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日本が経済発展して先進国になったのは70年代と聞きましたが、それでは

1.国際連盟の常任理事国だった戦前の日本は先進国だったのでしょうか?

2.そうだとすれば、ドイツも戦前は先進国で、戦後日本と同じように経済発展して先進国になるまでは暫く後進国の状態だったのでしょうか?

A 回答 (7件)

なかなか難しい質問をしますね。


日本の戦前の経済レベルは、近代国家として産業革命成し遂げ、それなりの工業力もあり、技術水準も一部では引けを取らないところがあったというくらいでしょう。
つまり、マンガ雑誌で例えればガンガンとジャンプを比べてみてください。
上のほうのレベルではそれほど差がありません。しかし、全体の平均値で見ればレベルの格差は非常に大きいようなものです。

例えば軍事技術で言えば
日清戦争の時(1894-95)は殆どの武器、兵器は輸入品でした。
日露戦争の時(1904-05)は半分くらい国産でしたし、その後はほぼ全て国産化しました。
しかしこれは、国力のかなりの部分を兵器開発に注いでいたからだとも言えます。兵器開発能力も所々に優秀なモノがあったのも事実ですが、総合力ではアメリカやドイツに劣っていましたし、何よりも数を生産する能力においては圧倒的な格差が存在しました。

次に、産業構造で言えば、日露戦争後くらいにようやく産業革命に一区切りが付いたわけですが、それでも日本はまだまだ弱小国でした。
日本の経済力が飛躍的に上がったのはWW1(1914-18)の時ですが、WW1後ですら日本の工業は繊維(生糸や綿織物)などの軽工業が中心でしたし、第一次産業に就業する人が国民の50%を占めていたのでむしろ農業国だったといえます。
世界恐慌を機に重工業化が進みましたが、それでも国民の半分くらいは農民という構造は変わっていません。

という訳で
1.
精一杯背伸びして列強の仲間入りしているけど、足腰の強さ地力の強さではアメリカには全く適わないし(まあ当時のアメリカは欧州全部と戦争しても勝てるくらいの力があったわけですが)、ドイツにもかなわない。
全ての力を戦争に注ぎ込んでもちょっと本気を出したアメリカに一蹴される程度の国力でした。

2.
ドイツは戦前の時点で世界第二位の経済大国でした。
日本人一人当たりのGDPがドイツに追いついたのは70-80年代です。

この回答への補足

アメリカに一蹴される程度の国力にしては、太平洋戦争で日本は4年もよく頑張ったと思うのですが。

日本は戦後焼け野原になり、戦前の先進国の状態から中進国程度に逆戻りしていますが、ドイツは日本以上にやられたにもかかわらず中進国レベルに戻らなかったのでしょうか?

補足日時:2007/08/08 22:22
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No6さんの言うとおり当時の日本は先進国と胸を張っていえる水準ではありませんでした。

一番上の方の水準は悪く無いとは言え、国民の半分程度は狭い農地をセコセコ耕す農民だったわけです。

そんな中日本は国力を重点的に軍事力に向ける事により、精一杯背伸びをして何とか列強の仲間入りをしていただけです。
対して当時のドイツは世界第二位の経済大国でした。例え戦争で国を割かれても、工業力は日本よりはるかに上でした。

>アメリカに一蹴される程度の国力にしては、太平洋戦争で日本は4年もよく頑張ったと思うのですが。

これは本当に凄いと思います。
その要因として
1.日本人が凄い頑張った。
国力のほぼ全て※を戦争の為に傾けたわけです。ここまで長期間、組織だって、徹底的に国力を戦争に傾ける事を出来た国は歴史上日本だけだと思います。


GDPの半分/残り半分は生活費

2.アメリカの反撃はミッドウェー以後
つまりは序盤はアメリカ側の体制が整っていなかったわけです。
しかしその後はちょっと本気になったアメリカが、太平洋で時間稼ぎをしている間に軍備を再編成して毎月の如く空母を建造して次々に投入し、その後の日本軍は殆ど良いとこなく敗戦続きでした。
アメリカでは戦争のおかげで景気が良くなったという話が語られるくらい楽勝だったといえます。
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どうもここには戦前レジームに回帰したい方が多く、事実に基づかない説明を堂々とされているようです。



1940年頃の平均寿命は女性50歳、男性はそれ以下であり、所得水準も欧米諸国よりはるかに低かったようです。
また、生活水準は、戦前のピークが戦後10年の1955年頃とほぼ等しいそうです。

戦前の日本は軍事面では列強に肩を並べていましたが、経済、国民生活全般を見れば後進国であったと言わざるを得ません。

夏休みですから、おじいちゃん、おばあちゃんに昔のことを聞いてみるといいでしょう。もっとも所得格差は今よりはるかに大きかったので、あなたのおじいちゃんが旧華族や財閥であれば、戦前の日本は先進国だったとおっしゃるかもしれません。

参考URL:http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/1600.html
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何を持って先進国とするか見たいな話になるとややこしいので、簡単にいってしまえばアジア初の産業革命が起きた国が日本という事です。


工業技術や政治体制、経済システムなど多くの事を明治時期に西洋から取り入れる事でアジアでいち早く発展をとげたのが日本という事です。

対して、例えば中国では今起こっているのは産業革命でもあります。テクノジャンプとなっているので、少し意味合いが違いますが。
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何を基準に先進・後進と規定するかで違ってくるので一概には言えませんが、まぁ先進国だと言って良いのではないでしょうか?



当時は先進国と発展途上国との差に今よりも大きなものがあったみたいです。日本は明治以降先進国の仲間入りをするために総力を挙げて国力を高めていました。治外法権の撤廃や関税自主権を認められたコトが独立国としてそこそこ(白人社会に)認められていることを示していますし、日露戦争でバルチック艦隊を破ったことで先進国としてみなされるようになったのではないでしょうか?

もちろんまだまだ技術面や生活水準面で米・英・独には劣っていたと思いますが、完全な植民地としてしか白人に見られていなかったアジアで唯一の先進国となりましたし、そのことに危機を覚えて日本は大東亜共栄圏を唱えたと言えます。
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日本もドイツも当時は工業大国なので、先進も後進もないと思うのですが。

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>戦前の日本は先進国だったのでしょうか




日清、日露戦争で勝ち、また、ゼロ戦、戦艦の製造などの先端技術が基幹産業にある日本は、当然、先進国でした。
大東亜共栄圏の構想のもと、戦争当初は東南アジア、中国を席巻しました。
ドイツも、原子爆弾を作る技術をもっていました。ロンドンを狙った長距離爆弾や潜水艦のUボートは有名です。
ドイツも技術力に優れた先進国です。

日本、ドイツとも戦前の重工業がベースにあり、敗戦後の復興の原動力になりました。
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