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 紅葉の色などが「鮮やか」という意味で、「鮮やけし」という言葉が使われているのを短歌などでよく見ますが、この語法は正しいのでしょうか。
 これは「鮮やかなり」という形容動詞の筈が、恐らく形容詞として使われてしまっているのではないでしょうか。しかも終止形としても連体形としても使われています。もし「鮮やけし」が成立するなら、口語で「鮮やけい」という言葉が存在することになりますが、そんな言葉は無いと思います。ちなみに手許の辞書、数冊に当たってみましたが「鮮やけし」はありません。
 どう考えたらよいか、教えてください。

A 回答 (2件)

下記を見ると近代の歌人が作った言葉のようです。

意図的に特殊な言い方をしてより強調したということかも知れません。

「あざやかにて」とあるので昔から形容動詞的に使われる言葉であったようで、なぜ「のどけし」などのような使われ方をしてこなかったのかはわからないようです。

参考URL:http://www.shin-araragi.jp/zakki_bn/bn_01/zakki1 …
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この回答へのお礼

 もともとあったものでなく近代の歌人などが作ったものだろうとの点、大変参考になりました。また参考URLも勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/27 19:03

すでに、先の回答者がサイトを挙げて答えていらっしゃるように、形容詞と形容動詞は古来から親戚関係にあったようで、同じものが形を変えて存在していたようです。

短歌や俳句の世界では、今も古語(いわゆる文語調)にこだわりを持つ人たちがかなりいるようです。
 「鮮やけし」は無いが、(質問者が見られたとおり使う人はある)「鮮らけし」はある。あと、「静けし」「平らけし」「あきらけし」など「…かなり」という形容動詞には「…けし」という形容詞が対応しているものの外、「けし」を含まない「暖かなり」→「暖かし」、「細(こま)かなり」→「細かし」など、そう多くは無いが、簡単に網羅できるほどの数でも無さそうです。
 語源的には、もともと語数が少なかった形容詞を補うような形で形容動詞が発達したそうです。
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この回答へのお礼

 形容詞と形容動詞の関係について、また「・・けし」「・・かし」のいろいろな例を挙げていただき大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/27 19:08

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