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クラッチを構成する部品には、
ディスク、カバー、フライホイールなどいろいろありますが、
一般に、クラッチが滑ってきて「クラッチ交換」する場合、
どの部品を交換すればよいのか、
あるいはクラッチを構成する部品すべてを交換しなければならないのか、
教えてください。

よく、「クラッチキット」という名前で社外品が売られていますが、
これはクラッチ交換に必要な部品がすべてそろったセットと考えて
よろしいのでしょうか?

逆に「カバーとディスクのセットです。レリーズは付いていません。」
などと書いてあるものもあるので、
いったいどの部品をそろえればいいのかさっぱりです。
よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

誰かのためとか、誰かの都合とかではなく、




ご質問者様(ユーザー・オーナー)のご利益のために、

通常は、クラッチディスク、クラッチカバー、レリースベアリング、この3点は、必ず同時に交換してしまいます。


なぜなら、まずは、ディスクは、文句なし、消耗品ですのでいいとして、

カバーは、これも実は、完全に消耗品ですね。カバーは中にバネ(ダイアフラムスプリングdiaphragm spring)が付いているのですが、これが、鋼板で造ったような単純なバネで、ある意味、例えば、サスペンションの純正コイルスプリングのような半永久的使用品のような性格のものではなく、いつかはすぐに、パキンと割れて、これが割れればまたミッションを降ろさないといけないという、そういった消耗品な代物です。

レリースベアリングも、これも完全に消耗品です。通常使用では、ディスクよりも若干長持ちする性能はありますが、フリクションが出始めると別の部分が回りだして音が出始め、すぐにミッションをまた降ろすはめになります。

FF車などは、ミッションを降ろすだけで大変な作業になる車が多く、上記3点のどれかがダメになったら、とりあえずは何も考えずに3点を交換してしまうということが、最も賢い修理の方法となります。


FR車やトラックなどで、自前の整備工場があって、簡単にクラッチ交換ができるような事業所では、ディスクだけの交換をし、カバーやベアリングは、不具合が出た都度、交換をしているようなところもあるかもしれません。

または、

個人レベルでは、例えば、若者で、「暇と時間はたっぷりあるが、金は無い。」とかいう人の場合、FR車でしたら、簡単に自分で交換ができますので、ディスクだけ交換するとか、普通かもしれません。



クラッチ交換は、場合によっては、フライホイールも同時に交換。なんてことも、珍しくもない話です。

フライホイールは、ディスクと当たる面がでこぼこしてしまっている場合もあるのですね。研磨で直る場合もありますが、ディスクブレーキのローターと同じで、研磨に金かける位なら、新品にしてしまおうとか、そういったアイディアですね。
また、フライホイールは、周りにリングギアが付いていて、これとスターターモーターが繋がっているのですが、走行距離の割にスターターを回す機会が多かった場合などは(または、スターターモーターの付き方の具合が微妙に上手くなかったりした場合なども。)、このリングギアが結構 摩耗してしまうことがあるのですね。ここが摩耗していますと、エンジンをかけようとしたときに、カキ~ンとスターターのギアーとフライホイールが噛んでしまって、そのまま外れなくなったり(キーをオフにして、5速に入れて、車をバックさせれば外せます。)、何かと厄介ですので、フライホイールの状態がよくない場合も、フライホイールを同時に交換しておきましょう。というのが賢い選択になります。


なお、細かい部品、パイロットベアリング(フライホイール中心に入れるベアリング)や、クラッチカバーを固定するボルト類など、細かい部品全て、なども交換しますので、これらも忘れずに必ず注文して、全て新品に交換します。

また、もしフライホイールを一度外した場合、これを止めていたボルト全ては、再利用できませんので、必ず新品に交換します(一般論です。詳しくは、サービスマニュアルに従って下さい。)。


特にFF車の場合、この上記のような感じが一般的です。
FR車の場合、簡単にエンジンとトランスミッションが切り離せる場合が多いですので、場合によっては、例えば、あと半年だけ使うから、「とりあえず格安で動くようにだけ」とかいう感じで、とにかく1円でも安く。とかいう考え方もあるかもしれませんが、
いずれにしても、しばらくまた乗る予定なら、上記のものは 全部同じ時に交換してしまうことが、最もお得でしょう。


例えば、クラッチ交換の時に、当然、例えば、「クラッチホース(レリースホース)」の劣化、「レリースシリンダー(スレーブシリンダー・オペレーティングシリンダー)」の不具合、「レリーズフォークブーツ(ダストカバー)」の劣化、なども確認して、何か見付ければそれも交換することは当然ですが、しかし、これら、トランスミッションの 外 に付いているものは、何もこの時でなくても、いつでも簡単に交換できるような、すぐに手の届くところに付いていることが多く、
あとでもいつでも簡単に交換できるような車種でしたら、何も、クラッチディスク交換と同時に必ず交換しておかなくても良い訳ですよね。

ワイヤー式の場合も、外から簡単に交換できるスペースがあるお車でしたら、ワイヤーはいつ交換しても良い訳です。


こういったところでしょうか。


尚、社外品強化クラッチで、ディスクとカバーをセットで組み合わせないと成立しないような商品、または、フライホイールも含めてなどの商品。でしたら、セットでの交換になります。個々の製品の説明書に記載の内容をご確認下さい。
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この回答へのお礼

非常に丁寧で詳しいご回答ありがとうございます。
FFとFRで作業の手間が変わってくるとは知りませんでした。
幸い自分はFRですので、お店の工賃もいくらか安いのでしょうか。

新品に交換しなくてはならないネジなどは、ディスクやカバーを購入した際に付属してくるのでしょうか?
それとも別に注文しなくてはならないのですか?

