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エコロジーに興味を持ち始め、色々と調べている内に
地球温暖化の報道に対する懐疑論が存在している事を知りました。
様々な考察をWebサイト等で読んでみました。

特に印象的だったのは、懐疑論を唱えている人々が一様に
「マスコミに踊らされるな!」と警告している事です。
「環境問題は金になる」「途上国の発展を妨げるためのアメリカの陰謀」という
政治色の強い主張が前提となっている場合が多いです。

確かに、環境問題は数多のビジネスチャンスを生んでいます。
温室効果ガスも仮説に過ぎず、ひょっとしたら間違っているのかもしれません。
しかし、こうした主張にはどこか違和感を感じます。
「温暖化問題についてはまだ不明瞭な点が多い」と指摘するよりも、
啓蒙活動そのものが目的のような印象を受けるからです。
「エコロジー活動に関わることそのものが、
 マスコミおよび一部の資本家・強者に搾取されることに等しい」という書き込みもありました。

それでは、エコロジー活動は私達に不利益をもたらすものなのでしょうか?
二酸化炭素を減らすためにコストをかけ、
クリーンなエネルギーを手にすることは、お金のムダ遣いなのでしょうか。
エネルギーや資材を倹約・節約する事で生じる
経済的・環境的デメリットはあるのでしょうか?
(非再生紙よりも、再生紙を選ぶこと…
 割り箸ではなく、マイ箸を使用すること、エコバッグで買い物をすること等)

よろしければ、ご意見をお願いいたします。

A 回答 (11件中1~10件)

●意見です。

(異見かも知れません)
(1):知識優先(記憶力優先)でなく、”なぜ...”、”なぜ....”という問いかけ、考え方を基本にしてほしい(日本の教育制度では難しいのかしれませんネ..)。
(2):国際感覚を身につける、具体的にはできるだけ多くの「お友達(日本人以外)を持つ」、「他国の歴史・宗教を学ぶ」、「他のジャンルの本を読む」ことなどです。
(3):いわゆる専門家(+バカ)の”自信アリ”にごまかされないこと
 ⇒情報を得るのは良いが、自分の眼、耳で確かめ(”なぜ”を基本にして)実際に行動し、経験すること。
>エコロジー活動は私達に不利益をもたらすものなのでしょうか?
 ●オイルショック、公害対策に翻弄されてきた、団塊時代・年金受給人から(意地悪な)質問です。
  (1):不利益とは?何でしょうか?金にならないことですか?
  (2):エコロジー活動とは?、自己満足(エゴロジー)ではいけないのですか?
  (3):環境と経済を両立することが大前提では?人間の存在そのものが環境を悪化させているのではありませんか
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この回答へのお礼

ご意見を有難うございます。仰ることはもっともだと思います。
私は(1)で書かれた考え方から、ここで質問させていただきました。
懐疑論者の方々は、温暖化対策はお金の無駄遣いだと言います。
しかしその一方で、環境問題に配慮する事によって、得られるメリットは必ずある筈だと私は感じているのです。
倹約・節約などは、お金の無駄遣いからとは正反対の、個人にとって有益な行動だと思いますし…

逆にデメリットといえば、一体なんでしょう?
なぜ懐疑論者の方々は、環境対策によるメリットを全て切り捨て、初期投資などのネガティブな側面しかピックアップしないのでしょうか?(自分の啓蒙活動に懐疑論を利用しているだけではないのでしょうか?)
懐疑論からポジティブな感情や、利益は生まれるのでしょうか?
様々な環境対策が立てられているけれども、その行為に見合うメリット(見返り)はあるのだろうか?
そんな数多くの疑問から、この質問を投稿しました。

