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最近北朝鮮の核実験が問題になっていますよね、実験は失敗だったとか?
そもそも核開発において一番ネックとなるのはなんなんでしょう?(技術的に)
北の今回の失敗の原因もやはり同じなのでしょうか?
保有国はそれをクリアしている訳ですよね。(当たり前ですね)
そこでお尋ねしたいですが
(1) そのネックとなっているのは何でしょうか?
(2) 仮に日本が核保有を目指すとすれば容易にクリアーできるでしょうか?
詳しい方宜しくお願いします。

A 回答 (4件)

私が聞いたところによりますと、ウランならウラン238と


ウラン235というのがあって、軽いほう(235だったかな?)を円心分離機で中央に集めることにより、235の濃度が通常よりも濃いウランを造りだすそうです。その作業を、複数の円心分離機で延々と繰り返し、
95%位まで235の濃度を高めたものが、核兵器として使えるそうです。
しかし、その円心分離機が壊れやすいのが難点で、そこが、一番のネックとなっているそうです。
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この回答へのお礼

そうか遠心分離機の開発が大変と言うことですか。
でも日本ならその気になればすぐにでもやれそうなのに?
そんなに簡単ではないですよね
回答有難うございました

お礼日時:2006/10/21 20:39

(1)核を爆発させるには、起爆装置から核全体に同時に信号を


伝えなければならず、一部だけだとその部分しか爆発せず、残りの部分
は吹き飛ばされ結果的に爆発は小さくなるそうです。
核実験というのは、その起爆装置の性能を確かめる実験でもあり、
その起爆装置の開発には、非常に高度な技術力が必要になるそうです。
北の今回の実験が失敗だったというのは、その爆発力があまりにも
小さかったため、その起爆装置の開発がうまくいってないという
推測のうえに出されています。

ただ、別の見方として、軍事評論家の江畑謙介氏によれば
北が小型の核を開発(又は保持)しているならば、今回の実験は成功で
あり、いつでもテポドンに搭載可能ということになるそうです。
また、90年代ロシアからアタッシュケースタイプの核90個が行方不明
になっており、もしかしたらそれを手に入れた北朝鮮は、その実験を
行ったかもしれないとも考えられるそうです。
それならば、北朝鮮はいつでも核テロを起こせる力を持ったことに
なります。

(2)日本の核武装は、非常に簡単です。
北朝鮮と比べ、技術力も資金も原子力開発の経験もありますから。
ただ、起爆装置の実験は必ず行わなければならないため、核実験が
必要になるのですが、問題はその場所です。
米中ソのように、無人の砂漠地帯を持たないため、非常にやっかいな
ことになりますね。
日本の場合は、核兵器を持つことよりその後の管理や確認が大変だし
なにより、核アレルギーが最も強い民族なため
ハード面よりもソフト面で、クリアーにすべきことが多いのです。
また、核兵器は敵国で爆発させないことには意味がないため
そのためのロケット(ミサイル)と長距離爆撃機が必要になるのですが
前者はすでに実績があるため、米中ロは日本の核武装をインドや
パキスタンよりも脅威に思っています。

個人的には、日本の核武装は東アジアに核戦争を誘発する恐れがある
ため絶対反対ですが・・・。
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この回答へのお礼

確かに日本がもし核を持つ事になれば恐ろしいですよね。
使ってしましそうで怖いし、こっちが使う前に相手に攻撃されるのも怖い。
なるほど起爆装置の実験をしてるわけですか。
有難うございます。

お礼日時:2006/10/21 20:46

 先賢ご回答の原材料の入手が難しい、という問題があります。



 北が作っているのはプルトニウムを使用した原爆であると言われていますが、これを作るためには、ウランを生成して一回原子炉で反応させて、その“燃えカス”から化学的にプルトニウムを取り出します(ちょっと前のニュースで北が「燃料棒を処理」というのが大雑把にこの工程です)。これが結構厄介だし、下手にやれば被曝します。

