一般的なイメージとは違います。
地下鉄でリニアモーターを採用するのは、トンネルを小さくして予算を抑えるためです。
(リニアだと架線が要らないのでトンネルが小さくできます)
「リニモ」は浮上式ですが、遅いです。
また、他にも開業予定のリニア地下鉄が3路線ほどあります。
No.5
- 回答日時:
ドイツの技術で作られたリニアモーターカーはすでに中国で時速430kmで運行されています。
http://www.hzinfos.com/traffic/linear.htm
日本でリニアが実用化されないのは費用対効果の問題が大きいのではないでしょうか。
何もないところに新たに建設するなら多少コストが上がっても最新のものを導入したほうがいいですが、すでに既存の物がある場合に全部それを捨てて新しい物を導入するのは、やはり費用対効果の麺で問題があるでしょう。
例えば今の新幹線を廃止してリニアを導入すると言ったら、今のままで十分で建設にかかる費用を運賃に上乗せさせられるのは嫌だという人がきっと多いでしょう。
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