質問がこれ以上に長大な文章になるのを避けたかったので、
私の言う不利益とは何か、具体的な事は書きませんでした。
ここで言う不利益とは、単に「行為に見合わない見返り」だと考えて下さって構いません。
例えば、エコ製品を製造する時に発生したCO2、エネルギー消費を、製品を長期使用してもペイ出来ないのならば、それは不利益な行為ですよね。
エコロジー活動というのは、質問にも書いたようなと草の根の活動から、
カーボンオフセット、植林、二酸化炭素や大気・海洋汚染の削減までをさします。
エゴロジーという言葉については、単に今は使う必要がないと感じました。
環境と経済を両立することが前提…仰る通りです。人間の存在そのものが環境を悪化させている、これもその通りですね。
だからこそ、人間がその責任を担うのは自然な事だと私は感じています。
自己満足(エゴロジー)という動機からでも、そういう動機づけを軽視せず、取り組んでいく事が重要だと、私は思います。

お礼日時:2008/02/29 09:47

nacht1030さんの言う通りでしょう。


これまでエネルギ収支やコストを考えるととても採用できなかったリサイクルシステムや発電システムが、地球温暖化対策やリサイクルの切り札として採用されています。

たとえば太陽電池は、太陽電池を製造するまでに大量のエネルギを消費しCO2を排出しますし、バイオマス燃料製造も普通に考えればコストが見合いませんが、国(ex.NEDO)からの補助金があって採算が取れたり、企業の環境対策のイメージアップのため導入されているのが大半です。

つまり我々の血税を純粋に省エネルギーのため使い、企業収益を向上させるようであれば給料アップにつながるので良いと思うのですが、CO2削減やカーボンニュートラルのために使うとコストがかさみ、企業収益は少なくなり給料アップせず、要は無駄使いなのです。
一部の企業だけが開発費補助を受けながら機械を開発製造し、補助金をうけるシステム構成で受注し大儲けしているだけと思います。全員こういう企業で働けませんしね。

地球温暖化も米国や中国がCOP3に批准しないのに、こんな小さな島国の日本が頑張っても仕方ないのです。お金の持っている国から開発途上の国に資金援助するための「グリーン購入プログラム」という仕組みだけが有効で、結局狙い通りのCO2削減が出来るかというと無理でしょう。

少し極端ですが、皆自国自社が儲かればそれでよいのです。
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この回答へのお礼

ご意見を有難うございます。エコロジー活動には、初期投資やコストのかかる手段が数多くありますよね。
太陽電池についてはまさに良例ですね。製造時に排出されるCO2やエネルギーの消費を、長期的な使用による節電でペイ出来るのでしょうか?
太陽電池を生産するにあたって、具体的にどの程度のエネルギーを使用しているか私は分からないので、何とも言えません。
カーボンニュートラルについては、お金さえ払えばそれで済む、という方法なので、あまり好感がもてません。
結局、発展途上国にその義務を押し付けているように感じられます。

>こんな小さな島国の日本が頑張っても仕方ないのです。
しかし、他所の大国が不誠実だからといって、日本が何をやってもムダだという事ではないと思います。
全世界的に合算して考えると、はかない削減かもしれませんが、それなりの恩恵には預かれるはずです。
例えば、大気汚染を減らす事によって、私達がクリーンな空気を吸えるようになるとか。
温暖化は不明瞭な点が多い問題ですが、排気ガスが健康に悪いというのは割合明白ですしね。
大局的に見て、どうせムダだと投げ出すより、問題に取り組む方がずっとポジティブだと思います。

もっと技術が進歩して、従来の方法よりも低価格低コストなエコロジー製品が出来れば、一番いいですね。

お礼日時:2008/02/29 08:54

ナチスのユダヤ人虐殺も事実無根だ、と主張する人がいるぐらいですから、環境問題など存在しない、と主張する人がいても不思議ではありません。


じっさいのところ、温暖化が人間によるものなのかどうか確実にわかっているわけではないですし。
ただ、

>「環境問題は金になる」

だから環境活動に批判的、という人は馬鹿です。
むしろ金にしないといけないんです。
利益が出るから企業も技術開発をするわけで、人々のボランティアや善意にばかり期待しても限界がありますからね。

>それでは、エコロジー活動は私達に不利益をもたらすものなのでしょうか?