 で、原材料が揃ったとしましょう。しかしプルトニウムは重く、加工がしづらい。粉状で発火したりする。

 そして最大の問題は、これをきちんと核爆発させるのが大変なのです。
プルトニウムはウランに比べれば少量で核爆発を起こすことが出来ます(だから小型の核兵器を作るのに向いているのです)。
 その反面、プルトニウムの場合、それらを小さな塊に分割しておいて、いざ爆発させるときに一辺にくっつけてやる必要があります(ウランの場合には2分割でいいのですが)。分かりやすく言うと、昔のサッカーボール(白黒のやつ、あれです)の皮の5角形部分をすべてプルトニウムで作り、スイッチ一つで、これをくっつけて球形にしてやるわけです。
 しかし、これをまさか手でやるわけにも行かない。で、原爆の場合、すべての皮の裏っ側に爆薬を貼り付けておき、一斉に発破、その圧力でくっつけるのです(より正確には、火薬の圧力でぎゅぎゅっと圧縮する。ので、爆縮という)。
 この際、圧力がピースのどの面でも、面上のどの点でも等しくなるようにしなければなりません。が、火薬の爆発というのは一点から球状に広がっていきます。そのため、途中で爆発速度の違う火薬をサンドイッチしておき、その速度をコントロールしてやらないといけません。

 書くのは簡単ですが、かなりややっこしい技術で、今までは原爆開発最大のキモだ、と思われていました。だから、核保有国がこの技を他国にもらさなければ(そして肝心の原材料方面も押さえてあれば)、核拡散は起こらないだろう、と考えられていました。
 ところがこれ、原理は公表されているので、根性があれば開発可能だったわけです(たしかパキスタンが核実験をやったときに欧米の記者に「ロシアから買ったんじゃね-の?」と言われて「諸君は野蛮なパキスタン人に核開発が出来ないというのかっ」と激昂した)。1945年より、周辺の開発支援設備(工学機器やら、パソコンやら)の精度は上がっていますし。

 これが不完全だったりと、プルトニウムのごく一部が爆発して、残りの一部をフッ飛ばして、期待された爆発力を出すことが出来ません(これを「未熟核爆発」という)。また、北の場合、プルトニウムなり、爆薬なりの品質管理に問題がありそうな予感です。例えば爆薬の理論的なスピードと、実際のスピードがちょっとずれれば、即失敗につながりかねません。

 日本の場合は、
・原材料精製が現状ではきわめて困難 原発は持っているが、その燃料用と、原爆用では核物質に桁違いの純度が要求される。同時に日本も原子炉を持っている以上、国際機関の監視にさらされている
・爆縮の技術は全く無い
等の理由からそうほいほいと作るわけには行かないと思われます。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%88%86%E7%B8%AE% …
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この回答へのお礼

なるほど、爆縮の技術をものにするのが大変ということですね。
詳しい御説明有難うございます。
紹介していただいたサイトも大変参考になりました。
有難うございます。

お礼日時:2006/10/21 21:13

化学的なことまあ調べてもらって。


簡単に言えばドミノ倒し見たいなものです。
つまりうまく連鎖して反応しないと途中で止まってしまうのです。
兵器ならドミノを全部倒すだけだけど、エネルギー用は常に一定の速度で同じ数のドミノが倒れるように調整するので、はるかに難しい。
日本は核制御の最先進国で発電技術ならアメリカより上。
爆発の実権データが無いから、兵器として威力調整ができないだけで見境無く吹っ飛ばすのを作るなら数日で完成する。
核兵器はないけど、世界最大の核物質保有国だし。
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この回答へのお礼

なるほど日本ならすぐにでも核爆弾を作ってしまうと言うのはそう言うことですか。
質を度外視すればなんですね。
有難うございます。

お礼日時:2006/10/21 21:20

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