いろいろ検討して、自分に合ったクラッチを購入したいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/03/04 12:08

基本的にはクラッチディスク、カバー、レリーズベアリングの3点を交換としますね。

ディーラーなどに持ち込めば間違いなく3点セットでしょう。一昔前にはクラッチのオーバーホールをする際、個別に3点の部品を部品屋さんに発注していましたが、最近はクラッチキットがという部品があることを考えると3点交換が主流なのでしょう。しかし、それ程酷使されていなければ明らかにカバーまで変える必要のない事もあります。このような場合のカバーは変えなくてもまず大丈夫です。もちろん、ダイヤフラムスプリング、プレッシャープレート、ダンパースプリング等の点検は不可欠です。ベアリングもガタ、回転時の違和感等があれば交換でしょう。今までクラッチディスクのみの交換作業もずいぶんやりましたがそれが原因による車両再入庫はゼロです。私個人の考えとしては、3点変えるならクランクシャフトリヤシール、ミッションメインシャフトフロントシールも交換するべきだと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
クラッチ交換に伴う点検すべき項目はかなり多いのですね。
もう走行10万キロ近いので、いろいろなところに不具合がありそうです。細かいご指摘ありがとうございました。

お礼日時:2007/03/04 12:02

最初に回答を記載した者です。


“クラッチ交換はクラッチカバーも含む”とのご意見が多く寄せられていますが・・・。
今はどうかは知りませんが、クラッチディスクは消耗品、クラッチカバーは耐久品ではないのでしょうか。
私はメーカーディラーによくメカや整備の相談をしますが、クラッチ交換で“カバーも換えたほうがいい”といわれた事はありません。
カバーはそんなに減るもんじゃないですよと言われた事はありますが。
もっとも、カバーまで交換すると部品代が2倍以上になりますから、業者サイドはその方が好都合かもしれませんが。
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この回答へのお礼

やっぱり、作業の手間を考えると、まだ使える部品でも交換してしまったほうがいいという皆さんのご意見なのだと思います。一部を交換してすぐに別のところに不具合がでてまたミッションをおろすのは工賃もかかりますし。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/03/04 11:47

一般に”クラッチ”交換と言う場合は、「ディスク」「カバー」「レリーズ(スラスト)ベアリング」の3点交換を言います。



マニアな方々の場合には、ディスクだけと言う事も有るかも知れませんが、整備工場が一般ユーザーへ回答する場合には、上記3点(又はパイロットベアリングを含め4点)を言います。

強化クラッチや、モータースポーツ・ブランドの場合には、それぞれ分けている事がありますが、一般的な整備工場では、純正か純正相当品の3点又は4点を指しますので、見積り依頼された場合は、その内容での価格提示となっているはずです。

パーツの持ち込みで交換する場合は、ユーザー次第となりますが、ディスクとカバーの当たりも有りますので、同時交換される方が良いと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
量販店での価格提示も、これらの部品をあわせての値段だったことがはっきりしました。ありがとうございます。

お礼日時:2007/03/03 14:14

私が働いていた整備工場では、クラッチ交換と言えば、


ディスク・カバー・ベアリング・レリーズシリンダーカップを
交換するのがクラッチ交換でした。
車好きの方は、ディスクのみ交換する方もいるのでしょうが、
通常ディラー等では、セット交換になると思います。
ディスクに限らず全て消耗品ですので、セット交換がいいと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
通常ディスクのみ交換というのはしないのですか。
参考になります。

お礼日時:2007/03/03 14:11

一般にディスクを交換する時にディスク、カバー、レリーズベアリングを交換するのが一般的です。

カバー、ベアリングを交換するのは音や振動、踏んだ時にクラッチが重く感じることがあるためです。せっかく重いミッションを降ろすのですからいっしょに交換がベストです。フライホイールは強化、ツイン、トリプルなどの強化クラッチのときに交換するものです
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
ミッションをおろして高い工賃を払うのなら、確かに一緒に交換してしまったほうがお得ですね。
量販店での価格提示はこういうことだったのですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/03/03 14:07

普通に“クラッチ交換”という場合は“クラッチディスク”のみです。


クラッチキットなら、クラッチディスク+クラッチカバーとなります。
“レリーズ”とは“クラッチディスクを軸方向にスライドさせるベアリング”だったと思います。
これが不調だと、クラッチペダルを踏むとガリゴロと変な振動が足に伝わってきます(経験あり)。最悪駆動不能でエンコする可能性がありますね。
メーカー純正なら町の整備業者さんにお任せで問題ありませんが、ご自分で交換するとか、社外品のパーツを取り付ける場合はそれぞれの相性の問題が起こる事があるそうです。
ですから社外品を使うなら、純正品パーツリストが利用できて、経験豊富で信用できる整備業者かショップに相談してお願いすべきでしょうね。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
ということは、現在純正のクラッチで、それが滑ってしまった場合、
純正のディスクを交換すればよいということですね。
社外にしたい場合は、相性などの問題が懸念されるのでセットのほうがよいと。
量販店にクラッチ交換は10万くらいかかるかもと言われたのですが、ディスクのみなら部品代もそこまでしないので、ミッションおろしたり手間がかかる工賃が半分以上占めているのでしょうか...?それか、量販店ですから純正以外のセット品に交換することを前提とした価格提示だったのですかね?その辺お店の人に聞くの忘れてました。

わかりやすいご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/03/03 12:56

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