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とある会社で広告やDM、販促物を制作する「クリエイティブ課」のデザイナーとして働いてます。
1年以上デザイナー2人しかいなかったのですが、3ヶ月前からディレクターが入社しました。

私はディレクターがいる会社で働いたことがないので、ディレクターとはどういうことをする職種なのかよく分かりません。

しかし、入社したばかりのディレクターの行動には少し疑問が…

まず、ディレクターを入れたのは、社内と社外で制作している販促物のクリエイティブがバラバラなので、もっと統一感が必要だということになり、全ての制作物を把握できるようなディレクターを入れなさい。という経緯がありました。
入社したディレクターは、今まで広告制作会社でディレクターというより営業的なことをしてきた人です。

まず、企画部とディレクターが他社へ依頼した制作物について、デザイナーに何の説明もなし。出来上がったものも見せません。
制作したものをディレクターが何度か校正を入れますが、最終的に企画部に見せた時に、結局ディレクターが校正を入れる前の方が良かったとなり、元に戻すはめになる。
入社して間もないのに、勝手な判断が多く間違いが多い。
等々…。

高学歴で今までやってきた事に自信があるのはよく分かりますが
新入社員なので人に教えてもらうという姿勢も大切だと思うのですが

色んな事がデザイナーの知らない所で色々動いていて困っています。

そもそもディレクターとはそういう職業なんでしょうか?
自分の判断だけで何でも進行してしまえる仕事なんでしょうか?

文章が足りなくて状況が分かりにくいと思いますが
一般的にクリエイティブディレクターとはどういう事をしているのかお分かりになる方、教えて下さい。

A 回答 (5件)

ディレクターには二種類あって、ひとつは下積みから自分で積み上げてきて全てをこなすことが出来るが、より良いものを作ると同時に、時間短縮のために人を使う人。

部下の能力を引き出し、やり直しが起きないように最善の注意を払います。先頭に立って下を引っ張ることの出来るタイプ。

もうひとつは、基礎が出来なくてディレクターにシフトした人。部下の頭を押さえる事で自分が目立つことが最重要項目で、実力がなく自分で方向性を打ち出せないため、部下に丸投げして出てきたものを叩きます。試行錯誤を部下の成果で行うため手戻りは当然のごとく起こり、無駄が非常に多くなり、時間切れで「部下ひとりでやったほうがもっといいものができた」ということがまま起こります。部下が非常に上司を気遣ってくれるタイプだと、うまく回りますが、これは事実上のディレクターが部下に居るということです。官僚主義の会社で生き残りやすいタイプ。

本来のディレクターとは映画で言うと現場監督、クラシックなら指揮者となります。実際の作業からは見えにくいですがクリエイターのトップです。

全体の出来に責任を負い、主なアイデアや枠組みを作り出し、方向性を定め、その方向に向かって部下が力を出せるように導くと同時に (多少専門が違っても) 教育をし、スケジュールの執行に関しても気を配ります。

通常は、プランの段階で数人のスタッフとブレインストーミングで試行錯誤し、方向性が定まった時点で作業に入ります。作業に入ったら独裁者でなければなりません。(逆に言うと自分の案が上にあがって折れるような実力では困る)

営業とはあくまで潤滑油のようなもので、浮き草のように流されます。ししかし、ディレクターは基本クリエイター(むしろ芸術家)ですから芯がなければならない。営業はディレクターというよりプロデューサーに近いでしょう。間違った人選だったと思います。

あなたが困っていることについて上に訴えましょう。今回追い出せなくても、少なくても「追い出さない」と判断した人が責任を持つことになりますので、再度失敗したときの対応が違ってきます。下のものの声も、集まれば威力があります。

趣旨としては、「出てくる案が劣っているため、権限を与えるのは問題がある。ポリシーや指針が早くに出てこないことと、コミュニケーションを遮断するため、無駄な作業が多く、却って現場が混乱する。」

ということでいいと思います。残るなら調整役として残す程度にするのが得策。

なお、コミュニケーションを遮断するのは、制作手法としてありえますが一般的にはマイナスです。ただし、一旦決まった方針の下に作るのであれば、ピラミッド構造の末端ではそんなに密なコミュニケーションは必要ないはずです。もちろん、企画段階ではサブリーダー間の非常に濃密なコミュニケーションが行われるはずです。(泊り込み合宿とか)

