タイムマシーンがあったら、過去と未来どちらに行く?

いつも思うんですが、米英は戦争など国家の一大事にあたっては、いつも行動をともにしているような気がします。
第一次、第二次大戦、湾岸戦争そして今回の米国同時テロに対する報復等々。
今回も英国は、積極的に米国の軍事作戦に協力するといわれております。
(事実、英国の特殊部隊は既にアフガニスタンに入り込み、戦闘を開始したという情報もあります。)
米国は、人種のるつぼとはいえ、今なお米国政治の実権を握っているのは英国系という話を聞いたことがあります。
(確か、ブッシュ大統領もクリントン前大統領も英国系では?)
やはり、英国と米国は血を分けた兄弟という意識がお互いにあって、それが今回の報復攻撃に対する共同歩調につながっているんでしょうかね。
どなたか分かる方、お教えいただければ幸いです。

A 回答 (4件)

ヨーロッパの諸国家の中で最も計算尽で行動するイギリス人のこと、アメリカと協調して行動することは自国の利益になると考えている側面も強いと思います。

しかしながら「血を分けた兄弟という意識」という意識もやはり無視できない要素でしょう。

ご指摘にもあるとおり、アメリカの政治の実権を握っているのはWASPと呼ばれる英国系移民の子孫で、WASPはWhite・Anglo-Saxon・Protestant、白人・アングロサクソン・新教徒の略です。人種・民族・宗教が共通する上に同じ言葉をしゃべっているので、アメリカのエリートに対してイギリス人は近親感を抱くようです。

状況によりけりですが、イギリス人は時には地理的に近いヨーロッパ諸国よりも合衆国の方により多くの共通点を見出すことのほうが多いようです。欧州連合に対してイギリスがそれほど積極的にならないのも、このような心証が根底にあるからではないでしょうか。イギリスは大陸ではないのです(大陸=ヨーロッパのこと)。

しかしながら、イギリス人がこういうのを聞いたこともあります;「僕たち(=イギリス人)はアメリカ人と付き合う上で気をつけなくちゃいけないことが一つある。それは僕たちとアメリカ人はやっぱり違うってことさ。同じ言葉を話したりするからつい錯覚してしまうけど、そうすると思わぬ落とし穴に出くわすことになる」。
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この回答へのお礼

詳細なる回答ありがとうございます。
ワスプが米国の支配層の中心であるというのは、とりもなおさず英国との関係を座視できないということなのでしょう。
英国が危うくなると、米国は必ず英国を助けていますしね。
英国系アメリカ人の中には、母国英国に何らかのノスタルジーを抱いている人もかなり多いんじゃないでしょうか。

お礼日時:2001/09/25 22:07

えーと、アメリカとイギリスは元々仇どうしです。


アメリカは植民地であり、イギリスは宗主国でしたから。

あまり知られていませんが、アメリカは独立戦争後にも、
一回イギリスと戦争をしています。(参考URLを参照)


しかし、転機となったのは第一次世界大戦です。
第一次世界大戦で、アメリカは長年の孤立主義(ヨーロッパへの不干渉)を捨て、
イギリス・フランスを主軸とした連合国側について戦争に参加しました。
アメリカの参戦によって膠着していた情勢は一気に連合国側へと傾き、やがて
第一次世界大戦に勝利します。

さらに第二次世界大戦でもアメリカはイギリスに大きな貸しを作りました。
第二次世界大戦で、フランスはナチス・ドイツに降伏し、イギリスはぎりぎりの
ところで大陸から撤退します。(ダンケルクの戦い)
西ヨーロッパでイギリスの味方はいなくなり、海峡一つ挟んでイギリスは必死の
本土防衛戦を繰り広げます。

歴史にifはありませんが、もしナチス・ドイツが対ソ戦をせずにイギリスに戦力
を集中していたらイギリスの歴史は途絶えていたかもしれません。

しかし幸いなことに、ドイツは対ソ戦にてこずり、その間にイギリスはアメリカ
の応援もあって何とか態勢を立て直します。そして北アフリカから反撃を始めま
す。しかしながら、最終的に北アフリカからドイツ軍を追い払ったのは、アメリカ軍の参戦後のことでした。

その後ノルマンディ上陸作成以後、アメリカ軍が主力となって戦争が進展し、
フランス解放・ドイツ第三帝国の崩壊と事態が進展していきます。


話が長くなりましたが、結論としては「アメリカは血を流して、イギリスを助けてくれた」
ことをイギリス人は忘れていないのです。
それだけが理由の全てではありませんが、この国民感情は計算に入れておいた方が
よいかと思います。

参考URL:http://www.sqr.or.jp/usr/akito-y/kindai/86-usa1. …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かに、米英はかつては仇敵でした。
しかし、英国が危うくなると、必ず米国は必死になって独軍と戦い、英国を助けました。
米国も、やはり母国ともいうべき英国が滅び行くのを放置できなかったのだと思います。
事実、第二次大戦の米軍のマーシャル(英国系?)は、「英国が滅びては元も子もない。対日戦は後回しだ。」と言っていたと聞きます。
英国人が自分の弟分ともいうべき米国人の血によって助けられたという恩は今日なお強いものがあるのでしょう。
だからこそ、英国は今回の報復作戦にも米国以外では、積極的に軍事作戦をとる唯一の国となっているだと私は思います。

お礼日時:2001/09/25 22:24

同じ言葉を喋る仲間意識ってのも少なからずあるかもしれませんね。


コミュニケーションもとりやすいですし。
米英に限らずカナダ・オーストアリア・ニュージーランド。
独立当初は別にして旧イギリス領で現在も英語を主要母国語としている国同士の対立って少なくないですか?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
そういえば、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドも軍事面では米英と共同歩調をとっている場合が多いですね。
やはり、お互い同胞意識があるのかな。

お礼日時:2001/09/25 21:59

これはあくまで噂というか、非公認な話ですが、


米英の間には、どちらかが戦闘行動をとった場合、
片方はこれを支援する約束があるそうです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
そんな密約が本当にあるんでしょうかね。
でも、米英の足並みを見ていると、密約があっても不思議じゃないような気がします。

お礼日時:2001/09/25 21:55

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