物質創造

物質の質量が、E=ｍｃ²と言う式で、エネルギーに換算されるそうですが、同じエネルギー量（質量）であっても、自然界では、石や、水や、植物や、人など、様々に物質形態をとるのは何故なのでしょうか？

質量→エネルギー　の場合はこのアインシュタインの理論で行けるのだとは思いますが、
エネルギー→質量　の方向の場合、その質量は純粋物質ともいえるような何かを現出させるのでしょうか？実際の世界には様々な形態を持った物質が存在していますが、その理由が理解できません。

この世の物質の様々な形態は、何処から来、何に由来しているのでしょうか？

散逸構造理論など、複雑かつ秩序だった形態を生み出す法則もあるようですが、その様な、物質の形態を生み出しとどめる法則が沢山あって、それを明らかにする方がむしろ意味があるような気がします。

こぼれた水が不定形に広がるのはその形に区別ないですが、水がコップに入って盆の上に乗っている不思議を説明できる方はおるでしょうか？

存在とは何かを明らかにするだけでなく、存在が、様々な形態をとって存在する理由を明らかにしたいと思っています。

因みに類似の質問を物理学カテゴリに投稿いたしました。
幅広く意見を募るため、哲学カテゴリにも質問いたします。

No.2 回答者： 音色 回答日時： 2023/05/18 08:01

この問題は、科学での解は得られない、のではないでしょうか。

将棋と云うゲームが❛やって見なければ分からない❜のと同じように、科学的・理的な物質の運動（変化）は❛自然❜であり、その結果が現在であると云いたいです。

もしこれを❛結果に向かっての運動❜だとしてしまうと、それこそ神の仕業と云う事が結論になってしまいます。

科学がだめなら精神から。
数学者・岡潔氏によれば、弁栄(べんねい)上人の云っている事は、釈尊と全く同じであるが、一つだけ独自の表現があると。
それは「宇宙の本体は絶対の大心霊体である」と云っている事だと。

取り敢えずはこの事を❛宇宙の大精神❜と捉えてみて、考えてみませんか。

我々の精神に、意と感と理との性能がある様に、宇宙の大精神にもそれがあると。
でも、実際は宇宙の精神が持つその働きが、人間の精神にも反映されたのだと思うほうが自然な気がします。

そして、その意思によって我々が動くように、宇宙の大精神の意力がこの世を❛存在❜させ、物質の理的な運動を支え、その理は❛因を縁とし果を生ずる❜と云う事になっていると云えると思います。

また、この宇宙の理性的である事は、生物界にも当てはまるのではないでしょうか。
生理学で見た人間は皆、同じ構造をしている、と云う事などは理的だと思います。植物に於いても同じ事でしょう。

でも外見は違いますね。人間も構造としての外見は同じですが、容姿ともなればみな違います。
と、ここまで来ると、理的作用にも限界があるのでは？なんて思ってしまいます。※なぜ❛個性❜が表れるのでしょう？

水がコップに・・・と云うのは、人が条件を与えて結果を自然に任す、という事かと思います。
たぶん、人間には直接❛結果❜は出せない、と云えるのかも知れません。

☆　私の取り敢えずの結論は、創造主としての神の造った宇宙の運動は理性に任されていて、その結果に於いては因果の法則から逃れられず、故に神の知らぬところである、となりました。

この回答へのお礼

自然の持つ偶然性は神でさえも知る由のないところであるけれど、法則という理の必ず関与する事で、その偶然性がさまざまに象をとる。
このように理解いたしました。

精神性については、こう思います。精神とは、人間という形においていわば凝縮されて現れる世界のもう一つの理で、それが支配する独自の内的世界と、外的世界（宇宙）との間に生じる関連性の総体が、この世なのではないかと。

なので、宇宙の精神、大心霊体というものがあると仮定しても、その立場に立つこと、ありていに言えばその大体心霊体の場を借りてその精神性を理解するようなことがあれば、それこそ自分が宇宙の至高神と同等である、同化していると見るようなもので、インドのヴェーダにあるような伝統的な聖者像が結ばれてくると思います。

確かにそれは、お釈迦さんの否定するところであったのでしょう。

何故なら、規模の大小に関わらず、個（人間）の内側を突き詰めれば、宇宙の外側に通じているものだからです。
ここにおいては、外なる宇宙の大心霊体と化合する見た目上の外側へのベクトルが働くのではなく、内側に働く事で、内包する個の限界を突破し、見た目上の外界（宇宙）の、更に外側に開ける道筋が語られます。

川を遡上し切ったなら、川の源流から下流に流れるのも自在と言うようなものです。
この源流の一点が、私は覚りの門だと思っていて、それは人智を超えたものであるけれど、人をして覚りの境地を見させる、立場に登らせる、特殊な一点だと考えています。

お礼日時：2023/05/18 12:12

No.1 回答者： tmkl 回答日時： 2023/05/18 03:15

存在を人工物と自然物と生物の３つに分けます。

人工物とその形態は文化と意志に由来します。
自然物とその形態はモノの相互作用に由来します。物理カテを参考にしました。
生物とその形態は環境とDNAに由来します。
面白い問いに対して答えが平凡です。

ニーチェなら過去宇宙の反復に由来すると言うかもです。
フッサールなら存在も形態も脳内に構成される現象であると言うかもです。
シャカなら何らかの因縁で一時そうあるのみと言うかもで
キリストなら神からの愛サービスと言うかもで
人間原理なら人間のためと言うかもです。

この回答へのお礼

哲学からのアプローチをありがとうございます。

ニーチェ的な過去宇宙の反復は、全く寸分違わず反復するのか、前後の宇宙に微妙な差異が生じつつ反復するのかで、質問の一つの答えに近づけるような気がいたしました。

現象論の場合は、その脳はどこからそのような複雑な夢を見る機構を持つようになったのかと言う疑問があります。

愛のサービスは少し笑いました^_^

ありがとうございます。

お礼日時：2023/05/18 12:44