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ダライラマ 転生制度を廃止 輪廻転生はないということですよね

宗教
チベット仏教


チベットの僧侶が
地獄という場所はないと言っていました

リンポチェです

自分の心の状態が地獄なんですね

科学的に考えてないと思いますよね?

物理学
宗教

A 回答 (1件)

この話の中心にあるのは政治的な意図であって、宗教的・科学的な話ではありません。



ダライ・ラマ14世は既に2011年に政治的指導者ではなく精神的指導者であるとされていますので、結構周回遅れな話ではあります。
当代のダライ・ラマ自身、海外メディアには20世紀中から「自分は転生者ではない」とコメントしたりしていますし。

これはダライ・ラマ位及びパンチェン・ラマ他の活仏がチベット仏教の教義・信仰上、観世音菩薩及び阿弥陀如来の写し身として転生を繰り返していたとすることとは別個のものです。

1989年に当時のパンチェン・ラマ10世が入寂した際、チベット側(ダライ・ラマ14世と亡命チベット政府)が認定した少年は北京政府により拉致され行方不明になり、北京政府が認定した少年がパンチェン・ラマ11世とされました。

現在高齢のダライ・ラマ14世が入寂した場合、北京政府認定のパンチェン・ラマ11世とチベットに残る(北京政府の意図に従順な)チベット仏教関係者が認定する少年がダライ・ラマ15世とされると予想されます。
そのようなダライ・ラマは恐らく北京政府の指示に従い、チベットの主権・統治権・宗教的正統性を全て北京政府に移譲することになるでしょう。
(2007年、北京政府はチベット仏教の活仏について北京政府認定の活仏以外認めないとする立法措置を行なっています)

国家元首が転生した高僧である点に正統性を求めるチベットの国家体制は、同時に亡命チベット政府の泣き所でもありました。パンチェン・ラマ継承時の一連の動きから、次期ダライ・ラマ位は転生者の捜索と選出ではなく高僧たちの間からの選挙による選出を予定しているとされます。

政治体制としてはダライ・ラマを元首としないことで亡命チベット政府によるチベット回復を諦めない立場を継続しやすくする意図があると考えられますが、長年の伝統からすると現ダライ・ラマの入寂は亡命チベット政府にとってかなりの打撃となるでしょう。
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