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NHKのニュースを見ていたら、洞爺湖に棲む生物が増えて来た、とありました。
7年前の有珠山噴火により大量の火山灰が洞爺湖に入り込んだため、生物の栄養となるミネラルが豊富になったため、とのことです。

水質や土壌が変化したのは分かりますが、エビや魚や貝類はどこから来たのでしょうか?
外来種のウチダザリガニのように誰かが放流したとか、どこかの川か池から歩いて来たのは分かります。
ですが魚や貝はそうはいきませんよね?
増えた生物種はどこから来たのでしょうか?

A 回答 (1件)

洞爺湖を初めとしました北の高地の湖沼は,リンを初めとした栄養塩類が極めて少ない貧栄養湖でして生物相は貧弱なものです。

洞爺湖には現在はヒメマスやワカサギの内水面漁業がありますが,これらの魚種は全て放流されたものです。本来ヒメマスは,阿寒湖に陸封されたベニマスが起源です。日本の各湖沼のヒメマスは全て阿寒湖のヒメマスを放流したものです。

明治からの十和田湖を初めとしましたヒメマスの移植の歴史は苦難の連続でした。初めはヒメマスのみの放流でしたが餌がないものですからうまくいかず,餌になりますあらゆる魚種・あらゆるエビ等の甲殻類も放流されました。ですから中禅寺湖以北の山地の大きな湖沼はほとんど放流により作られた人工的な生態系です。

洞爺湖の有珠山噴火の影響は「北方生物圏フィールド科学センター洞爺臨湖実験所」が開設されまして現在も調査中のはずです。一般的に予想されることは,リンの少ない貧栄養湖にリンが加えられたのですから,植物プランクトンが増加→動物プランクトンが増加→エビ等が増加→ヒメマスの成長促進が予想されます。それ以前は少量だったものが増加したと言うだけの話と思います。有珠山噴火以前はあまりに貧栄養が強すぎ,禁漁になっていたと思います。

この回答への補足

なるほど。数が増えた、ということなんですね。
ありがとうございました。

補足日時:2007/09/04 10:54
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