No.1
- 回答日時:
日本に限定した場合は、意味なしです。
理由は単純、生前は当然、日本語で会話してますよね。
そして、死んだら、漢文のお経を唱えられても、その意味を理解できるのでしょうか??・・という素朴な理由です。
(いかが、ですか??、死んだら、漢文で話しかけられて、それを理解する自信は、ありますか??)
仮に・・仮にですよ、死の前に、漢文を勉強し、死ぬなら・・あっ、不謹慎でした。ごめんなさい。
又、仏教では、死後49日以内に別の世界へ転生するといわれてます。
これも例えですが、人間として死に、来世もまた人間として生まれてきたと。そして、たまたま、"自分自身"の孫、娘の赤ちゃんとして生まれたとしましょう。
で、疑問なのは、日本のお寺は三回忌、七回忌とお経を唱える習慣が、ありますよね。そして、孫、娘の赤ちゃんとして生まれ変わった魂が、前生の"自分のお墓"に、お祈りをする・・などの仮定のケースが、考えられますよね。
仮定の話ですが、おかしな話と思いませんか??
(ここ、趣旨と違います、ごめんなさい。)
ただ、例えば、チベット仏教の(あまり詳しくないが)、人間の死後、バルドー死者の書と思ったが、これを読んであげます。これは、バルドーといわれる中間状態での道案内のため。
これは、いわゆる"ポア"が、目的。そして、死となった肉体の変化により、転生が、確定したことを読み取り、それから埋葬されます。つまり、転生が、されていない場合は、日本のように、火葬とかしないのです。
(ここも、趣旨と違うかも、重ねてごめんなさい。)
だから、日本の場合は、形式だけで、意味はなし・・と考えます。
少なくとも、酒は飲む、セックスはする、煙草は吸うといった、仏教の戒律を守らない、普通のお寺のお坊さんに、できれば着てもらいたくないのが、本音なのですが・・現実は、対策が、ないのも事実かも。
以上、あくまでも、参考の程度で、とどめてくださいね。
No.3
- 回答日時:
私は以下のように理解しています。
空海が日本に真言密教をもたらしました。
(密教と顕教の違いはわかるでしょうか。)
真言は、それを正しい時に正しく発音すれば、それが力の言葉となる。
いわゆる呪術。(魔法使いが唱えると、いろんなことが無かったものが現れたり、人を空に浮かせたりしますが、まあ あんな世界)
真言はサンスクリット語のマントラに相当する。
このマントラは弟子から弟子に口伝で伝えられていく。
正しい発音をしないと言葉の力が発動しないし、どういう時にどういう言葉を発音しないといけないかも、教わらないと、効力を発しないとしたからじゃないかと。
で、般若心経、これは日本に伝わっていく過程で、漢語にその音が転訛されていき、またその音は日本人が現代発音している音に転訛されていった。
従って、元の発音と日本人が発音して読む般若心経は発音が違うので、言葉の力は発動しない。
これは困ったことです。
しかし、私、日本でサンスクリット語の第一人者とも言われ、日本のお坊さんにサンスクリット語を教えている人を知っています。
どれだけの実力の持ち主かは素人の私ではわかりませんが。
これがまた生臭坊主で、偉そうで、どう見ても人格的にあまりよろしくないとしか私には見えません。
とても悟りを開いたなど思えない人物。(ここだけの話ですよ ヒソヒソ)
ただ、彼はそれなりに悟りを開いてはいるが、俗世でも生活をしているので、二重の世界を行き来しているのかもしれない。
大きな仏事があるときは、彼がお出ましになって読経するそうです。
その現場は見たことがありませんが、彼が読経すると、その周辺に何か異変が起こるのでしょうか???
それとも聞いた人は意味がわからないが、なんか安らぎを得るのでしょうか?
少なくとも権威ある方がマントラを自分の代わりに唱えてくれるので、それでも「ありがたや」と厳かな気分になるのかもしれない。
が、どんな呪文を唱えているのかは知るよしもなし。
間違えてしまっても、誰も気付けないという・・・・。
言葉の力が発動しているのか、していないのか、変化が無いと気付けない。
逆に変化が大いにあれば、「魔法使いのおじさん」として、テレビにひっぱりだこになっていたでしょうし。
とまあ、こんなわけで、日本のお坊さんの中には、彼からサンスクリット語を習いながら、読経している人もいるでしょうが、漢語で読んでいる人とどう違いがあるのでしょうね。
ひとまず、私はなまぐさ坊主の面を知っているので、第一人者と言われる人が、テレビで読経をしたとしても「ああ ありがたや ありがたや」など思わないと思います。
でもそれを知らない人は「ああ 偉いお方が唱えてくださっている。ありがたや ありがたや」で感謝感激になり、おごそかな気分になれるのかもしれない。
実際 言葉の力は発動しなくても、権威という幻により、厳かな気分になれてしまうのが、人間ではないかと。
まあ 占いみたいなもので、1回千円だと、そうでもないが、1回40万する占いもありまして、40万払ったほうが、なんかすごそうに思えますよね。
1万献金するより1千万献金したほうが、救われたと思う人もいますよね。
僧侶が仏像に向かって唱える目的は、言葉の力を発動のためだと思うのですが、、、、
信者の方って、そう思って自分の代わりやってもらっていると思って依頼するんじゃないんでしょうか?
