誕生日にもらった意外なもの

本当に某サイトで言われているように、わが国はディーゼル車潰しを官民でやってきたのでしょうか?

A 回答 (5件)

前にも書いたのですが・・・



まず、日本で消費される中東原油は硫黄分が多く、中東原油を精製した軽油(硫黄分が多い)を使う日本のディーゼル車は、亜硫酸ガスを多く排出します。一方、ヨーロッパでは、硫黄分の少ない北海原油が主流のため、軽油にも硫黄分が少ないという、ディーセルに有利な条件があります。脱硫装置により、硫黄分の少ない軽油の精製も可能ですが、コストを転嫁されるであろう業界団体の反対があるようで・・・。

また、ディーゼルエンジンは、燃料消費率が低いため、同級のガソリンエンジン車に比べ二酸化炭素排出量が少ない=地球温暖化対策と言うメリットがあります。

まあ、日本では、工場(業界団体)は票に繋がるが、自動車(個人ユーザの集合体)は票に繋がらないという政治的な理由で、工場よりも、自動車を悪者にしやすい環境があるので、特に煤煙が目立つディーセルエンジンを叩いていたのでしょう。ということで、官民というより、その場しのぎの”政”の責任だと思います。

ガソリンを精製すれば、軽油も出来るわけで、おそらく、対環境という観点では、ガソリンよりも1歩先を行っているヨーロッパでのディーゼル市場は拡大することはあっても、衰退することはないでしょうね。
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結論からいうと官民でディーゼル車潰しをしているということはありません。


ディーゼルエンジンはその構造上、有害な窒素酸化物や黒煙の発生量が多いのですが、排ガス規制値はガソリンより緩やかに設定されています。また、燃料である軽油にかかる税金もガソリンより少なく設定されています。むしろディーゼルは優遇されているといえます。
しかし、高速道路沿いの住民の公害訴訟などもあり、ディーゼル車といえども低公害であることが求められ、排出ガス規制が強化されることになりました。このところがディーゼル潰しだといわれているのかもしれません。しかし、この排出ガス規制強化も欧米に比べて特に厳しいということはありません。
一方、この排ガス規制の強化をクリアするために、自動車業界ではEGRやDPFなどの技術が開発されました。ただ、これらの技術は燃料中の硫黄が多いとうまく作動しないため、石油業界は軽油中の硫黄を低減するための技術開発に取り組み、従来、硫黄分が0.5%だったものが、1992年から0.2%に、1997年から0.05%に、2003年から0.005%に、そして2005年から遂に0.001%以下まで下がってきました。これは今のところ世界で最もクリーンな軽油となっています。
自動車業界、石油業界ともディーゼルのために技術開発や多大な設備投資を行おこなっています。また官も技術開発や設備投資に補助金を出すなどして側面から援助しています。このように官民あげてディーゼルの改良をしているのに、官民によるディーゼル車潰しという180度違う意見が出てくるのはどういうことでしょう。まったく理解に苦しみます。
第一、官民がディーゼル潰しをして何の益があるのでしょう。まともに考えれば分かるはずです。それともその某サイトではまともな考えができない人たちがそろっているのでしょうか。
なお、軽油に灯油を混ぜることは地方税法違反にはなり、こまった問題ですが、灯油を入れたことが排気ガスを悪化する原因になることはありません。ましてやこれがディーゼル潰しの原因というのは見当違いです。
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官としては、ディーゼル車を優遇する政策を高度成長期には行ってきました。


しかし、運送業者側が少しでも利益を出すために軽油に灯油を混ぜて薄くして使うなどして
通常よりも、黒鉛が多く環境に対してもまったく考えていない運送業者が数多く出てきました。
(今でもこれを行っている運送業者は数多くある)

その結果、その黒鉛による健康被害などが多発するようになり
ディーゼル車=黒鉛が多く健康によくない
と言うイメージが植えつけられました。
特に、90年以前の運送業界や建設業界はどこでも灯油で薄めた軽油を堂々と使っていたからね。

それにより、逆に官よりディーゼルを排除するような動きが出てくるようになってきたのです。
どっちかと言うと、民が原因でディーゼル車つぶしが始まったというほうが強い気がします。
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日本の軽油の品質は世界でもトップクラスです。


http://www.paj.gr.jp/eco/sulphur_free/index.html


最近のディーゼルの事が詳しく説明されています。

http://ameblo.jp/doe136/
http://blog.goo.ne.jp/peugeot307hdi
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20年以上前、各メーカーが力を入れて、一斉に主力車種に、ディーゼルエンジン搭載車をラインアップしたことがありました。


当時、タクシーも、ディーゼル車が増えました。
しかし、いつの間にか自然消滅してしまいました。

結局はディーゼル車ユーザーのモラルの問題だったのです。

当時すでに乗用車エンジンは、黒煙が出ない程度には改良されていましたが、それもきちんとメンテをしている場合に限られました。
黒煙もくもくで、リアを黒く汚して走っているディーゼル車をよく見かけました。
バス、トラックが黒煙を吐かなくなったのは、つい最近だと思います。

そうしたことで、ディーゼル車のイメージは、ひどく悪くなってしまったのです。

最近のディーゼル規制の背景には、そうしたことがあります。
人間でも機械でも、一度「バッテン」がついてしまうと、回復はむずかしいのです。
また、RV車自体にも、「あんな無意味にでかくて、威圧的な車に、街中で乗って、どうするんだ」という批判もあります。

ヨーロッパでのディーゼル人気は、今に始まったことではなく、ガソリンスタンドで、待たなくても給油ができるという、特殊事情があると聞きます。
ヨーロッパメーカーが、省エネ車としてディーゼルを売るのは、日本やアメリカメーカーにハイブリッドで出遅れたため、という側面もあります。

ベンツのディーゼル車についての試乗記を読んでも、たいてい「ディーゼルであることが気にならない」という論調で、「ガソリン車より静か」というレポートはありません。
燃費についても、結局は「出力を絞って距離を稼ぐ」というスタンスで、ハイブリッド以上ではありません。
ルマンでのアウディの優勝も、ディーゼル車特有のトルクの厚さを利用して、シフトチェンジの回数を減らし、ドライバーの疲労を抑える、という戦法の勝利で、特段の新しい技術があった訳ではありません。

ディーゼル博士が結局自殺したことなど、人情的には捨てがたいものがありますが、私は、いずれヨーロッパメーカーのバケの皮がはがれる、と思っています。

この回答への補足

ヨーロッパのディーゼルはガソリンスタンドで待たなくても給油できるのは、ディーゼルが優遇されているからなのか、そうでないのかどちらなのでしょうか?

ディーゼル車がトルクが厚いと走りませんでした。

ありがとうございました。

補足日時:2007/02/11 17:40
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