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スペイン語で“confundir la velocidad con el tocino”は直訳すれば「豚の脂身と速度を混同する」で「とんでもない勘違いをする」とかの意味ですよね。そこで疑問なんですが、なぜ、豚の脂身と速度なのでしょうか? velocidad とtocino では綴りも似ていないし、片方は目に見える物体で、片方は一応は抽象名詞なので、取り違いの取り合わせとしてはピンと来ません。だからこそ、ひどい間違いをするという意味になるんでしょうけど、スペイン語に詳しい方、この表現の由来を教えてください。

A 回答 (1件)

confundir la velocidad con el tocinoは勘違いの場合もあるでしょうが一般的には比較できないものを比較することの例えです。

例えば工業生産と芸術作品を作ることは比較できません。方や効率(生産性)中心の量産、方やすぐれた感性による唯一の作品作りです。

velocidadが選ばれた理由は分かりませんがtocinoは先ず間違いなく中世までのスペインのもっともポピュラーな食料だったことに関係すると思われます。
スペインは牛よりも豚が食料の中心でした。そこでtocinoは貧乏人でも欠かせない安い食材だったのです。 同じようにcebollaもよく消費され安い食材の代表でした。 Contigo, pan y cebollaという俚言があります。「お前となら手鍋さげても」とでも訳せます。つまり、いくら貧乏な生活が待っていても惚れたお前と暮らせるならパンとタマネギさえあればいいという殺し文句です。

hacerse suecoという表現もあります。分からないふりをするという意味です。なぜここでスエーデン人が出てくるのか分かりませんが、スペイン人とスエーデン人はラテン系とゲルマン系で言葉も習慣も違うので、このような表現がうまれたものと思われます。歴史や語源に興味を持ち、徹底的に調べるのもひとつの方法ですが語学の学習では、まず慣用的にそのような表現をするということを学ぶのが先決です。
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この回答へのお礼

Gracias por la respuesta.

このまま回答が付かないと思っていたところで回答を頂き感謝致します。質問の表現はフランス語では“prendre des vessies pour des lanternes”になるんですが、これをスペイン語に直訳すると“ tomar
vejigas por farolillos”となります。vejigaとは豚の膀胱のことで、
フランスでは豚肉屋の看板代わりに用いられていました。そして、豚の膀胱はカンテラを作るのにも使われていたため、そこから取り違いの意味を表すようになったようです。

>歴史や語源に興味を持ち、徹底的に調べるのもひとつの方法ですが語学の学習では、まず慣用的にそのような表現をするということを学ぶのが先決です。
この点に関しては十分認識しております。私の本にも そのまま覚えるように書かれてありました。

お礼日時:2007/05/25 08:45

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