No.4
- 回答日時:
身も蓋もない言い方をすれば、それが商売だからです。
何事も、形から入るのは大事なことではないかと思うのですが。
僧侶になるためには、それなりの資格を得るために修行をするわけですが、
もちろんそれは、自分のための修行でもあると同時に、
自分がお寺に入った時に、檀家さんたちとどう接するか、ということを学ぶことでもあります。
毎日お経をあげていれば、檀家さんが、「ああ、うちの和尚さんは、真面目な方だ、ありがたや」となるわけです。
そしてさらに、本当に真面目な和尚さんであれば、経典の内容を理解して、その概要を檀家さんにわかりやすく説明するのです。
そうすれば、さらに檀家さんは、「ありがたや」となるわけです。
と、意地悪な言い方をしましたが、お坊さんとて人間、放っておくといくらでも安易な道に行ってしまうわけです。
ですから、毎日、仏の教えを忘れないように、すべての平安を願って、仏像の前で読経するのだと思うのです。
まあ、すべてのお坊さんが、100%理解しているとは思いませんが、
それでも少なくとも僧侶の資格を持つ人ならば、自分が毎日読むお経の概要くらいは知っていると思います。
なので、毎日の読経がすべて全く意味のないものではないと思います。
>毎日、仏の教えを忘れないように、すべての平安を願って、仏像の前で読経するのだと思うのです。
すばらしい事です。僧侶を尊敬しなくては。
No.5
- 回答日時:
宗派によって違うのでしょうが、我が家の浄土真宗であれば、信仰の主な対象は阿弥陀如来です。
この如来は、衆生を助けたいと自ら願をたてて実践している方・・・ らしいですし、我々は他力本願で、念仏以外よけいなことはしないのがいいらしいので、つまり読経の意味合いは、「ここにも助けられるべき人間がいる」と知らせている程度ではないでしょうか。
No.6
- 回答日時:
[仏教の僧侶が仏像に向って読経することの意義は何でしょうか。
]仏教の僧あるいは仏教徒は、三法に帰依した者をいいます。
三法に帰依とは、仏に帰依します。仏の教え(=経典)に帰依します。仏の僧団に帰依します(僧帰依は僧団の規律に帰依の意味)。ですから
僧団内の僧は、特に実践行として前の二つ、つまり仏に帰依します。仏の教え(経典)に帰依します。の姿勢を実践するわけですね。
この姿勢は、毎日、仏像に向って(仏帰依)読経(法帰依)することに一致するでしょう。
ということで形式的には理解できるでしょう。
更に、仏帰依は仏教開祖の釈迦如来(霊的には大日如来・阿弥陀如来と同じ)でないと仏教とはいえませんので、それ以外ならば仏教とはいえないですね。浄土真宗なんかでは「無量寿」という表現もありますがこれは阿弥陀如来のことですから仏帰依になるわけですね。
仏帰依でない仏教?もあるので注意は必要だね。
No.8
- 回答日時:
宗教学者によると、「日本は先祖崇拝の習俗をいまなお温存するほとんど唯一の近代国家」だそうです。
正月と盆の時期に祖霊が帰ってきてお祭りをするという風習は仏教が
伝来するより前からあった民間信仰で、それを一部、仏教が取り入れて
現在のような形式の葬儀と追善供養が行われるようになったそうです。
つまり読経は、シャーマンの祈祷とお払いに似たようなのものではないでしょうか。
ご存知のように、僧が読む経典には釈迦の教えが漢語で書かれていますが、内容はあまりに形而上学的で、
キリスト教の聖書のように誰でも理解できるものではない故に、僧が教えを説くということを怠って、
ただ念仏を唱えれば救われる、(内容を理解せずとも)読経すれば死者が救われるといったように単純化され、
迷信はそのままに形式美のみ追い求め、
葬式仏教と揶揄されるようになったと私は理解しています。
法事に若い坊さんが来て読経すると、檀家では裏でこそこそと陰口をたたきます。
「今日は息子のほうが来たから、お布施は3万でいいね。お父さんのお経は流れるようで上手かったが、
若い坊さんのお経は下手でありがたみがない」
お経は演歌で僧侶は演歌歌手みたいなものじゃないでしょうか。
以前、大悟したと曰う禅宗の僧に伺ったことがありますが、雲水に読経の練習をさせて、
「うんよく鳴けるようになった」と褒めるそうです。
でもその僧(おじいちゃん)が、人間、生来の本能も在るがままが一番と私に言い寄ってくるので、
奥さんに相談するととたんにこそこそと逃げ出していきました。
それからは少し皮肉な見方をするようになり、読経の上手さでお布施の額が変わるなら、
練習して損はないよねと思うようになりました。
No.9ベストアンサー
- 回答日時:
古代インドでは、神や仏の教えを文字にすることは許されなかったので、その教えを初めは簡単な詩にして覚えやすいようにして、それを口伝えにしていたのです。
その習慣が伝わったものではないかと私は思います。毎日、何度も唱えないと忘れてしまうでしょう。今でも、密教系の宗教では重要な教えはすべて口伝です。ヨーガなども口伝が多いです。
今の僧侶の人が読経するのは、その宗教の作法によるものでしょうが、それ以上のことはわかりません。
>古代インドでは、神や仏の教えを文字にすることは許されなかったので、その教えを初めは簡単な詩にして覚えやすいようにして、それを口伝えにしていたのです。その習慣が伝わったものではないか
卓見です。目からうろこが落ちました。すると読経のルーツは「勉強」なのですね。ありがとうございました。
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