それこそがポイントで、「利益をもたらす」ように経済構造を変えていく必要があるわけです。
それに、戦争が技術を進歩させたように、環境危機も技術を大いに進歩させています。
ガソリン車の燃費も、すでに1リッターで何十キロも走るところまで開発が進んでいますが、それはあなたに不利益をもたらしますか?ということです。
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この回答へのお礼

ご意見を有難うございます。個人的にはとても共感いたしました。
私自身、環境問題をビジネスチャンスにする事は決して悪い事ではないと思っていますし、
むしろ数多の企業にポジティブな変化をもたらしているという印象を持っているのです。
もし懐疑論者の方々が言うように、現在の温暖化対策が有効かどうかは
疑わしかったとしても、
技術の進歩、倹約による浪費削減、森林伐採の削減、海の汚染を食い止める、大勢で一つの問題に取り組み、協力しあう…等
社会が得られるメリットは大きいものだと私は思います。
そう思っているからこそ、ではデメリットがあるとしたら何だろう?と感じて質問させていただきました。

お礼日時:2008/02/29 08:17

#3の補足です。



自分、環境博の仕事を手伝ってました。
そのとき育んだ知識と私見では、環境活動はコストがかかると思っています。
ハイブリッド車は高価です。
耐熱に優れた住居も高いし。
再生紙も高い。
太陽光発電も自家発電も、なかなか元は取れません。
でも、そういうお金のかかるエコロジーは、お金持ちから始めればいいんですよ。
ハリウッドでプリウスが流行っているように。
経済的に余裕のない人まで、高価なエコロジー製品を使う必要はないと思います。
技術進歩で、コストを下げていくことで、徐々に誰もが享受できるようにしていけばいい話なんです。
いま、環境活動は、黒か白か、みたいな乱暴な議論が多いんですけど、今どうなのかというのに意味はなくて、これから白にしていけるかどうか、が大事だと思うんです。

僕は、エアコンの温度は何度以下に・・・といった啓蒙活動はいかがなものかと感じています。
我慢、我慢、では世の中が窮屈になりますから。
不利益、ではないかもしれませんが、環境問題が人々のメンタル面に与える負の影響は大きいと思います。
節電技術を上げることで乗り切る。
あるいはデザイン性のいい団扇や扇風機を流行らせて楽しむ、など、前向きな思考が大事だと思っています。
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この回答へのお礼

siccoさん、引き続き貴重なご意見をどうも有難うございます。
興味深く拝読させていただきました。
確かに、ハリウッドなどの流行の最先端を行く人々の間では、”エコセレブ”なる富裕層が増えてきています。
そうした方々がロール・モデルとなって、世間を牽引していくのは良い事だと思いますが、庶民には簡単に手の届かないエコ製品も沢山ありますよね。
科学は常に日進月歩ですから、今すぐ焦って高価な製品を選ばなくとも、近い内により高機能の製品が安価に買えるようになるはず…と思います。
私が思うに、環境問題に踊らされるな!と主張する方の中には、こうしたエコ・ムーブメントによって背伸びをして、無理に高価な製品を選ぶな!という意味で警鐘を発している方もいるんじゃないかと思うんです。
背伸びをせずに、やれる範囲の事をやり、技術進歩を待つというのも、ひとつのあり方だと思います。
上を見ればキリがないですし、コストのかからない方法だって沢山ある訳ですからね。

窮屈になりがちな環境対策を、前向きに楽しむのはとても重要なことだと思います。>デザイン性のいい団扇や扇風機を流行らせて楽しむ
「地球のために、やらなければいけない」という義務感があるから、窮屈になってしまうと思うんです。
私自身、それなりに環境に配慮した生活を送っていますが、その動機は「地球のためにやっている」というより、「自分のためにやっている」というウェイトが大きいです。
例えば、省エネで節約する事により、目に見えて出費が減る。これは立派な自分の利益ですし、あれこれ節約方法を考えるのは楽しいです。

ただ漠然と、大きすぎてほんの一部しか見えない「地球」を意識しても、大義感だけがつのって継続していけないと思うんです。目に見えて地球が綺麗になった!という実感が得られる訳でもないですし。それこそ窮屈な、負の影響ですよね。
自分にメリットが生じるからやる、自分が楽しいからやる、という動機づけが一般的になれば、心も余裕を持ったまま、みんな変わっていけると思います。