もっとも、素人が見よう見真似でやって、上記のようなメリハリのある運営が出来なくてぐちゃぐちゃになるケースのほうが多いと思いますけどね。
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この回答へのお礼

的確なご回答ありがとうございます。
今更ながら人選ミスだったと反省しています。(採用決定したのはデザイナーである私たちだったので)
残念ながら、私の会社の上司は話が通じない人ばかりで
何を言っても改善されません。
とりあえず、CD本人と話合いをして、本来CDとはこういうものである
ということを言ってみようと思っています。
それでもダメな時は、またその時対処法を考えます。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/08/24 15:26

>今更ながら人選ミスだったと反省しています。

(採用決定したのはデザイナーである私たちだったので)

既出の回答でもお分かりのとおり、クリエイティブディレクター(以下、CDと略します)とは、
デザイン及びコピー制作に関する総合的な知識を持ち、
クリエイティブを取りまとめ、方向決定を下すという大変重要な職務にあたります。
デザイナーとコピーライターに制作上の方向性を指示し、出来上がってきたデザインやコピーを吟味・選択の上
ブラッシュアップが必要だとか、クリエイティブの目的に叶ったものが出来上がってこなければ、
それらに対し具体的な修正指示をします。
そして、それらのクリエイティブを依頼側(質問者様の場合は企画部になるのでしょうか)に
プレゼンテーションし決定を促すことも、また撮影や編集(映像関連の場合)、印刷(印刷物の場合)の
各工程にも重要なポイントには立ち会い、クリエイティブが目的通りに仕上がるかどうか
逐一チェックすることも、クリエイティブディレクターの仕事です。

つまり、立場としてはデザイナーである質問者様の「上司」にあたる役職になりますので、
そのCDを、ポジション的に下にあたるデザイナーが面接し、
採用決定するという段階からして大間違いなのですが…。

ちなみに広告印刷物制作の場合、
クリエイティブのスタッフィングとしては一般的に

クリエイティブディレクター
    ↓
アートディレクター/コピーディレクター
    ↓
デザイナー/コピーライター
という序列が成立します。要するに、一つのクリエイティブチームのトップになるべき存在なのです。

CDに必要なのは、デザインやコピーに関する幅広い知識とディレクション能力/
リーダーシップ/依頼者を納得させるための話術やプレゼン力/コミュニケーション能力/等。
スタッフを何10人と抱える大チームのトップに立つCDともなると、
ものすごいリーダーシップを発揮してスタッフの一人一人を確実に従えなければなりません。
そういう点からしても、CDは単なる平社員ではなく、課長とか部長といった、
ある程度のポジションがふさわしいかと思います。

ご質問だけでは、そのCDがどういう能力を備えているかが若干不明瞭な点もありますが、
少なくとも、クリエイティブに関わったことのない人材がCDになることはあり得ません。
ご勤務先としては、ばらけていたクリエイティブを取りまとめて方向性を決定し、
クリエイティブのクオリティを向上させること、また作業の効率化を図るとか
バランスのいい制作環境の実現といった責務を、そのCDもどきさんに担わせるべきなのですが
それに答えられないようではCDとして失格でしょう。

以上、私のCD経験から諸々書かせていただきましたが、現時点ですべきことは、
そのCDモドキさんにクリエイター経験がなく、今後CDとしての成長が期待できる人材及び勤務環境でなければ、
担当職務の変更をまじめに検討したほうがいいでしょう。営業に戻っていただくとか…
本当はクビでも致し方ないと思うのですが、会社のやり方もあるでしょうし…

また、CDは必ずしも正規の社員である必要はありません。外注でもいいのです。
少なくとも質問者様のご勤務先は、どなたもクリエイティブの人事に関する知識をお持ちでないと思われますので、
むしろそのほうがいいかと思います。
フリーで仕事しているCDも多いので、その中でご勤務先の仕事にマッチした外部CDを探されてはいかがでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
まさにおっしゃる通り、私の会社にはクリエイティブのプロは一人も存在しません。
デザイナーは、経験者の私と趣味でMacをいじっていた全くの素人から入社した男性だけです。
当然ながら経験者である私の方が何倍もの仕事をこなしているのですが、先日、この素人男性社員が昇格しました。
理由はただ一つ、上司にこびるのがうまかった。
それだけです。
わけの分からない人事体制に疑問がいっぱいです。
CDの知識、デザイナの知識、クリエイティブの知識、必要な知識を持っていない会社が制作して行くって無理かも知れませんね。
自分の今後を考え直そうかと思っています。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/08/27 10:18

