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血液ガス分析をする際、すぐにガス分析をすることが望ましいと言うことですが、検体をやむを得ず20分以上待つ場合、冷所保存するか氷塊につけるのはなぜですか?

A 回答 (1件)

血液の中には、『血球成分』と総称される生きた細胞があります。


時間が経つと、それらが検体(血液)中の酸素を消費したり、代謝産物を生成したりするため、患者さんの血液の状態と検体の状態が違ってしまいます。
温度を下げると、それら生きた細胞の代謝が抑えられ、酸素の消費も減少するため、患者さんの血液の状態のままで維持されやすいのです。

もちろん、すぐに測定するに越した事はありません。

これは余談ですが、教科書で『血液ガスの酸素の値が低すぎるので、検体を冷やしたら臨床上納得できる値が得られた。白血病の患者さんで白血球の数が多かったせいと思われた』という記載を見た事があります。
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この回答へのお礼

すごくよくわかりました!!かなり色々な本などを調べたつもりだったんですけど、よくわからなくてずっと悩んでたんです。どうもありがとございました!!

お礼日時:2002/06/01 22:04

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