お礼日時:2008/03/01 13:24

真実は、たぶんその間にあります。



「環境問題」をダシにして、いいかげんな本を書いて儲けるやつ、いたずらに読者や視聴者の不安を煽って、的外れな方向に誘導するマスコミ、ごく偏った情報を世間に流布させて正義の味方を気取る「環境保護団体」、環境負荷を「いいわけ」にして、当然するべきことを放棄する企業、実は大して効果の無いことを、さも効果的かのように言う事業者、提示された数字の本当の意味も良くわからず、ただ踊らされるだけの消費者、こういう人たちが実際にいることは確かです。
とはいえ、それを指摘するふりをしてすべての環境問題を否定する、もっとおかしな事をしている人もいれば、指摘するまではいいけれど、さらにおかしな事を言い出す人もいるわけで、あなたのような疑問を持つのも当然でしょう。
便利のため、ここでは後者をアンチ環境派、前者をプロ環境派と言いましょう。

実のところ、われわれ専門家から見て、まともな意見ほど世間では注目されません。アンチにせよプロにせよ、環境問題では極端な議論ばかりが注目を集め、まともな意見はその狭間で沈没しているのです。

あなたが、アンチ環境派に疑問を持つのは大変結構です。ですが、その対極にいる「プロ環境派」の人たちには踊らされないように十分注意してください。
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この回答へのお礼

ご意見をどうも有難うございます。お金になりそうな所には、どこにでもそういう人達が湧いて出てくるものですよね。
環境問題に限らず、様々な問題は「黒か白か」の極端な意見ばかりがクローズアップされます。
おそらくその方が分かり易く、不謹慎な物言いで言えば、見世物にうってつけ(!)なので、一般にも浸透しやすいのでしょうね。
言ってしまえば、過激派のような、環境問題をダシにした啓蒙・商業活動をする人々の声の大きさに霞んでしまうのでしょう。

しかし、私のようなほとんど知識のない人間が、問題に取り組もうと思った時には、アンチ・プロに関わらず、提示されたデータや方法、意見を、ひとまず素直に信じてみるしかないのが現実ではあります。
そこから様々な意見にも目を向け、自分なりに納得のいく「中庸」を模索していくのが、一番いい方法かなと思っている所です。
個人的には、対立意見すなわち悪、とでも言うような、極論をいくスタンスには共感しづらいので……。

「答えは玉虫色の中にある」 この言葉を胸に留めて、様々な意見に目を向けていこうと思います。

お礼日時:2008/03/02 17:48

よその回答への返答での質問者さんのコメントに対してになってしまうのですが、



>>こんな小さな島国の日本が頑張っても仕方ないのです。
>しかし、他所の大国が不誠実だからといって、日本が何をやってもムダだという事ではないと思います。
全世界的に合算して考えると、はかない削減かもしれませんが、それなりの恩恵には預かれるはずです。

日本が何をやっても無駄、というのは極端だと思いますが、
地球温暖化が問題視されているのは、ある時点を境にして急激な温暖化が始まる、だろうとされているからではないでしょうか。
(なおかつ、急激な温暖化は人類に対して甚大な被害をもたらす。)
この急激な温暖化の「到来」を避けるためには、少なく見積もっても京都議定書が掲げる目標値以上の取り組みが必要とされています。
日本が頑張っただけでは、その到来をわずかばり延期できるにすぎず、
IPCCの報告書を頼るならば、この到来を避ける取り組みができるのは、
今の世代だけです。

>カーボンニュートラルについては、お金さえ払えばそれで済む、という方法なので、あまり好感がもてません。
確かに、じゃんじゃん排出してお金を儲けておいて、その一部を支払ってお終いでは、結局のところ排出してるじゃん、という話ですよね。
ただし、IPCCの報告書を頼りに温暖化の到来を避ける取り組みを行うのであれば、
結構な額のお金がかかり、その結果として、途上国への支援がないがしろにされることもあるわけです。
温暖化対策と、途上国への支援は別問題ですからね。
なおかつ、日本のようにエネルギー効率が既に高い国においては、
費用対効果で考えた場合に、日本が排出を削減するという手段がどれほど有効なのか疑問にも思います。
日本が払ったお金で、日本よりもエネルギー効率が低い国が設備投資等を行い、
排出の総量が削減される方が効率がいいかもしれません。お金で解決できる部分もあるのではないでしょうか。

