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ロシアはEUやアメリカに対し、攻撃的な外交を続けておりますが、対抗できるだけの軍事力があるのでしょうか?
イラン・中国と組むことで、EUやアメリカに勝る軍事力となる、といったところなのでしょうか。
もしくは、資源外交に自信があるのでしょうか?
中国の隣善外交とはまた違うようなので、ロシアの考えが見えません。
お詳しい方、お教えいただけると幸いです。

A 回答 (2件)

こんばんは。



現在のロシアの外交に於ける強硬姿勢は、主に石油を中心とする、豊富な資源収入が背景にあります。
この一次産品の輸出による莫大な収入で経済が発展し、プーチン大統領を始めとするロシア政権幹部に国政運営への自信を与え、結果、外交に於いても、ナショナリズムと相俟って「対外強硬姿勢」を採らせているのです。
ヨーロッパやアメリカは勿論、日本にとっても困った情勢です。「北方領土問題」で、以前よりも頑なになってきているのです。

資源収入で潤っている間は、こういう強硬姿勢が続くかもしれませんね。
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この回答へのお礼

有難うございます。
やはり、資源に頼った外交戦略なのですね。
逆に言うと、資源がなければ今のままゆかないということになるのでしょうか…
そうなると、ロシアへ投資することは少々リスクが高いようですね。
領土問題も、今期中は日本側に有利な解決は難しそうですね。
プーチン大統領自身は親日なだけに、この機会にロシアと友好が深められると個人的に嬉しいですが…夢に終わりそうです

お礼日時:2007/05/07 22:48

ロシア専門家でも何でもありませんが、プーチン大統領の事で2,3気になることがありますので書きます。



エリツイン元大統領が亡くなりましたね。エリツインは元KGBの長官であったプーチンに身の安全を保障させて大統領職を譲りました。
プーチンは当初から連邦時代のような強いロシア(大国)を目指していましたが、国内経済の疲弊と軍隊の規律の乱れ(主に経済力の低下が要因)で其れがなかなかかなわなかったのですが、No.1の方も指摘されているように石油の高騰で今は国内経済も立て直されているようです。

プーチンはベルーシアを通じてイランに武器を輸出しています。プーチンの中東政策は巧妙です。チェチェン問題が起きた時、当時プーチン首相は背後にイスラム原理主義の国際テロリズムの勢力があることを掴んでいました。この情報は、イスラエルからプーチンにもたらされたものです。プーチンは以外にも親イスラエルなのです。
ソ連崩壊後、サンべテルブルクにはたくさんのユダヤ人がいました。彼らはプーチンの出国許可サインがなければ出れません。そこでイスラエルはプーチンにロビーイングをかけて、プーチン自身二度イスラエルを訪問しました。それですっかりプーチンは親イスラエルになったのです(手島龍一・佐藤優『インテリジェンス 武器なき戦争』幻燈社新書)。イランとイスラエルは常に反目していますが、プーチンの中東外交の巧みさが垣間見えます。

現在のロシアの軍事力ではアメリカ・EUに対抗する事は無理でしょう。アメリカは近々イランに対して軍事行動を起こすと言う情報があります。もし、イランがアメリカとの戦闘になっても、ロシアにとっては有利に働くと考えます。まず、石油が更に高騰し、武器輸出も拡大するからです。中国はオリンピックを控えて手出しは出来ないでしょう。基本的にはロシアも中国もイランの核武装は反対ですし、イスラム原理主義のテロには断固戦う姿勢を示しています。

対日本との関係では、エリツインの葬儀に在ロシア日本大使館の者を派遣しているぐらいですから、日ロの関係もお寒い状態です。
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この回答へのお礼

有難うございます。
プーチンが親イスラエルというのは初耳でした。
私もまだまだ調査が足りないようです。
ロシア系ユダヤ人は多いことですし、これ以上の民族分裂を許さないためにも損しない程度におだてているといったところなのでしょうか…
上手いやり方ですね。さすが、エリツィン大統領が推薦するだけはあります。

イランとアメリカが戦争になったら、日本も困りますね。
イランの石油に頼っている側として…
ロシアはどちらに転んでも上手くゆきそうですね。
石油を握っている国が最後は笑うのでしょうか…

エリツィンの葬儀の対応はお粗末と思いました…
ロシアの文化をとても好きなだけに、政治でも上手くいって欲しいです

お礼日時:2007/05/07 22:54

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