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某社の最新カメラを購入しました.手ぶれ補正機能が付属しているので,これを使用して本の近接写真をしたところ,必ず文字がピンボケになるのです.そこで手ぶれ補正機能OFFにしたところ,ピンボケは解消しました.手ぶれ補正とはどんなメカニズムで一体何をしているのでしょうか.ご存知の方よろしくお願いします.

A 回答 (9件)

手ぶれ補正には主に3種類があります。

1つ目はデジタル補正と呼ばれるものでデジタルカメラ機能を高めた携帯電話で使われることが多いものです。
これは、写真を撮影する際に一緒に前後の画像も取得し、ぶれがどの方向からどの方向に発生しているかを画像処理エンジンが解析、その情報を下に前後の画像からぶれの少ない画像を合成する(ソフトウェア補正になり最近は主に「6軸手ぶれ補正」が使われる)というものです。
オリンパスのデジタルカメラの一部、Auのエクシリム携帯(CASIO)、NTTのP90xシリーズ(松下)、Nxxxシリーズ(NEC)、東芝製ハイエンド携帯の一部機種などで搭載されています。

この技術の欠点は、大きな手ぶれを軽減できないこと。前後画像に補正情報を求めるため、処理補正の際に画質が荒くなることがあります。

次の2つは、デジタル(ソフトウェア)ではなく物理的(ハードウェア/光学的)に手ぶれを軽減します。レンズ式手ぶれ補正は、松下電器(Panasonic)、Nikon、CANONなどが採用しています。これは、撮像レンズの中に補正レンズと呼ばれる振動を打ち消すレンズを加えることで手ぶれを抑えます。
具体的には、補正レンズがぶれとは逆方向に振動します。これによって光を撮像素子に正確に伝わるようにします。
上記に比べて高い補正効果があります。ただし、一眼レフでレンズ交換式のデジタルカメラでは、補正レンズを搭載したレンズを別途購入する必要があります。

CCD/CMOSシフト式手ぶれ補正は、ソニー、オリンパス、CASIO、富士フイルムなどが採用しています。これは、レンズが補正するものではなく、撮影する素子そのものが振動に合わせて打ち消す方法に動き、手ぶれを軽減します。
レンズ同様デジタルに比べて高い補正効果があります。ただ、レンズシフトとの差はそれほどありません。

尚、手ぶれ補正が効果的に作用するのは、遠くの風景を高倍率ズームを用いて撮影する時などに大きな効果があります。(ズームを2倍にすれば、ぶれは2倍になると考えれば分かりやすい)
逆に手ぶれ補正では補正できないぶれとして被写体が高速で移動している場合は、手ぶれ補正ではぶれを低減することができません。

手ぶれ補正では撮影している人の震えや細かな振動などを打ち消すことはできますが、被写体の動きに合わせて撮像素子やレンズを動かすことはできないためです。この場合は、絞りの調整や感度を上げシャッター速度を速めるか、体を動きに合わせて移動させる(流し撮り)をすることで回避するしかありません。

ついでに言えば、ピンぼけ(フォーカスのずれを指し、焦点が被写体の背景か前景にある別のものに合わさっていること。境界線がぼやけています)と手ぶれによるぶれぼけ(物体の輪郭が崩れ多重になります。一方または多方向にずれている状態)は根本原因が別になります。前者と後者の差は、前者が綺麗な真円があったとした場合、綺麗に真円が滲んだようにぼけます。後者は、ぶれている方向に円がずれたようにぼけます。右にぶれれば右に、左にぶれれば左に、左右にぶれれば左右に広がり真円が崩れます。
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この回答へのお礼

大変詳細な手ぶれ補正機構についてご回答頂き深く感謝します.ただ私の場合は近接静止画撮影ですが,手ぶれ補正OFFにするとより良好な画像が得られたことを考えると,複雑な補正機構が完全に作動した場合の話で,これが不完全ならば結果的に不完全な画像になるのではないかと思います.