>二酸化炭素を減らすためにコストをかけ、
クリーンなエネルギーを手にすることは、お金のムダ遣いなのでしょうか。
温暖化に関する予測がこけたとして、温暖化対策の結果として何を得るにしても、
ものすごい高い買い物になるのではないでしょうか。
国内の別の問題、国外の別の問題へお金を使ったほうが、有効でしょう。

温暖化への懐疑と一口に言っても、様々なレベルがありますので
(例えば、CO2排出が温暖化へ結びつくことへの懐疑、急激な温暖化が到来するということへの懐疑、急激な温暖化がもたらす被害への懐疑等々)
一つ一つあたってみてはいかがでしょうか。ちなみに、CO2排出と温暖化の関係を疑っている人は少ないかもしれません。
さらに、温暖化と一口に言っても、IPCCの報告書にあるような急激な温暖化(急激な温暖化の到来、それによる甚大な被害、対応できるのは今の世代だけ)のことを指すのか、
それともなにか別の事態を指すのか、そこをはっきりさせようとしてみるのもいいかもしれません。

温暖化対策に翻弄した結果として、おいしい空気が吸えたとしても、
IPCCの報告書を頼りにするのならば、その取り組みが不十分な場合には、
急激な温暖化が到来します。この温暖化を問題とするならば、
いわゆるエコは、その到来を数秒なり数分、延期するような取り組みとしてその直接的効果においては評価するべきでしょう。
国民は国民でやれることやってるし、政府は政府でやれることやってて、
これからも頑張ろうねという話にはなったり、
CO2の排出をごまかしていた企業が出てきた際に、私たちはやれることやって協力してるのに、
この企業は!!という話になったりはするかもしれません。

結論としては、いわゆるエコは、環境問題に意識を向けさせるという以外には、
温暖化の問題と関連させて考える実益が極めて少ないと考えます。
なぜならば、IPCCの報告書を頼りにすると、相当な量のCO2排出を削減しなくては、急激な温暖化は回避できないからです。
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この回答へのお礼

ご意見をどうも有難うございます。コメントへのレスポンスもとてもありがたいです。
日本だけが頑張る、というのがいつのまにか話の前提になっていますが、
温暖化対策を含めた環境問題に対しての意識は、ヨーロッパ諸国に比べて
日本はまだまだ低いのではないか?と感じる事が多々あります。
いわゆるエコ先進国よりも、エコ後進国の方がはるかに多かったとしても、世界的に問題意識が高まっている傾向にあると思います。

企業や国家にとって、環境問題に対して何らかの対策を講じることは、既に一種のステータスになりつつあります。
優れた技術をもった先進国として、環境を含めた様々な問題に取り組むことで、
国際社会に貢献しているというアピールにもなるのではないのでしょうか。
その費用に対して、相応の評価が得られるかどうかは、また別の話です。

>CO2の排出をごまかしていた企業が出てきた際に、私たちはやれることやって協力してるのに、
>この企業は!!という話になったりはするかもしれません。

これは国家レベルの話でも同じことで、急激な地球温暖化を目の当たりにした際、
「私達の国はやれることはやってきたんだ」と、多少なりともその責から気持ちは救われるかもしれませんね。
あまりポジティブな話ではないですが。

相当量の温室効果ガスを排出しなくては、急激な温暖化は回避できない。
そうした目測の下に動いている活動家が、脅しのようなPRをしたりというのは、ある意味では当たり前の事かもしれませんね。
今の一世代に全てがかかっているという目測ならば、それでも足りないぐらいかもしれません。

環境対策に使う費用を、もっと別の事に使おう、という主張は結構ですが、個人的にはそれはまた別に語るべき問題と感じます。
これはあくまで個人的な感想ですが、環境対策を無駄遣いとするなら、
それよりもはるかに無駄な遣い方をされている公的資金が、他に沢山あると思います。
カーボンニュートラルについてのご意見は、仰るとおりだと思います。
地球温暖化・環境問題に対する様々な意見を、どんどん当っていこうと思います。
そのそれぞれが、どれも違った視点から見た新鮮な意見でしょうから。

