No.3ベストアンサー
- 回答日時:
仏教では、人並みの生活をしている、いわゆる一般の人のことを「在家(ざいけ)」といいます。
これに対して、自分も悟りを開き”ブッダ”(覚者)になろうと、一般人の生活を捨てて修行の道に入った人を「出家」といいます。理屈からいうと一般人は悟れません。でも出家すれば必ず悟れるというものでもなさそうです。出家の歩む道はそれは厳しいもの(これを聖道門といいます)で、なかなか道を全うできず、たいていは脱落してしまう。(中には全うしたフリをしている偽覚者がいます)つまり本当に覚者になれるのはごくわずか。
「仏教というのは、ブッダつまり覚者になるための教えなのに、ほとんどの人がなれないというのはおかしいだろう」という人が現れ、『誰もがブッダになれる仏教を探そう』という運動が起きました。これがお釈迦さんが亡くなられて数百年後に起きた大乗仏教運動です。そしてその流れを酌んで生まれたのが浄土系の仏教。それがわが国に伝わり、現在に至っている宗派の中で、在家つまり一般人のための仏教をひたすら追求しているのは、浄土真宗です。
No.18
- 回答日時:
ri-zyuです。
まだ開いているのでおじゃましてしまいまいた。6畳の部屋に答え(悟・貴方が思ってる崇高な悟))があると思い探すんですね、隅々まで探すんですね、とことん探すんですね、他人から見たらおかしいぐらいに、探すんですね、まだ納得がいかない、寝食を忘れ探すんですね、やせ衰えてクタクタになっても探すんでですね、先人の教えを守りながら探すんですね、時には先人の書物を読みながら、探すんですね、他の修行者たちは挫折しても、まだ崇高な悟が有ると信じて、部屋の隅々まで、徹頭徹尾探すんですね、もうだめだ、追い詰めら、お釈迦様は6年、崇高な悟など無いと((自覚(悟を開く))。親鸞聖人20年、達磨大師9年ですか。
なんとなく言っている意味がお判りですか、私はそう思ってます。 6畳の部屋とは例えですが。
心に不安や苦しみは浄土真宗で言う阿弥陀様にお任せする。
と言うより、任すも任さないも、不安や苦しみは、生きている人間の備わった事実だと思います。
禅の悟はもうひとつ踏み込むのかもし入れませんが。苦と楽の元を見ようと(観ようと)座禅、正座でも良いですが、しますとスート囚わが無くなりなんともいえない気持ちになりますが、一瞬全ての囚われから離れる(((放れる)))その情態から見た外の世界は、((自分にとって))苦とか楽とか好きとか嫌いとかなく見えるのかもしれません。
或は聞える音は((自分にとって))心地良いとか悪いとか聞こえ無くなるのかも知れません。
だけど、その情態から、離れれば、苦楽の世界(現実の世界)。 煩悩を背負って生きるしかないと言う事でしょうか。
そんなの救いでないじゃないかとお者るかも知れませんが、事実は事実ですから、良いも悪いも 「いやも」「いや」でないも。だから逆に救いかもしれません。
簡単に言ってしまえば苦楽を背負って生きて言うと言う事だと思ってます。
だから余り深刻に考えないで、ケセラセラですよ。
災難が来たら災難に会うだけ死ぬ時が来たら死ぬだけそれが、災難から逃れる最良の方法、そう良寛禅師は言ってたと思います。
なんどもおじゃましてすいません。
>災難が来たら災難に会うだけ死ぬ時が来たら死ぬだけそれが、災難から逃れる最良の方法
確かにそうかもしれませんね。
どうにもならない災難や死をあれこれ考えて悩むくらいなら、今を存分に楽しむべきですよね。
詳細なアドバイスどうもありがとうございました!
No.17
- 回答日時:
高次元の「悟り」は、大変難しいです。
「悟り」自体なら、非常に簡単に得られるものから、突然、ひらめいて「悟っ」てしまうようなものもあります。たとえば、「どうしたら悟れるのか?」という疑問をもたれて、ここに寄せられる回答を一心に読んでおられるときは、一種のさとりの境地にあられるのですが、残念なことに、「高度な悟りはどうなんだろう」と考えた瞬間、悟りから現実に引き戻されたとも言えます。どうしても、人間には、「はからい」がありますから、そういうのを排除する意味でも、専門の道場などにいくほうがはやく悟れるようになります。
しかし、日常生活では、あまり高度な「悟り」はいらないし、いらないものは、なかなか得られない友言えます。可能性はありますが。。。
No.16
- 回答日時:
ただ、「悟ったひと」と「悟ってないひと」とは紙一重の違いがあって、その紙一重を破るのが、なかなか困難なことが多いのです。
そのために、システマテックな方法が、いろいろと用意されているのです。
たとえて言えば、曹洞宗に入門して、うまくいかなければ、臨済宗に入門するという方法も考えられます。(実際には、あまりいないでしょうが)
こういうシステムに乗っかると、はやく悟れるのかもしれません。ただ、現象的には、毎日生きていくのが悟りそのものなのです。
この回答への補足
>現象的には、毎日生きていくのが悟りそのものなのです。
ということは、毎日生きていくだけでも高次元の悟りに達せられるのでしょうか?