こんにちは。

肩書きというものは曖昧なものです。

本来クリエイティブディレクターというのは
アートディレクター(制作部門の責任者)としての資質を有することを
前提に、マーケティング・企画・セールスプロモーション等々への高い
知識と能力が必要とされる職務です。

一方でアートディレクターとしての資質を持ち合わせないクリエイティブ
ディレクターが多いのも事実。そういった場合はアートディレクター
(不在の場合は制作部門)とコミュニケーションすることで協力・信頼
関係を構築し能力を補完していきます。

>営業的なことをしてきた人です

この一文から察するに、その方は後者のようですね。
コミュニケーションというのは内に対するものだけではなくクラアイント
やその広告媒体を見る側とも必要になってきますから、最低限度として
コミュニケーション能力のない者はクリエイティブディレクターとしての
資格はありません。

>そもそもディレクターとはそういう職業なんでしょうか?
>自分の判断だけで何でも進行してしまえる仕事なんでしょうか?

ディレクターは結果を出すことさえができれば、時として自らの判断のみ
で事を進めていくこともあります。が、認めらず、信頼もされていなけれ
ば誰もついてはいきませんね。職業というより資質です。

ここは制作部門の人間として、上司や本人を交えきっちりと相談されては
いかがでしょうか?統一感というキーワードもあるので、外部依頼だから
内の人間は知らなくてよいという話しではないですね。

その方が、営業や工程管理のみの経験でクリエイティブディレクターと
としての職務を与えてられていないことを望みながらこのへんで…
負けずに頑張ってください。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
クリエイティブディレクターとは高い能力や経験が必要な職業なんですね。知りませんでした。
私自身がCDとはよく分かっていなかったので、本人や会社にどう言って良いのか分からなかったのですが、少し定義が分かってきました。
やはり話し合いが必要だと思いました。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/08/24 19:03

CDはデザイナーに指示をし、請け負った仕事全般を見る重要な立場です。

特にクライアントから全幅の信頼を得る事が、仕事をスムーズにし、ストレスなく、レベルの高い仕事につながります。


(1)A社から広告全般の依頼があり、CDが担当を決め、担当のBさんと一緒にクライアントの意向を聞きます。

(2)CDはBさんに対し、雑誌広告、ポスター、DMなどトータルなデザインの方向性を指示をします。
※Bさんのアイデアも求めます。

また、撮影カメラマンとモデルのイメージも伝えます。


(3)Bさんから提出されたラフに対し、CDはラフ案に修正の指示をします。

(4)CDは修正されたラフ案をA社にプレゼンします。
A社のOKが出れば、あとは制作です。

(5)モデルクラブと詰め、イメージに合うモデルをオーディションします。CD、クライアント立会いのもとで決定します。

(6)CDは事前にBさんとカメラマン、スタイリストに細かく指示をします。その指示のもとカメラマンは撮影を行います。

(7)Bさんは上がってきた写真をもとにデザインを作成します。
CDのOKが出ればGOです。



下記サイトも参考に
http://www.eva.hi-ho.ne.jp/yagi/doc/cd.html
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
一般的なCDの仕事の流れが分かりました。
クライアントとは私の場合社内の企画部ということになるわけですね。
なるほど。
教えていただいたサイトを新人ディレクターにも見せたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/08/24 11:44

>> 自分の判断だけで何でも進行してしまえる仕事なんでしょうか?



そうですよ(少なくとも私はそう思います)。
その代わり当たり前ですが、すべての責任を負います。
失敗も何もかも。スタッフの反感を買うのもです。

ディレクターはその名の通り「監督」です。
映画を思い浮かべていただければ解ると思いますが、
監督は演技もしませんし脚本も書きません。カメラも回さないし、
セットや衣装も作りません。でもできあがった映画は、
その監督の作品となります。主演者と制作スタッフ全員に
仕上がりのイメージを的確に伝え、そこの向かうように動かすのが仕事です。
ですので、すべての部分での実作業行程を把握してないとできないんです。
経験と知識が誰よりも必要な職業です。

そのCDは遠からず下ろされることになるでしょう。
スタッフに知らせずに事を動かすというのは、
監督としては明らかに失格です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
分かりやすい例えで助かります。
なるほど…責任を負う立場なのですね。
それは知りませんでした、そして本人も知らないはずです。
機会があったら話してみようと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/08/24 11:39

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