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大恐慌以降、各国では金本位制度をやめて管理通貨制度を採用
していますが、その理由はなんでしょうか??

A 回答 (4件)

●金本位制度における、「正貨準備率」とか「屈伸制限発行制度」●


 >金の保有量以上に通貨は出回ることはないと思うのですが、それは違うのでしょうか?
 それは違います。
 金本位制度における「正貨準備率」とか「屈伸制限発行制度」を理解する必要があります。説明すると長くなるので、参考サイトを紹介します。この前後を熟読して理解してください。
 私の尊敬するジョージ・スティグラーがこのようなことを言っています。
 「私は政府の審議委員になりたくない。なぜなら、質問者はほんの10分程度考えただけ質問してくる。それに答えるには、私は研究室のスタッフを動員して、丸1日かけて解答を用意しなければならない。これでは私の専門の研究時間がとれない」と。

この回答への補足

私は、全くの初心者です。

てっきりあなた様は、国外における金本位制度と国内における管理通貨制度のことをごっちゃにして考えられているのかと思い、先程の補足に書かせていただきましたが、正貨準備率や屈伸制限発行制度という制度があったのですね。

しかし、3分の1程度、現金として保存しておくなんて制度は
金本位制度というより、管理通貨制度のまがい物みたいですね。

補足日時:2007/07/09 02:25
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金の保有量以上に経済が成長すると「金本位制」は維持できなくなる


 金本位制では国家(政府)が発行した通貨と金との交換を保証します。しかし金の保有量の増加以上に経済が成長し通貨が多く発行されると、金との交換が保証できなくなります。経済が安定しているときは人々は金との交換を要求しません。けれども不安定になると通貨よりも価値の安定している金を保有しようとして、通貨を金との交換しようとします。1930年代の世界恐慌によって人々は通貨よりも金を保有しようとして、金本位制が破綻しました。なにしろそれまで経済が成長して保有する金よりも多くの通貨を発行したからです。経済が成長するとそれに伴って通貨も多く必要となります。これを「成長通貨」と言います。
 こうして世界恐慌以後、金本位制は破綻するのですが、各国の態度は「何とか金本位制を復活したい」でした。そこで、各国が金本位制をやめても、戦後のブレトンウッズ体制では、アメリカのドルを、金1オンス35ドルで交換する、との制度で間接的に金本位制度を保とうと、1971年8月15日までこの制度を続けた。
 ということは、このときは管理通貨制度が世界の金融制度として優れている、との認識がなかったということです。つまり、金本位制をやめたのは、「管理通貨制度の方が良いから」ではなくて、「本当は金本位制を維持したいけれど、しようがないから金本位制はやめにしよう」だったのです。
 「グローバリゼーションによって社会は進化する」をキーワードに検索してください。参考になるサイトがあります。

この回答への補足

金本位制では、金の保有分しか通貨を発行しないことや、
各国との貿易の最終的な決算は必ず金で
行われるということから、
金の保有量以上に通貨は出回ることはないと思うのですが、
それは違うのでしょうか?

補足日時:2007/06/25 02:53
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 専門家ではありませんが、私が為政者でも金本位制を止めただろうと思いますね。



 で、止める理由を一言で言えば、金本位制だと採用できる政策の範囲が限られてしまうから。

 空母を作る資材が欲しい、代金が足りない、印刷したい、引き当てる金がない、諦めました、負けました・・・ では困りますから。平和時でも基本は同じですよね。道路、港湾、鉄道・・・ お金の必要なことは無数にありますが、「金」に見合った紙幣はこれで最後です。もう鼻血も出ません、では困ります。
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戦争だったり、恐慌だったり。


機能しなくなったものをいつまでも続けるわけには行きません。
(まあ、金なんてやたら重いものを動かすだけでも大変ですから.・・・)

こちらをどうぞ。(”歴史”の項目)

金本位制 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E6%9C%AC% …
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