お礼日時:2007/07/27 09:51

 手ブレ補正などに頼らず、カメラをしっかりした三脚や複写台で保持して


動かさぬようにすることが近接撮影の基本だと思います。
 それはさておき、
>しかし三脚を使うとぶれる可能性があるとは驚き不可解です.
とのことですが、ニコンの手ブレ補正機能付きレンズの取扱説明書にはこいう注意が書かれています。

「三脚を使用するときは、手ブレ補正スイッチをOFFにしてください。
ただし、三脚を使っても雲台を固定しないときや、一脚を使用するときには、
スイッチをONにすることをおすすめします。」

 ニコンのサービスセンターでその理由を聞いてみましたら、
手ブレというカメラを持った人間の手のいわば不規則な動きと
三脚に固定されたカメラが三脚とともに振動する規則性のある動きとは
違いがあり
手ブレ補正はその両方には対応していない、とのことでした。
 wata717さんも、お買いになったカメラのサービスセンターへお出かけになって
納得がいくまでいろいろとお尋ねになってみてはいかがでしょうか。
 ユーザに注意を喚起なさるのはそれからでもいいのではないですか?


 
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます.私は手ぶれ補正機能はもうあてにしないことにしました.ニコンの説明も私には納得ゆきません.どこのメーカも手ぶれ補正機能を一応つけておかないと,安価なカメラでも販売に支障があるのではないかという横並び現象のような気がします.他方高級高価なカメラを購入するプロなら手ぶれなど起こすへまはせず,やはり不要な機能というように思います.

お礼日時:2007/07/27 15:19

Olympus μ780の手ブレ補正は、CCDシフトと高感度対応併用です。


まぁ、折角買ったカメラを悪く言うのも何ですが、コンパクトデジの手ブレ補正はレンズ補正に一朝の分が有ります。
この事はメーカーも解っているので、高感度併用を採用したものと思います。
勿論、高感度対応だと合せて被写体ブレも軽減できるメリットも有りますが、反面高感度になると画像が粗くディテールも潰れがちになります。
それが原因か否か画像を拝見しないと何とも申し上げかねますが、当らずとも遠からずの感は否めません。
一度、データを添えてメーカーに送って見る事をお勧めします。
ただし、社内基準の範囲内と言われれば、仕様と言う事で諦めざるをえないでしょうね。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます.私想像するにコンパクトデジタルカメラの手ぶれ補正機能は本当のカメラ初心者で,シャッタを押すたびにてぶれを起こすような人を対象としているように思います.しかしデジカメの歴史も長くなって,そんな初心者はもう殆どいないと思います.従って今の安価なカメラに搭載の手ぶれ補正機能は中途半端な状態にあるように思います.

お礼日時:2007/07/27 15:37

#1です。

下の補足を見ましたが、オリジナルのデータを見て比べないと分かりません。記録時の設定(画素数、圧縮率)によっても変わります。
ただ、比較対象のかなり古い機種の方が「はるかに鮮鋭に撮影できた」というのは、異常だと思います。

何度撮っても、手振れ補正を切った方が綺麗に撮れて、どの画像も以前の機種より鮮明度が劣るなら、一度ご購入店で相談されたほうがいいと思います。
その上で、その結果を報告された方が、多くのユーザーにとって有益な情報になると思います。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます.手ぶれ補正機能は複雑なようで,いつも完全に動作することは期待できないような気がしました.旧機種は210万画素ですが,私の近接静止画撮影には十分満足ですので,新機種は動画撮影用と使い分けています.

お礼日時:2007/07/27 11:26

>新規購入したカメラはシャッタ半押しままでピント合わせで,手ぶれ検出ではありません.



 ANo.2のお礼欄に書かれているこの文の意味がわかりませんね。
 本の近接写真を撮ったとのことですが、そのとき三脚を使いましたか?
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます.もっと詳しく書きますと,
このカメラではシャッタボタン半押しままにするとフォーカスロックでピント合わせとなり,他方手ぶれ補正はシャッタボタンとなりにある別ボタンを押してON/OFFを設定します.簡単のため本としましたが,実際は文字を含む電子基板の近接静止画撮影です.三脚は使用しません.

