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最近、電気屋さんに行くと、どの製品にも「省エネ率○○%達成」と銘打った省エネ家電が売られています。一部のエコロジーサイトにも、CO2排出削減とランニングコスト削減などを理由に「省エネ家電への切り替え」を勧めています。
そこで、単純な疑問です。省エネ家電に買い換えれば当然、ランニングコストは下がると思いますが、実際にまだ使える家電を廃棄(リサイクル処分)してまで買い換えるとなると、製品の製造や廃棄・リサイクル処理工程で排出される二酸化炭素の量が気になります。思い切ってまだ使える家電製品から省エネ家電に買い換えるのと、そのまま旧来の家電を使い続けるのとではどちらがCO2の削減に効果的なんでしょうか?
もちろん、どの家電にもよりますが、それぞれの削減率は、テレビ25%(97→03年)、ビデオデッキ74%(97→03年)、冷蔵庫55%(98→04年)、エアコン68%(97→04年)だそうです。
ちなみに、自動車は95年から04年までの燃費の改善は22%程度で家電ほど進んでいないようですね。

A 回答 (2件)

冷蔵庫に関して言えば、


http://www.gpn.jp/select/guidlines/reizoko2.html
また、製品の製造から廃棄・リサイクル等のライフサイクルにおけるCO2(二酸化炭素)排出量は、1999年冷凍年度時点の代表機種(400リットル前後・4ドアor5ドア野菜真ん中タイプ(インバータ制度、アイスメーカ付))で、1台当りおよそ2.8トンになると見積もられていますが、その約95%が使用時に消費する電力に起因しています。((社)日本電機工業会LCA-WG 1999年度活動報告書「家電製品のライフサイクル・インベントリ(LCI)データ収集等に係る調査結果」(2000)」及びその一部改訂2003.1) なお、使用時の消費電力量(エネルギー消費効率)は、現時点では更に削減(効率の改善)が進展しており、それに伴い、1台当たりのCO2排出量も年々低減されていく傾向にあります。

冷蔵庫の使用年数を12年と考えて、これだけを素直に解釈すれば買い換えたほうが良いことになります。
製造運搬等 2.8t X 5% = 140Kg
年間電気料 2.8t X 95% / 12 年 = 220Kg
新しい冷蔵庫を使った場合は 220kgX55% = 1.8倍→120Kg程度
なので、数字が正確であれば2年使うだけで製造にかかった分を上回る排出量の削減をできることになります。

ただし、冷蔵庫をリサイクルに回したら、それを使う人が新しい冷蔵庫を買っても同じ効果が得られることになります。 消費電力に関して言えば、使い方が大きく影響しますので、家族構成や買い物サイクルにあったサイズのものを使うことが推奨されています。なので、今の冷蔵庫に不満があるか(今使っているものでは詰め込みであったり)、経済的メリットがはっきりありそうなら買い換えるべきだと思います。 (家計に余裕があるなら)
 
他の電気機器に関しては、エアコンもある程度同じような状況だと思います。 その他に関して言えばあまりかわらないような気がします。

ちなみに、ガソリンは1リットルあたり2.3KgのCO2を排出しますので、なるべく公共交通機関を使うのが一番効果がありそうです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
日本中の古い冷蔵庫を省エネ製品に買い換えるだけでも相当の効果が出そうですね。メーカーへの経済効果も大きいですし、電力会社も電気使用量が減ることは、電力需要の増加にたいする発電施設への投資も減りますし、いいことずくしですね。

お礼日時:2007/09/03 10:15

>省エネ率○○%達成


これが曲者なんだよね
これは国で定めたテスト方法で測っているだけで、実使用とはかけ離れてたりします

なのでCO2排出削減とランニングコスト削減のために買い換えるのは愚の骨頂
欲しいときに欲しいものを買うのがいいでしょう
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