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 理系の人間ですが、少し気になり質問させていただきます。現在の日本の金融界は、変動相場制というシステムで動いていることは、高校ぐらいにならいました。しかし、その昔、固定相場制というのがあるのをしりました。その頃、1ドル、360円の額であったそうなのですが、その理由があるとのことです。なぜ、その360円という値に決められたのかを教えていただきたいです。お願いいたします。

A 回答 (3件)

1ドル=360円の固定相場時代を「その昔」という歴史上の事柄としてとらえる世代が増えたことに、時の流れを感じます。



さて、1ドル=360円という固定相場(正式には対米基準相場)が決定されたのは、1949年(昭和24年)4月23日でした。これは、前年1948年末に設置された「為替単一レート設定対策審議会」という内閣の機関で決定されたものあって、(400円や300円ではなく)360円でなければならなかったという合理的な理由はありません。いわば、戦後日本経済復興のために、輸出をしやすくするための水準として360円となったようです。

その後、この1ドル=360円という固定相場制は、1971年(昭和46年)8月28日まで続くわけですから、輸出企業にとっては、とても有難い制度でした。

1970年当時ですら、日本人旅行者の実感としての1ドルの価値(購買力)は、1ドル=100円程度でしたから、1ドル=360円は、極端に日本の輸出に有利な相場だったと言えます。つまり、アメリカから見れば日本からの輸入品はとても安く手に入り、逆に、日本では海外からの輸入品はすべて高くつくという制度だったのです。

金(きん)での平価が決定されたのは、基準相場決定から4年後の1953年(昭和28年)5月11日で、1円=純金2.46853ミリグラムとなりました。これをIMF平価と呼んでいます。これは、金1オンス=35ドルの金価格と、1ドル=360円の為替レートから単純に算出したものであって、これによって1ドル=360円という相場が決定されたのではありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。背景的な面も含め大変参考になりました。さて、友人に聞いた話ので確証はありませんが、戦後日本の扱いはアメリカに一部ゆだねられたいたそうです。その際、日本は、どうでもいいと、扱われたらしく日本の通貨が円だから、360度の円にちなんで、その値になったという噂もあるそうです。しかし、メールを読んだ後こちらのほうは聞いたので、なんとも後から、作ったつじつまあわせのように聞こえました。(笑)

お礼日時:2002/05/31 17:02

米ドルのみ金(きん)に対して平価(1オンス=35米ドル)を定め、他の諸国は「金とリンクした米ドル」に対して平価を定めていたからだそうです。



こちらのサイトにわかりやすく書かれていますので、ご参考にしてください。

http://www.cafeglobe.com/news/economy/ec20000425 …

http://www.asset-jp.com/asset99/history99/1971.h …

参考URL:http://www.cafeglobe.com/news/economy/ec20000425 …
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当時日本を占領していたGHQの担当者が『円』の文字の意味を聞き、『サークルなら360度だから、1ドル=360円でいいだろう』という

安直な理由で決められたと聞いたことがありますが、実際の円の実力もそれほどかけ離れてはいなかったので、そんな安直な決め方でも定着したというところではないでしょうか
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