お礼日時:2008/03/07 09:44

(他の方の回答を読まない状態での回答です)



「エコロジー活動は私達に不利益をもたらすものなのでしょうか」

これは何とも言えません。環境にとってよいことをしていたつもりが、実はそのほうが環境には負荷になっていることが一杯ありますから。何が環境にホントに貢献しているか、見極めるのが難しいと思いますよ。

「二酸化炭素を減らすためにコストをかけ、クリーンなエネルギーを手にすることは、お金のムダ遣いなのでしょうか」

コストをかけて何かをすることは、環境に負荷を与えている傍証になります。人間、あるいは人間の活動そのものが環境汚染減だ、という学者がいますし。
何もしない(経済活動も生産活動も単なる移動も)のが、たぶん環境にはいちばん無難だと思います。人間の存在、および人間の活動そのものの否定です。

「エネルギーや資材を倹約・節約する事で生じる経済的・環境的デメリットはあるのでしょうか?」

 ご存知だとは思いますが、現状ではほとんどの場合、環境にやさしいと称する資材を使うほうが割高です。たとえば再生紙はバージンパルプから作った真っ白な品質のよい紙よりコスト高です。
 そういう節約ではなく、使用自体の倹約や節約は、環境にはプラスの要素が大きいと思いますよ(倹約・節約が経済には打撃になる可能性がありますが)。
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この回答へのお礼

ご意見をどうも有難うございます。
おっしゃる通り、どんな行為が本当に環境に貢献していると言えるのか?
見極めるのはとても難しいと感じます。
出来れば、本当に有効な手段だけを取っていきたいのが心情ではあります。それが個人レベルのささやかなものであったとしても…。
そのいちいちを検証するのはとても不可能なことですが、納得の出来る範囲で取り組んでいきたいとも思います。

>コストをかけて何かをすることは、環境に負荷を与えている傍証になります。

これも難しい問題ですね。一概にそうは言い切れないケースもあれば、全くその通りであるケースもある。
しかし、人間の活動そのものが汚染源であることは否めませんね。
原始レベルの生活を送り、生態系の一部に違和感なく組み込まれていた頃は、激しい環境汚染ともまだ無縁だったのでしょうね。
(だから人間そのものが居なくなってしまえばいい、もしくは今すぐ原始レベルの生活に戻すべき、というような極論もたまに見かけますが…)

再生紙やペットボトル等のリサイクル品については、結局は環境に優しくないのだという意見も見かけます。
結局の所は、あらかじめ消費量を少なくして、ゴミを出さないように努めることが、環境にとっては一番いい方法なのでしょうね。
もしこれからそういうブームが訪れたとして、皆が一斉に倹約を始めたら、
どの程度の経済的打撃になるのかは、私にはあまり想像はつきませんが…

お礼日時:2008/03/07 10:15

ANo.6です。


お礼への丁寧な回答、ありがとうございます。

もう一点だけ、回答させて頂きたく書き込みました。
それは、温暖化が問題であるとするときの根拠が、
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書にある、ということです。
何が言いたいかというと、IPCCの報告書を採用しないで、
温暖化が問題であると言うことの出来る根拠が私には見つけられない、ということです。

科学的見地からして温暖化が起きるだろう、という目測や、
その温暖化によって人類に対する様々な不利益が生じるだろう、という目測を抜きにして、
温暖化が問題である、と言うことはできないように思います。

