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有限会社や株式会社の有限責任についてですが、そもそも法人の
債務などが経営者に転嫁されず、経営者が全責任を負わないで済む
のが有限責任ではないのでしょうか?

 しかしながら実際企業が金融機関に融資を依頼すると、だいたい
個人の連帯保証を求めてきます。その上第三者の連帯保証人まで
要求されることすらあります。

 この時点で株式会社や有限会社であっても、経営者は、無限責任
を背負わされていますよね。
ここにすごい矛盾を感じるのです。何のための有限責任なんだろ
うかって。

こういう風に思う私が変なのでしょうか?
皆さんの意見をお聞かせ下さい。

A 回答 (3件)

日本の金融機関が担保主義だからです。


最近は少し変ってきましたが、融資の基準は不動産などの担保が基準です。
理由は、日本の銀行に事業に対する与信能力が欠乏しているからです。

実際に海外の大手行と日本の都銀を比較してみても、融資部門の利益率が圧倒的に違っています。

これの酷い例が、融資ではないはずのVC(ベンチャーキャピタル)でも、投資の際に代表保障を要求してきたりしちゃうんです(--;

このため矛盾を感じるのは至って自然なことだと思います。
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問題意識は理解出来ます。


考えて頂きたいのは、融資を行う側が得るのは利息に過ぎないということです。利息は、支払う側から見ると負担が大きいと感じるかもしれませんが、客観的には少額に過ぎません。融資は、ローリスク・ローリターンの世界と言えます。融資を行う側が事業のリスクをそのまま引き受ける訳には行かないので、融資を成立させるためには、個人保証や担保の設定が行われます。

リスクが大きい場合に受けるマネー供給は、ベンチャーキャピタルに代表されるように、融資ではなく出資の世界となります。うまく株式公開を果たせれば大きなリターンを得られますが、株式公開に至らずに出資した資金が毀損してしまう可能性も高いという世界です。

さて、借入に伴う個人保証のリスクを経営者が負いたくなければ、地道に利益を積み上げて自己資本を増やしながら、借入を一切行わずに自己資本の範囲で事業を行うことになるでしょう。しかし、それでは事業の拡大に時間がかかります。目の前に収益の機会があれば、借入を行いたくなるのも当然です。経営者の事業欲が借入を行わせると言っても良いでしょう。この事業欲は、経済の発展をもたらすという意味でプラスに捉えることが出来ます。

事業のリスクを的確に捉えることは、経営者の最も大事な資質と言えます。個人保証が問題になってしまうのは、一般に、個人で負うことの出来るリスク以上に借入を行ってしまいがち、ということに原因があるのではないでしょうか。

事業のリスクを経営者以外が負担する仕組みがあると良いと思われますが、その場合には、リスクを負担する人がリスク相応の大きなリターンを得る仕組みでないといけないのです。そうすると、経営者は、リターンを確保したいため、そうした仕組みを利用したがらないという面も現実には起こり得ます。

上記に関して疑問があれば、遠慮なく仰って下さい。
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この回答へのお礼

ご返事ありがとうございました。
難しい問題ですね。でもやっぱり倒産した会社社長が
自殺まで追い込まれるようなことになり得る今のやり方は
問題あると思うんですよね。

お礼日時:2007/03/08 11:22

有限会社や株式会社の有限責任はあくまでも出資者が出資分以上には責任を負わないということで有限責任です。


経営者の場合は、自分で経営するのだからある程度の自由があり、その責任はとるべきでしょう。
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございます。

あくまでも出資者の責任が有限なのであって、経営者の責任は
有限である必要はないということでしょうか?
確か大学の授業でも同じことをいわれたような気が・・・

もちろん経営者は責任をとるべきであると思いますが、何も無限責任
である必要はないのではないしょうか?ただ単に金融機関が損をしない
よう自分たちだけのメリットだけを考えて連帯保証人を立たせられて
いるように思えるのです。ただの保証人でもいいんじゃないかなって
思うのですが。

お礼日時:2007/02/21 15:57

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