いちばん失敗した人決定戦

過去に多額の財政赤字を抱えていた国のなかで,財政健全化を成し遂げた国はあるのでしょうか?
そしてその国はいかにして見事立ち直ることが出来たのでしょうか?
ついでに,もしわかれば教えていただきたいのですが,
その国の借金まみれの度合いは現在の日本に比べてどの程度だったのでしょうか?

現在の日本の借金は700兆円とも800兆円ともいわれている中で,
素人考えでは,支出を大幅に減らしただけでは不十分で
・消費税を20%くらいにする
・所得税を2倍にする
といった案しか思い浮かばないのです。
(それでも黒字化までに100年くらいかかりそうだ)

A 回答 (2件)

 第一次大戦後のドイツ。

第二次大戦後の日本。
 ざっとした感じですが、ドイツは今の日本の100倍以上、戦争直後の日本では20倍以上と言うところでしょうか。

 ドイツは、第一次世界大戦後、巨額の賠償金を払う羽目になり、財政破綻しました。

 日本は、賠償金は払わなかったけれど(巨額の賠償金を払わなければならなくなって、ドイツ国民が大きな不満を持ったため、ナチスドイツが台頭、第二次世界大戦の原因の一つとなりました。そのため、日本には賠償金は課されませんでした。)、戦争中に国債で兵器や軍事物資を買うお金をまかなっていたため、戦争に負けて物は何も残らず、国債と言う借金だけが残りました。

 この巨額の借金は3000倍のインフレで、日本政府は事実上踏み倒しました。(国は、愛国国債と言う言葉もあったように、戦争費用負担の協力を国民に求め、国民は国債を買いました。この国債の価値が、3000分の1になりました。)

 このときと同じようなインフレが起これば、800兆円の借金も2700億円分くらいの価値しかなくなるので、あっという間に解消できます。
 
 国が借金を返せなくなれば、不良債権処理と同じで、事実上債権放棄となります。
 基本的に国債は国民みんなが使ったのだから、国民の持っている国債の価値が(銀行が国債を買っていれば、銀行に預金している人も、その影響を受けます。)目減りします。

 国民が国に貸している800兆円の借金を、債権放棄することになればあまりに影響が大きいので、普通は増税などの国民負担で対処することになります。

 原点に返れば、国の使う費用は必ず国民の負担です。
 ですから、如何なる国債の解消も、必ず国民が負担することになります。
 その負担の形は、インフレ・増税・行政サービスの低下(治安の悪化・日本全国夕張市状態になるなど)というように、形はいろいろになりますが。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

日本は戦後に
・国債の踏み倒し
・インフレ
 で借金を減らしていたのですね。
経済素人の私にとってはかなり意外な方法でした。
これですぐに財政健全化とまでは行きませんが,財政破綻状態の国家がどのようにして立ち直っていくかを知ることが出来ました。
とても勉強になりました。

たしかに国の借金は国民が負担なので
ある意味,政治家がよく言うところの
消費税は平等というのも少しわかりました。

第1次大戦後のドイツの借金は~80000兆・・・=80京?
これはかなり過酷な世界だ

お礼日時:2007/01/11 22:38

そのような国があるかどうかはわかりません、すいません。



日本の借金を減らす方法ですが、もうひとつ強烈なインフレにする、という方法もありますね。お札ジャブジャブ刷っちゃう。今まで100円だったものを10000円にしちゃう。そしたらあら不思議、借金が100分の1になっちゃった。なんてまあこんな方法は現実的ではないですね。(笑)
ただnatlliumの案の
・消費税を20%くらいにする
・所得税を2倍にする
とのことですが、税金を上げることで単純に税収が上がると思ったら大間違いですよ。例えば消費税を20%になると消費が落ち込む。所得税を2倍にすると個人の所得が減り、よってこれまた消費が落ち込む。
消費が落ち込めば企業業績が落ち、それによって法人税収が減る。
それから企業業績が落ちればもちろん社員の給料が減り、失業者が増え、それによって所得税収が減り、結果さらに国の税収がさらに減ることになる、という危険性もあるかと思います。
良い例が発泡酒です。
以前発泡酒にかかる税金は低かったため発泡酒は安かった。だから爆発的に売れた。それに目をつけた政府は、発泡酒の税金を上げて税収を増やそうとした。結果発泡酒の値段が上がり、発泡酒の売上げが激減し、結果、発泡酒の税金を上げたほうが税収が減った、というなんともお粗末な結果になりました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
発泡酒の例は非常にわかりやすくて勉強になりました。
単純に税金を上げても,そううまくはいかないように思えてきました。
個人的にも,消費税,所得税の増税はいやですし

発泡酒と逆に考えると,安倍さんがやろうとしている法人税の減免は
法人税減→個人所得増→消費拡大→税収増→国の借金減→・・・
ですね。
要はどこの段階で借金を減らすための歯車を回し始めるかの違いであって,増税も減税も表裏一体といった感じですね。

お礼日時:2007/01/11 22:13

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