温暖化という広範囲に影響を及ぼす環境問題ではなくて、
ゴミの問題や資源・エネルギーの有効利用の問題を
質問者さんが気にされているのであれば、
マイバッグやマイ箸を選択するという取り組みは有効であると、私は思います。
何か目的があってのエコロジー活動ですので、
それがゴミの問題なのか、倹約をよしとする信条なのか、
それとも物を大事にするという信条なのか、
自然が処理できないような(CO2を含め)ゴミを排出することは自然への罪だとする信条なのか、
何を目的としているのかを大事にされてみてもいいかもしれません。
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この回答へのお礼

candypenさん、再び貴重なご意見をどうも有難うございます。興味深く拝読しております。
私はまだ知識が浅いですが、知る限りでは、温暖化を問題とする書籍やサイトのほとんどが、IPCCの報告書を採用していますね。
温暖化自体に漠然と問題意識を感じるのではなく、予想される不利益と、
なぜそうなるのか?をまず理解していくのがいいかもしれませんね。

アドバイスも、どうも有難うございます。
私自身はもともと倹約に興味があり、様々な節約方法を調べたりしているうちに、節約することは環境にも優しいということを知って、
環境問題全般にも目を向けるようになりました。
ですがあまりにも範囲が広く、膨大な規模の話で、くわえて様々な懐疑論もあって…少し混乱してしまったというのが、正直な所です。
おっしゃられる通り、自分の目的や信条を基点にして、自分なりの活動に取り組んでいこうと思います。

ちなみに、前回のお礼に書いた
>相当量の温室効果ガスを排出しなくては、急激な温暖化は回避できない。
は、
>相当量の温室効果ガスを削減しなくては、急激な温暖化は回避できない。
でした。申し訳ありません。

お礼日時:2008/03/10 22:20

まず現在の環境対策は Well to Wheel (原油から車輪)という考え方で綜合評価されます。


従って一般に言われるように、木を見て森を見ないやり方は、まともな企業は行ないません。

ただ、地球の大気循環についてのシュミレーション等に精密さを求める事は、地震予知・天気予報と同じで無理があります。

個人的な意見として、病人に対して、完璧に病状を把握できないから、治療法の効果を確定できなから、副作用があるかもしれないから、と言う理由で何もしない訳には行かないとは思いますが。
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この回答へのお礼

ご意見をどうも有難うございます。
温暖化問題に懐疑的なサイトやブログを読んでいると、往々にして大企業が行っている環境対策は、イメージアップばかりを気にしたいい加減なものばかりであると言わんばかりの意見を見かけます。
企業が提示している対策が、本当に環境にいいものであるのかどうか、見定められないケースもありますが…
Well to Wheelで検索してみたら、トヨタとみずほ総研の研究報告書が出てきました。
http://www.toyota.co.jp/jp/news/04/Nov/nt04_1110 …
これは一例に過ぎませんが、製品の生産にかかるエネルギー・温暖化ガスの排出からその後に至るまで、きちんと計算されている事がわかり、とても感心しました。

大気循環については、おっしゃる通りのようですね。精密さを要求する方が、無理なのかもしれません。
そして最後の病人に例えられた文章は、とても分かり易いですね。
私が環境対策を批判する方々に疑問を持っているのは、まさしくその点にあるのです。
他に具体的な方策を示すならともかく、その大半が「どうせ何をやっても無駄だからやめた方がいい」という意見で終わっているのです。
「そもそも、元々病人ではない」というのならともかくとして。

お礼日時:2008/03/10 22:55

温暖化は決めたことですから、やらなければいけないのです。


産業革命以降の人間の生産活動を下げるのが目的です。
環境というのは、人間にとっての生活環境です。ここが大事な点です。
大腸菌にとっての環境でもなければ、鯨にとっての環境でもないのです。もし地球にとっての環境でないならば、ほっておけばいいのです。人間活動も環境の一部ですから。

人間にとっての、環境問題の原点は、人口問題、資源面からは1972年のローマクラブの提言です。それから約20年以上かけて地球環境が研究されました。まだ分からないことだらけです。特に気象のことは、良く分からないし、その影響も分からない。しかし、人口を減らさないならば、地球と共存して生きていかなければならないということです。
但し、ローマクラブの提言に書いてあるように、我々は何かをしなければいけない。それがIPCCをつくり、京都議定書を作ったのです。
主な流れは以下のようなものです。詳しくは本を買って、勉強してみてください。

