
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
金閣寺を建てた足利義満の時代、財政はとても良いという状況ではなっかたはずです。
そもそも、金閣寺建立の目的は、明の使節団を迎え入れるためだったと思います。(間違っていたらすみません)日本は、義満のときまで明の付属国になることを拒み、朝貢貿易もしていませんでした。確か、900年近くしていなかったように思います。その関係を修復し、明と再び国と国との貿易を再開するために義満は奔走していました。
長い間、国交がなかったようなものですから、明の内部でも相当な反発があったと思います。国交回復に反対の人も大勢いたことでしょう。
そのため、明は、日本の態度に関してとても慎重に見極めていたと思います。義満は、明からの使節団を最高の形でもてなすためにあのような素晴らしい建造物を作ったのだと思います。そのために、金で豪華に装飾する必要があったのでしょう。
内部も相当豪華な装飾がなされていました。焼ける前の金閣は、確か、現在の金閣の1.5倍くらい大きかったはずです。その二階部分で使節団をもてなし、話し合いをしていました。
このもてなしが実ったのか、義満は勘合符を受け取り、日明貿易(勘合貿易)が始まったものと記憶しています。
しかし、その後、義満の後の将軍、義持が明の付属国になることを拒み、兵庫で事件を起こすと、再び国交がなくなってしまいました。
No.3
- 回答日時:
もう一度失礼します。
明の使節団が金閣を訪れたことは恐らく確かだと思います。
「中国・明との国交を開いた義満は、この山荘に移り住んで北山殿と称された。た。明の使節をこの北山殿で迎えたり、後小松天皇を招いて20日間も連歌や舟遊び、白拍子舞などに興じる宴を連日催した。」
とのことです。
先日の「その時歴史が動いた」でもやっていたので、信憑性は高いと思います。
あと、国交断絶の期間は、様々に言われていて、900年ではなく、500年とも言われています。
No.2
- 回答日時:
結論から言いますと「分かりません」。
金閣になぜ金箔を貼る必要があったのかは一切史料が残っていないはずです。ただ、平安時代末期に作られて現存する、奥州の中尊寺金色堂の存在は足利義満は当然知っていたでしょう。「建物を金箔張りにする」のは、義満の独創ではありません。なお、中尊寺金色堂は「極楽浄土」を表したものです。平安時代から鎌倉時代にかけて一世を風靡した浄土信仰の対象である「極楽浄土」は金ピカの世界と考えられていたようなので、浄土信仰に基づいて裕福な貴族や皇族が作った金箔張りの仏堂は相当数あったと思われます。その中で唯一現在に残ったのが中尊寺金色堂であると考えてください。確証はないですが、金閣が建設された当時、京の都には「金箔張りのお堂」が他にも存在したと思われます。
また、足利義満は明に使節を送って「日本国王」の冊封を受けましたが、明の正式な使節が日本に来て義満に会ったことはないはずで、その予定も当面なかったはずです。「明の使節団を驚かせるために金閣を作った。金閣で使節団をもてなした」という史実はないと思います。
個人的には「南北朝合一を実現させ、日本の真の権力者になった記念に金箔張りの建物を作ってみた。どうだ、オレは凄いだろう!」くらいに考えればよいと考えます。なお、義満の生前の宮殿である「北山第」は広大な敷地に多くの豪華な建物があり、金閣はその一部の舎利殿(仏堂)に過ぎません。義満が生活する豪華で金閣より恐らくずっと大きな邸宅は別にあったはずです。金閣は居住用の建物ではなく、その中で義満が生活していたわけではないことに留意してください。
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