お礼日時:2007/07/27 10:01

機種名、(デジ一の場合は使用レンズも)と撮影時の状況を出来るだけ詳しく補足して下さい。


でないと、皆様勝手な想像で回答します。

・Panasonicの手ブレ補正モード1では、充分に手ブレ補正効果が得られない場合があります。
・ペンタックスのデジ一で、焦点距離情報を持たないレンズを使う場合、マニュアルで焦点距離情報を入力する必要があります。
・キヤノンのデジ一で、初期のISレンズには三脚を使用すると誤作動を起こす場合があります。
・手ブレ補正を謳うも、効果に疑問のある機種も存在します。
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この回答へのお礼

機種名はOlympus μ780で2007/6に購入しました.動画撮影,防水機能など色々多機能があって,それは大変便利ですが,実際に最も使用頻度の高いのは近接静止画の文字を含む電子基板配置撮影などです.これまで使用してきたのは2001/8に購入したFuji FinePix2500でした.両者を比較すると一目瞭然でFujiの方がはるかに鮮鋭に撮影できたのです.試しにOlympusの手ぶれ補正をOFFにして,やっと6年以上前の旧機種水準にほぼ到達できたかのという段階です.三脚は使用していません.2台で撮影して比較して得た結果が手ぶれ補正に関する疑問でした.

お礼日時:2007/07/27 09:15

手ブレ補正機能ついてはもう説明されていますから


除きますが、疑問の手ぶれとピンボケに付いてですが
手ブレとピンボケは仕上がり画像に違いが出るのですが
その辺りを一緒にしての発言は如何でしょうか?もう少し分かり易く
撮影データーを開示しなければ「ユーザに注意を喚起するだけに
留めたいと思います」になりませんね。これじゃ言いがかりにも
取られます。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます.手ぶれによるボケとピントあわせ不良によるボケの相違はどのように識別するのか判りませんので,是非教えて下さい.2001年に購入したFuji FinePix2500には手ぶれ補正機能などありませんでしたが電子基板撮影すると十分鮮鋭画像でした.所が手ぶれ補正機能つきの最新カメラにしたら,ぼけた感じで文字の輪郭がはっきりしない画像となってしまいました.2台とも使用可能なので,静止画は旧機種に戻り,最新機種は動画撮影用にしています.三脚は使用せず,文字を含む電子基板をみてパチリの撮影ですから,撮影データというほどのものはありません.

お礼日時:2007/07/27 09:32

手ブレ補正とは、被写体に対しカメラの動く方向と速度をジャイロセンサーで検出して反対方向に動かしプレを相殺する技術です。



>そこで手ぶれ補正機能OFFにしたところ,ピンボケは解消しました.
使い方がまずいのでは?カメラは所詮道具です。道具は使う人次第で良くも悪くもなります。
一般的には、シャッター半押しで手ブレを検出し補正効果最大にならないとシャッターは切れないはずです。
ピンぼけなのか手ブレなのかも検証する必要があるかと。
ピントが合ってからカメラを動かせばピンぼけになるのは当たり前。手ブレ補正とは無関係です。

本の近接写真を撮りたいなら、カメラを前後に動かないようしっかり固定することです。
手ブレ補正では前後の移動は補正できません。

被写体ブレもありますが、対象が本だと被写体ブレは考えにくいですね。

この回答への補足

このカメラではピント合わせはシャッタボタン半押しままで,手ぶれ補正は別ボタンで設定する方式です.本と書きましたが,正確には電子基板の文字認識を含む静止画撮影で三脚は使用しません.

補足日時:2007/07/27 09:37
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます.新規購入したカメラはシャッタ半押しままでピント合わせで,手ぶれ検出ではありません.これまで使用してきた旧カメラ(富士FinePix2500)を保有してきましたので,それと同じ写真を比較して得た結論なのです.

お礼日時:2007/07/26 20:05

機種毎に方式が違うので、「某社の最新カメラ」ではなく、メーカーと型番を書いた方が良いと思います。



とはいえ、どのメーカーも原理としては共通で、カメラ内のセンサーで動きを感知して、それを打ち消す方向にレンズの一部やセンサーを動すす仕組みです。

今回の原因は分かりませんが、手振れ補正を効かせた状態で三脚を使うと、逆にぶれてしまうことはあるようです。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます.勿論はっきりとメーカと型番を明らかにしたいと思いますが,ユーザに注意を喚起するだけに留めたいと思います.しかし三脚を使うとぶれる可能性があるとは驚き不可解です.

お礼日時:2007/07/26 19:55

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