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現在、息子が歯科技工専門学校に通っています。
来春卒業予定ですが、就職するか専攻科に進むかを迷っています。
1)日本歯科大学東京短期大学と言う学校に、ポーセレンの専攻科があるとのことですが、ポーセレン技術を習得するには、やはりこういった専門のコースで勉強したほうが、エキスパートとして通用するのでしょうか?
(歯科技工士の世界は、続かない方も多いと言うことで当初私も入学を反対しましたが、2年生になって自分の勉強を深めたいと言う意思を感じられるようになったので、応援はしてあげたいと思います。)
2)現場では、専門職としてスキルを高めるのに相当な時間がかかる、若しくは、難しいのでしょうか?

出来れば、技工士さん方からの現場のアドバイスをお願いします。

A 回答 (3件)

元技工士です。



私も2年間勉強した後、一年間さらに通いました。
tt9peさんの息子さんはポーセレンの専攻科に通いたいとの事ですが経験者から言わせてもらえれば通っておいて損は無いと思います。

実際就職してから勉強とするというのは大変だと思います。
勿論その気があれば可能ですが、私の場合毎日仕事に追われている日々でした。

また私の通った所は大学病院内でしたので、実際セットする時に立ち会う事も出来ました。自分の製作した物が患者さんにセットされる時は感動しましたよ。それからもっと頑張ろうという気にもなりました。

就職する際にも「ポーセレンが出来ます」というのは強みになるとも思います。専門学校の2年間においてもポーセレンを実習でやるのはほんの数回ですから。
それを1年間さらに勉強するわけですからね。

就職してからもすぐ大きな仕事が任されるという訳でもありません。
最初は小さな事からですが、やはり勉強した事は徐々に力を発揮してくると思います。

つたない文章で申し訳無いのですが少しでもアドバイスになればと思います。
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歯科技工士の学校で習得する技術はごく基本的な事で、自動車学校で言えば仮免(あるいはそれ以下)程度と考えても良いものです。


多くの技術は卒業後に自ら取得していかなければなりません。
冠や詰め物、簡単な入れ歯を作る技術そのものはそれほど難しい事ではないのですが、それが正しく患者さんの口に入り機能するものになるまでには、様々な要因を理解して行かなければなりません。
百人百様の患者さんの状態に適切に対応できるまでには多くの知識と経験が必要になります。
歯科技工は医学、芸術、精密加工技術等多くの学問の集積のような職業ですので、学ぶべきことは多くあります。

さて、それらを学んでゆく方法には色々あります。
・とにかく就職し、仕事をしながら自分で学んでゆく方法
・研修制度などが充実した職場を探し就職する方法
・専攻科など上級学校に進学する方法
・研究生などで学校に残り学ぶ方法
等です。

理想的には現場に出て様々な症例を経験しながら徐々に高度な技術を学んでゆくのが良いとも思いますが、昨今歯科技工業界はその採算性の悪さから劣悪な就業環境が問題になっていて、特に新卒者はほとんど仕事が出来ない状態で就職しますので、自分の給料分の売り上げを上げる事は殆ど困難です。よほど良い就職先を選ばないと、なかなか自ら勉強する事は出来ないかもしれません。
多くの現場では、新人研修などにも力を入れることが出来ないのも事実ですので、就職してから普通の人以上に研鑽すると言うのは実はかなり難しいのが現状と言ってもよいと思います。
もちろん、そういった環境の中でしっかり学び抜く力があれば、将来大成する事は間違いないでしょうが・・・
この状況に挫折して辞めてしまう人が多いのも事実です。

専攻科に行った場合、基本的な技工の習熟以前に高度な技術を学ぶようなややアンバランスな学習をしなければいけない傾向も有りますが、それなりに(と言うか学校によっては相当に)技術レベルが上がるのは事実です。
路上教習に出る前にレーシングカーの運転方法を知ってしまう、と言った感じかも知れませんが、それはそれで十分将来に役に立ちます。

専攻科を終了していても、すぐにスペシャリストになれる、と言った事はまず有りません。現場ではまず基本的なところからはじめる、と言った事になると思います。この場面では卒後すぐに就職して経験を積んだ人に、特にスピードなどではかなわない場合も多いと思いますが、すぐに追いつけると思います。そして次のステップに進むのはやはり遥かに有利な状況にあるのは間違いないでしょう。
技工は正確に物を作る技術も大切ですが、最終的にはセンスが物を言います。専攻科時代にインストラクターや優秀な学友の作品等から、良い物を見極める目を養う事が出来ていれば進歩も速いと思います。

研究生で学校に残るのは基本的な知識を再学習するには最良の方法で、又、教育者としての将来の道も開けてくる可能性もあります。

卒後の学習方法に関してはこんな感じでしょうか…


ポーセレンは多くの技工士が手がけてはいますが、本当によいものを作る人は決して多くはありません。
しっかり学んでおいて損することはありません。
インプラントの技術のこれからの高度な技工には欠かせない物になってくるとは思いますが、需要の面ではまだまだ少ない状況です。
即戦力としてはポーセレンのほうが良いようにも思います。

先にも言いましたが、昨今働きながら学ぶ、と言う環境にある現場は大変少なくなってしまいました。
しかしもちろんそれが充実した職場が僅かではありますが無いわけでは有りません。
専攻科からの繋がりで、そう言った職場に就職出来る可能性も有ります。
まず専攻科で学び、そして良い就職先を見つけ改めて基本から学ぶ、そういったことが可能ならば理想的かも知れませんね。

歯科技工業界では志の高い優秀な技工士さんを切望しています。
ぜひこの業界を引っ張って行くような技工士さんになってもらってください。

訳のわからない回答になってしまいまして申し訳ありません。
あくまで私見ですのでご了解下さい。
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専攻科でやるか、現場でやるかは考え方次第でしょうが、現場でといってもポーセレンをさせてもらえるかどうかはわかりませんので、ポーセレン技術を習得したいというのであれば専攻科のほうがよいかと思います。


ただ、ポーセレン技術程度ではもはやエキスパートといえるかどうかはなんともいえません。
現在、歯科技工の世界でエキスパートといえるのはインプラント製作に関わる技術をもっているくらい必要です。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
大変参考になりました。
インプラントの件も、合わせて考えていこうと思います。

お礼日時:2007/08/03 21:38

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