No.9ベストアンサー
- 回答日時:
小説家になるために一番大事なことは「書く」ことでしょう。
もちろん「読む」ことはおろそかにしてはいけないとは思います。
ただ、音楽ばっかり聞いている人がミュージシャンになれないように、劇ばっかり見ている人が俳優になれないように、本ばっかり読んでも小説家にはなれないと思います。
本ばっかり読んでなれるのは小説家ではなく、評論家なのでは?
友達にミュージシャンや漫画家などクリエイター系の仕事を目指している人がたくさんいますけど、おしなべて実践練習ばっかりしていますよ。(もちろん人の作品にも触れる時間も大切にしてるみたいですが)
たとえば、ミュージシャンだと練習の最初の1~2時間は練習のうちに入らない、それは準備体操のようなものだ、と聞いたことがあります。
おおげさでもなんでもなく、一日中楽器を演奏していることもあるとか。
小説家も同様に、想像・創造する時間を増やすことが絶対条件だと思いますよ。
想像力を鍛えるには、想像するしかありません。
他の方も書いていらっしゃいましたが、本に専念するのではなく、恋をしたり外国に行ったり新しいバイトを始めたり、要は日常で常にアンテナを伸ばすほうが大切なような気がします。
芸術系は「未熟なこと・知らないこと」がむしろ武器になりうることもあると思いますし。
純文学で言うと、話題になった綿矢りさは、未熟かもしれませんが魅力的だと私は思います。
No.8
- 回答日時:
純文学だけでなく、ジャンルを特定せずに乱読することをお勧めします。
「半年間は純文学を読まず知識本だけ…」べつに間違っていないと思います。良い選択だと思います。ただ、半年と特定せずに小説を読んだり、教養書、文章術、エッセイ、小冊子(PHPなど)いろんなジャンルに挑戦する意欲をずっと持ち続けるのがベストだと思います。
文学以外では「天声人語」の抜書き(段落の重要性と歯切れの良い文章術)
もっとも、重要なのは「実体験から出てくる知識、知恵」です。
これは、本よりも重みがある最上の知識ですからね。
No.7
- 回答日時:
「読めない本」を理解するための「基盤」つくりに、教養書を読もうという発想は正解、というより当り前のことのように思います。
例えば、欧米の文学を読むのにキリスト教の知識が不十分では話になりません。もっとも、半年で広い教養が身につくわけもないでしょうから、普段から継続的に教養書を読むようにしてはどうでしょうか。作家が博識なことについて
彼らにとって本を読むことは仕事の一部なわけですからね。
作家が仕事や読書について語ったエッセイでも読んでみたらどうですか。先月、岩波文庫からモームの『サミング・アップ』という回想録が出ました。面白い本ではありませんが、この人の読書記録みたいな要素もあり、物書きとしての裏話もあるので、作家志望の人なら興味深く読めるはずです。
乱読について
「千里の目を窮めんと欲し/更に上る一層の楼」
この漢詩の一節のように、ものをよく見る、見通すためには高いところに登ると便利です。読書で身につける幅広い知識は、「階段」の役割を果たし視界を良好にしてくれる、こう考えると乱読を意義づけられるのではないでしょうか。
余談
「一生かかって取り組む大作家、大作品を一つ持て」
武田泰淳の言葉だそうです。
広く読むことも大切ですが、的を絞った読書対象を持つことは、読書生活の質を高めてくれます。対象を絞るには勇気がいりますけどね。
なお「大作品」を「小説」と限定しなくても、文学同様に人間への洞察の書なら、哲学や宗教哲学、歴史の本でもいいのではないかと思います。
No.6
- 回答日時:
ある国語学者が次のように言っていました。
「私は『乱読』ではなく、『濫読』が好きだ。乱れていい加減に読むのではなく、精読であふれるように読むのだよ。君たちもそうなさい。」
小説家を目指しているわけではありませんが、名言だと思い、今もその言葉に忠実たらんとしています。
濫読をお勧めします。名著と呼ばれるものを濫読して下さい。
「知識本」で何を表現されたいのか伝わってきませんが、教養書を指しているのなら、普通の小説家が読んでいる本です。
No.5
- 回答日時:
「基盤の知識」とは、どの分野の事を言っているのでしょうか?幅広くあらゆる「知識」を身に着けたいという事でしょうか?
