遅刻の「言い訳」選手権

<ウニ>と<栗のイガ>の形は何であんなに似てるのでしょうか?

祖先が同じなのでしょうか?
それとも外敵から身を守るという方向で進化した結果、
たまたま海と山に同じような形のものができたのでしょうか?

もし後者だったらものすごいことのように感じるのですが、
生物学(進化論?)的にはそうでもないのでしょうか?

生物学に精通している方に、
ウニと栗のイガの類似性について語っていただきたいです。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

トゲというものの働きが外敵から身を守ることだとすればわかるような気がします。

ハリネズミなどもその一つだと思います。またサボテンなども同じではないでしょうか。
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それぞれが別個に進化したものです。


関係の薄い生物間で似たような外見、能力が別々に進化することを収斂(しゅうれん)進化、あるいは収斂と呼びます。ウニとイガのトゲも内部を保護するものとして収斂したと言えるでしょう。

ウニのトゲは炭酸カルシウム、イガはおそらく主にセルロースやリグニンからできているので化学的には全くの別物です。

収斂しやすい性質としにくい性質がありますが、収斂自体は生物界に例を無数に見ることができます。例えば海と空でイルカとコウモリは別々にエコロケーションを進化させました。詳しくはWikipediaなどで収斂進化で引いてみるとよいでしょう。
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生物学大学でちょっとやっているくらいですし進化学はあまり専門ではありませんがちょっと語らせていただきますね。



ウニは棘皮(きょくひ)動物という「動物」に分類される生き物なので、植物であるクリとは進化的にはそれはそれは遠いので、同じ祖先から受け継いだわけではないです。進化は証明できないので絶対とは言えませんが、かなり高確率で違います。

相似器官と相同器官という言葉があります。
相似器官は全く起源の異なるが似ている形の器官のことで、相同器官は由来が同じであっても全く形の違う器官のことです。たとえばジャガイモとサツマイモは似ていますよね。でもジャガイモは茎で、サツマイモは根っこなんです。これは相似器官ということになります。また、サボテンのトゲはそうは見えませんがもともとは葉っぱだったものなので、その辺に生えている草木の葉とは相同器官ということになります。

ウニとクリは不思議な一致ですね。当然これは相似器官ですがそんなところに目をつけたことはありませんでした。目からウロコです。
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