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以前、医師はカルテをドイツ語で書いていましたが、今もそうでしょうか?
それはやはり杉田玄白の解体新書から始まったからでしょうか???
詳しいことお分かりの方、お願いします。またWebsite もありましたらよろしくお願いします!

A 回答 (8件)

60代後半の医師です。

以前も今も医者はカルテを「ドイツ語」では書いていません。勿論、私もドイツ文などは1行も書けません。
昔の医者(とくに今から40年くらいまえの大学病院のエリート医師)はカルテをドイツ文でかいていたようですが、その後は医師全体の語学力の低下と医師の数の増加から、ドイツ文を書ける医師は殆ど居なくなってきました。ですから、ドイツ語に見えますが、ドイツ語の医学用語にテニヲハをつけた文章が主であって、簡単でかつ定型的な短文のみドイツ文を書いていたようです。
戦後はドイツ医学からアメリカ医学が主流となり、今度はアメリカ留学から帰ってきた医師が、カルテを英文で書くようになりましたが、大抵の医師は留学の機会などはありませんから、医学部でならった医学用語の英単語を日本文の中にちりばめてカルテを書いています。
私自身は大学病院での新米修行中にはドイツ単語をつかってカルテを書いていましたが、一人だけドイツ留学帰りの先輩が、全文ドイツ文でかいて居られました。きれいな字で書いておられましたが、私には内容は理解できませんでした。
私は字を書くのが面倒なたちですし、カルテ記録は簡単にして、患者さんのお話を聞く時間を長くしたいので、なるべく早く書ける言葉で書いています。例えば、「腹痛」はドイツ語であれば Bauchshmerzenと12字も書かなければなりませんし、英語でもabdominal pain でやはりかなり長いので、私は「おなかがいたい」と書いています。その方が早いです。英語の省略したかきかたもよく使われます。先ほどの腹痛ならばabd.pain と短縮できます。
頭痛などは日本語の「頭痛」が一番場所も取らず早く掛けるので、私は日本語で書いています。私のところは南米のスペイン語系の日系人の患者がかなりあるので、スペイン語の勉強もかねて、頭痛のスペイン語であるdolor de cabeza を省略してd.d.c.なんて書いたり、時間のあるときには文章をスペイン文でかいたりしています。
私は開業医ですから、ようするに後から自分で何と書いてあるかが分かればいいと思っています。
総合病院などで複数の医師のいるところでは、他の医師にも分からなければいけませんから、自分だけの略号は使わないでしょう。
最近は大抵の病院で、医学用語は「英単語」、文章は日本文で書かれているようです。
医療法の規定ではカルテを日本語で書くようにと言う規定はないようですが、誰にでも読み取れるように書かなくてはならないと規定されていたように思います。

この回答への補足

なるほど。 toroteccaさんは<その後は医師全体の語学力の低下と医師の数の増加から、ドイツ文を書ける医師は殆ど居なくなってきました。>と書くれていますが、では、例えば昭和初期、大正時代、さらには明治時代はどうだったのかご存知ですか? ドイツ語しか使われていなかったとか、、、まさかですね。

補足日時:2007/09/10 06:02
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この回答へのお礼

大変詳しいご回答ありがとうございました。

実はアメリカの大学に通っていて、学校で日本の外来語についてスピーチをせなければならず、ほかの生徒に泡を吹かせてやろうと思ったのです。が、そのうち自分がはまってしまって、、、。勉強って、掘っても掘っても掘りすぎることはないですね。

勉強になりました!

お礼日時:2007/09/15 07:17

某医院の娘さんの話です。


おじい様(獣医師免許を持っていたので戦争中に医師免許に書き換えた)は、ドイツごに英語がまざ゜っている
お父様は、ドイツ語で書いている
弟は、日本語で書いている。すこしは英語の単語が混ざっているけれど。
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この回答へのお礼

へえ、獣医さんもドイツ語を使ってカルテを書くことがあるのですか!
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/15 07:12

#2です。


30代の真ん中くらいです。
うちの先代の教授(現在、70歳くらい)は、診察の内容はドイツ語でしたね。
同じ医局でも40代の先生は、英語と日本語が混ざったカルテを書いてます。
論文についても、英語論文は書きますが、ドイツ語では書かないですし、というより、書けません。
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私は自分のカルテを見せてもらいますよ。

学生時代(50年ぐらい前)
掛かり付けのお医者さんはカルテをドイツ語で書いていました。
私の仲のよい年配のお医者さんでドイツ語が達者な方がおられますが、カルテは日本語で書いているようです。患者がカルテを理解できる必要があるはずですよね。
近代医学教育(帝国大学)はドイツを規範としたのではないでしょうか(いわゆる蘭学で始まった日本の西洋医学は、そのオランダ語の書物の原書がドイツ語であることに気が付きドイツへ乗り換えたのでは?)。
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#2です。

追加を少し。
医学部の講義でも、ドイツ語は使われない事がほとんどです。少なくとも私が学生の時は、一般教養の時にドイツ語の講義があっただけでした。
また、カルテですが、他の医師が見て、何が書いてあるか分からないと意味がないので、分かり易く書くように指導されました。

この回答への補足

大変失礼ですが、お年をおききしてよろしいですか?
年代とともにカルテに使う言語がどのように変化するのか知りたいので、もしよろしければ、、、。

補足日時:2007/09/09 04:42
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No.1です。


どの医師も日本語で入力していました。
ですので、
『ふむふむ。小腸が悪いのか。ほうほう』と、医師の説明を聞く前に入力画面で分かってしまいました。

患者にも見える位置にしているのは見られてもいいものだからでしょうかね。
もともとカルテがドイツ語なのも、小さい頃は、企業秘密なのかな・患者には分からないようにかな。と思っていましたが今思えば特にそうでもなさそうですね。
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この回答へのお礼

そうですね、患者にしても自分の健康状態を良いにしろ悪いにしろ正しく認識しているほうがいいですものね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/15 07:08

年配の先生はドイツ語でしょうけど、ほとんどは英語と日本語を混ぜてカルテを書いていると思います。

私は、日本語と英語両方使ってました。
杉田玄白はオランダ語ではないでしょうか?
「医者=ドイツ語」の認識については、明治維新後にドイツ医学を導入した経緯からだったと思います。
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この回答へのお礼

なるほど。ご回答ありがとうございました。
たしかに、杉田玄白はオランダ語でした。
ドイツ語からオランダ語に訳されたものをさらに日本語に訳したということです。おはずかしい!!!

お礼日時:2007/09/15 07:10

こんにちは。



全然詳しいことは分からないのですが回答させてください。
最近、子供の病院や自分自身体調が良くなくて病院に行ったのですが、どこに行ってもカルテはパソコンで入力していました。(4つの病院に行きましたが全部PC入力でした)
当方20代後半ですが、小さい頃病院に行ったときは医師がカルテにドイツ語でいろいろ書いて、凄いなあ。なんて書かれてるのかなあ。といつも思っていましたが最近はPC画面が見えて全部分かってしまいます。
やはりPC時代だからかもしれませんが、個人的にはドイツ語でカルテをスラスラっと書く方がお医者さんっぽいなあと思ってしまいます。

余談ですが、やはり医師の中にもPC入力が苦手な人もいるようで、とても遅いんです。タイピングが。
『あたしが打ちましょうか?』と言いたいくらい。

この回答への補足

<カルテはパソコンで入力していました>
これはやはりドイツ語でうっているのですか?
それとも日本語?まさか英語ではないですよねえ?

補足日時:2007/09/08 10:08
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