一回も披露したことのない豆知識

 Rr-Sr法による年代測定法で考えます。そして、4つの資料A,B,C,Dを採集し、質量分析計で87Sr,86Sr,87Rbの量比を測定したところ最後の表1のようになりました。これによりアイソクロン年代を決定を決定し、87Sr/86Sr比の初期値も求めたいんですがいまいちよくわかりません。 あと87Rbから87Srへの壊変定数λは1.39*10の-11乗/年です。(わかりにくい表現の仕方ですいません) 計算のアウトラインだけでもいいんで力を貸してください。よろしくお願いします。             
  表 
87Sr/86Sr   A 0.717 B 0.726 C 0.742 D 0.761
87Rb/86Sr   A 1.20 B 3.30 C 7.08 D11.25

A 回答 (1件)

 


これは、計算原理そのものは、そんな難しいものではなく、簡単です。参考URLに、計算式の出し方を丁寧に説明しています。

ただ、少し文字が小さく、小さな文字が見えないですが、最終的には、次の関係が導かれます:

(Sr87/Sr86)=|(Sr87/Sr86)_0|+(Rb87/Sr86)(e^(λt)-1)

これを、グラフにプロットするのだと、説明していますが、二元一次連立方程式としても解けます。

Sr87/Sr86 と Rb87/Sr86 の値は、五つのサンプルで得られているので、その二つを組みに選んで上の式に代入し、最初の式から次の式をそのまま引くと、|(Sr87/Sr86)_0| の部分が消えるので、tの一次方程式が出てきます。

ここから、tが出てきます。tが出てくれば、そのtを一つの式に代入して、|(Sr87/Sr86)_0| の値を求めます。(Sr87/Sr86)_0 が正か負かは、その途中で分かります。

AとBの資料を代入して、この計算をすると、

A資料式:(0.717)=|(Sr87/Sr86)_0|+(1.20){(e^(λt)-1)}
B資料式:(0.726)=|(Sr87/Sr86)_0|+(3.30){(e^(λt)-1)}

A式-B式:

(0.717-0.726)=(1.20-3.30){(e^(λt)-1)}
-0.009=-2.1{(e^(λt)-1)}
{(e^(λt)-1)}=0.004286
e^(λt)=1.004286

これを解くのに、両辺の常用対数を取ります:

ln{(e^(λt))}=ln(1.004286)
(λt)ln{(e)}=0.004277
→ (λt)= 0.004277    何故なら、ln(e)=1

λ=1.39*10^(-11)/年 を代入すると:

t=4.277*10^(-3)/1.39*10^(-11)
t=(4.277/1.39)*10^(8)
=3.077*10^(8) 年

つまり、3億770万年になります。しかし、下の数字は、あまり有効ではありません。

上の {e^(λt)-1}=0.004286 を、A資料式に代入すると、初生比が出てきます:

(0.717)=|(Sr87/Sr86)_0|+(1.20)*(0.004286)
(0.717)/(0.0051432)=|(Sr87/Sr86)_0|
|(Sr87/Sr86)_0|=139.4
→ (Sr87/Sr86)_0=139.4

AとC、AとD、BとCなで、計算して、同じような数字が出てくるかどうかです。
グラフにプロットすれば、計算しなくとも、どれぐらいばらつきがあるかが分かります。

以上、計算がどこかで間違っているかもしれません。

>富士市立博物館
http://www.city.fuji.shizuoka.jp/sisetu/hakubutu …
 

参考URL:http://www.city.fuji.shizuoka.jp/sisetu/hakubutu …
    • good
    • 1

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!