No.15
- 回答日時:
とくに、臨済宗の場合、「公案」というものを大切にします。
人間は、言葉によって制御されていますから、どうしても、考えるのも言葉によります。そうすると、たとえば、朝起きたら顔を洗って洗濯して仕事をして帰ってきたら寝るという生活に言葉で確認したり、評価したり、比較したりするようになります。そのなかで、「悟りとはなんですか」と尋ねたときに「どんぐりころころである」という答えを聞いて、それにたいして、「どんぐりころころなのですね」と確認してしまうと、もとの「悟りとはなんですか」という問いの答えからはずれてしまうというようなことをあらわす問答です。多くの人は、言葉によって汚れてしまっているので、汚れた衣服をパッと脱ぎ去ってはだかになれば、ことばで悩まされることもなくなります。むろん、悟りのステージは、低いものから高いものまであり、修行をしていくことにより、より高次元の悟りに達しますが、もっとも低いステージの悟りでも体得しておくと、仏教関係の書物を読む上でも、教典を読む上でも、ひと味違ったものになるでしょう。
「悟り」というのは、日常を暮らしていくことそのものなのです。
>「悟り」というのは、日常を暮らしていくことそのものなのです。
別にわざわざ修行をしなくても、悟れるもんなのですね。
ご回答どうもありがとうございました!
No.14
- 回答日時:
回答への批判ではなく、誤認があるといけないので訂正です。
>釈迦は、29才のとき4人の妃と娘(ラーフラ)を捨てて、
>カピラ城を出家し(釈迦は王子様!)、約6年間、師を
>求めながら難行・苦行の修行を続けたのちに、スジャータと
>いう村娘の差し出すミルク粥を食したことがきっかけとなり、
>菩提樹の木の下で悟ったとされています。
(1)釈迦の出家時の年齢は19歳
(2)釈迦の「后」は一人(ヤショーダラ)
(3)ラーフラは「息子」
(4)ミルク粥は釈迦を癒すことはしたが成道とは直接関係がない(釈迦は6年間の山中断食修行の末に”この修行方法では何も解決できない”事に気がついて山を下り、沐浴した後にスジャータのミルク粥で体力を回復し、菩提樹の下でそれまでとはまったく異なる坐法で禅定に入って成道した)
釈迦が特に”優秀な”人物だったという証拠はありません。また、悟ったのは釈迦だけではなく、その仲間や弟子たちも多く悟っているので、釈迦だけが特別な存在である故に悟れたという考え方は否定されると思います。
以上、老婆心ながら‥‥
No.12
- 回答日時:
回答への批判ではなく、誤解があるといけないので補足です。
釈迦は、29才のとき4人の妃と娘(ラーフラ)を捨てて、カピラ城を出家し(釈迦は王子様!)、約6年間、師を求めながら難行・苦行の修行を続けたのちに、スジャータという村娘の差し出すミルク粥を食したことがきっかけとなり、菩提樹の木の下で悟ったとされています。
釈迦のこの行動が「一般人」と評されると、ちょっと「一般人」の私たちは困ってしまいますが・・・。
なお、ミルクを飲んでも悟れるわけではありません(^_^;)
No.10
- 回答日時:
>>この世において、一般人が仏教で悟るのは可能なのでしょうか?
可能だと思います。ただし「悟り」の中にも初級・中級・上級とありますね。だから「悟った!」と思っても(それが誤りでなく本当に悟ったとしても)それで終わりではなく、さらに高い悟りを目指して修行は続きます。
で、初級レベルでの悟りは、
「人間は霊的存在であり、永遠の生命を持っている。ある期間ごとに天国から地上世界の肉体に宿って転生輪廻を繰り返している」
です。これは数学でいえば、定理でなく公理に相当するもので、証明はできません。強力な霊的能力がある人には「当たり前」のことであり、そうでない多くの人には「信じる」しかありません。それが信仰となります。
これは短くて、そして簡単なことですが、真理とはそんなもんです。
社会人としての常識を持って、論理的思考ができる方であれば、大きな書店の宗教関係の本棚を片っ端から手にとってパラパラと読んでみれば、悟りの手引きになる本に何冊か必ず巡り合いますよ。がんばってくださいね。
ご回答どうもありがとうございました!
>大きな書店の宗教関係の本棚を片っ端から手にとってパラパラと読んでみれば、悟りの手引きになる本に何冊か必ず巡り合いますよ。がんばってくださいね。
分かりました、近いうちに書店に行って読んでみようと思います。
励ましもありがとうございます。
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