1.歴史
1)原点
 環境問題の原点のひとつはこの問題提起です。

 ローマクラブ 「成長の限界」 1972年発刊
 
この本の序文に書いてある言葉が象徴的に物語っています。
「ウ・タント事務総長が指摘した問題――軍拡競争、環境悪化、人口爆発、ならびに経済停滞は――は現代人の中心的な問題としてしばしば口にされる。人間社会の将来の進路、おそらくは人間社会の存在さえもが、これらの問題に世界が対応する速度とその有効性にかかっていると信じている人は多い。それにもかかわらず、これらの問題を理解し、その解決策を求めることに積極的に関心を払っているのは世界の人口のごく一部の人々にしかすぎない。」(D・Hメドウズ他著、「成長の限界」より抜粋)
 
2)この後1990年にIPCCが学術部門の意見を取り上げ、炭酸ガスの削減を政治に提案しました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%97%E5%80%99% …

3)これを受けてCOP3でCO2削減が決まりました。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/kiko/co …


2.経済への影響
1)マイナス要因
全体的にはマイナスでしょう。省エネの技術開発は膨大な金がかかって、製品への価格転嫁はできません。企業の収益は悪化します。結果、リストラや給与の削減など収入への影響が出ます。
生活水準は下げなければなりません。物を買うのは徹底的にやめることです。大量消費文化は捨てなければいけません。ハシやビニール袋などで、お茶を濁してはだめです。冷房、暖房はやめて、車は使わない、買ったものは、死ぬまで使う覚悟が必要でしょう。結果として、消費は下がり経済は悪化します。

2)プラス要因
但し、生産活動をマイナスに持っていくわけですから、ひずみが出ます。このひずみを利用してもうけようとしている人間は、各分野に有象無象のごとくいます。
「懐疑論」を書いている連中もそのひとつですし、逆に温暖化研究で金を取っている連中も同じです。
排出権取引で、金を得よとしている低開発国、CDMの市場で設けようとしている連中もいます。
今年に入って急にマスコミが騒ぎ始めたのは京都議定書の約束機関に入ったからです。しかしまじめな番組はほとんどないのが実情でしょう。

3.懐疑論について
地球が温暖化するかどうかは本当は良く分かりませんし、温暖化したときに困るのかどうかも良く分かりません。地球全体をシミュレーションするなどということ自体が、今の人間の知識で正確にできるはずがないのです。
温暖化とその農業や経済への影響を研究するのは学問です。学問ならば、色々な研究結果が出てくるのが当然です。学会で専門家の中できちんと議論が続けられるべきでしょう。
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この回答へのお礼

二つの回答に渡った、丁寧なご意見をどうも有難うございます。
専門家の方でしょうか?とても環境問題に精通されている方とお見受けしました。
他にも、多数環境問題に関する質問に回答を寄せられているようですね。
書籍の引用まで書いて下さって、有難うございます。
やはりネットだけで知識を得るのには、当たり前ですが限界がありますね。専門の書籍に頼るのが一番望ましいのでしょうね。
挙げられた書籍を、機会があれば手にとってみたいと思います。

以下は私の個人的な感想なので、もし的外れだったり、お気に障られるような文章がありましたら申し訳ないです。
マイナス要因として挙げられたのは、全人類が大量消費文化を捨てられた場合の問題ですね。
私はそこまで徹底した対策が取られるとは思えないので、あまりピンときません。
それに省エネ製品に限らず、企業各社は新製品の開発をたゆみなく行い続ける訳ですよね。
一概に省エネ対策だけが、企業財政を圧迫させるようには思えないのですが…
今やエコロジーである事が製品のプラスイメージに繋がる社会ですから、それによって他社よりも利益が上がれば、それはそれで一つの有り方ではないかと考えてしまうのです。

それと、プラス要因で挙げられた>まじめな番組はほとんどない というご意見。
具体的に番組名やそのまじめでない、とされる内容を挙げていただけると、ご意見を読む時の参考になります。
例えばNHKの環境特集などを、指されているのでしょうか?
既にいただいた他の回答でも見かけたご意見ですが、あまりピンとこないのです。
懐疑論についてのご意見は、全くもってその通りだと私も感じます。
二つ目のご意見へのお礼に続きます。

お礼日時:2008/03/23 20:58

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