私も単なる本好きの素人ですが、作家さんは、あるテーマについて「書きたい」という欲求があって、そこから必要になる知識(たとえば医療現場を舞台にする場合は、医療の知識だけじゃなく、看護師とか医師とかの具体的な仕事内容、病院のシステムとか、実際の現場もある程度知る必要がありますよね?)を、資料を集めるなどして勉強し、場合によっては現場を見学させてもらったり、専門家やその仕事に従事している人にも会って話を聞いたりして、作品に生かすのだと思います。
元々幅広い分野について知識として知っておく事も、マイナスにはならないでしょうが、ただただ手当たり次第に知識本だけを読み漁るというのは、迂遠な方法であるような気がします。
また、どんなバカらしい本でも、読んだことで一つでも思うことがあれば、それは読む前と後では自分の中で何かが変化したことになり、文章を書く上で何かの役には立つでしょう。
そういう意味では、乱読も無駄ではない、とは思います。
ただ、頭でっかちなだけでは、魅力的な文章は書けないと思います。本だけでなく、現実に色々体験してみることも必要です。
知識のみに頼った実体験が伴わない独りよがりな文章は、読者に伝わりにくいと思います。
例えば、同じテーマを扱っていても、本と映画と音楽と絵画と現実の体験では、全く表現方法も違いますし、伝わり方も違います。
好きな事をただ書けばいいのではなく、意図をうまく人に伝え、感動させなければいけないのですから、むしろ感性を磨いてほしいと思います。
頑張ってください!
No.4
- 回答日時:
読めない本っていう言葉の意味がよくわかりません。
1.本はあるけれど、理解出来ない。
2.日本語で出てないので読めない。
3.発売されていない又は絶版、本屋で探しても見つからない。
4.時間が足りなくて自分の読みたい気持ちに読書が付いていかない。
なんて、色んな意味にとれます。
小説を書こうとされているなら、こんな表現の仕方に注意するのは、基本でしょう。
乱読する事がスキルを上げる事になるか?
問題はそんな事ではありません。
乱読するか、精読するかはあまり意味がないと思います。
文学がおもしろければ、また小説家を目指すのであれば、必然と読書の仕方は決まってくるはずです。
また、知識本に専念するとか、も変です。
芸術的な、人間的な、感性とかを磨かなくては。
知識本に専念するよりは、ひとりの女性に恋いこがれるとか、全国流浪の旅に出るとか、いいクラシック音楽を聴くとか、美術館に行って素晴らしい作品と何時間も会話するとか、人間のどろどろとした内面に嵌らないと。
あちゃっ!又削除対象の回答を書いてしまった。
No.3
- 回答日時:
素人の意見ですみません。
あなたの考えが間違っているか正解なのかは分かりませんが、
読んでいる本の中から知らない知識が出てきたら、
その知識を調べて行くと言うのが現実的ではないでしょうか?
時代背景を調べたりするのも、一度元の本を読んでからの方が、
『ここがおかしいと思ったらこういう事か』と言う発見が出来るのではないでしょうか?
乱読する事はちょっとした生活の知恵の向上に繋がると思います。
知っているのと知らないのとでは雲泥の差が出るときもありますから。
また、書く事は『習うより慣れよ』の領域かと思います。
本を読んでいて、自分なりのストーリーが思い浮かんだら、
それを言葉にして行くのも大事な作業だと思いますよ。
No.2
- 回答日時:
以前NHKの週間ブックレビューに作家の高橋源一郎さんが公開番組のときに出演した際に、同じように将来作家になりたい方からの質問に「名著と言われている本は読むこと。
少なくともこの番組で紹介される本ぐらいは読むこと。(これは出演した番組へのPR?)」と回答されていました。私は毎週この番組を見ているのですが、軽い小説を書いている作家でも名著と言われている本は大抵読んでいらっしゃいますね。
その度に「そう言った肥やし(知識)があるからこそ作家として食って生けるのだなー。」と感じています。
所謂名著を読むことが大切なのではないでしょうか?
また読者の感性、想像力等の力が重要と感じます。
ですから
>それは自分の基盤の知識がない為だと考えているのですが読めるようになるには半年間は純文学を読まず知識本だけを読みあさり基盤をつくろうと考えています。
知識本?純文学ですよね。知識ではなく感性ではないでしょうか?
例え教養、知識等の表現がされていなくとも、人生の機微、皮膚感覚、侘び寂び等の言葉で言い表せないものが伝わってくる作品って多いと思います。
婉曲的なキツイことを言いました。ごめんなさい。
でも想像力を駆り立てられる、心に自然と入り込んでくる、何か重い命題を突きつけられる、上手く言えませんがそんな本を読みたいと思っています。
ちなみに私の一番好きな作家は安部公房です。
No.1
- 回答日時:
読める時は読みましょう。
純文学だけでなく、何でも片っ端から。その全てが肥やしになります。おそらくあなたより私や友人はその何倍も十何倍も読んでいます。
私等は別に作家になりたい訳ではありませんがね。
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