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 昔の本に、繰り返しを意味する「ながい、くの形」の符号がありますね。これを参考して、「ー」ができたのでしょうか? また、「長音」という言葉ですけれど、これは「長符号」と言うべきでは? そもそも、「長音」は「母音」に含まれると言えるのですか? 言えなければ「符号(記号)」と呼ぶのは当然では???

A 回答 (2件)

No.1の方がおっしゃっているように、「ー」そのものは長音符や長音記号と呼ばれるようです。

同じくwikipediaに「音声学的には長母音である」という記述があります。

上記の内容はwikipediaの「長音」の項目にありますが、その他にも「長音符」という項目があり、それによると
「長音符は江戸時代に外国語を表すのに使われたのが始まりと言われている。引く音の「引」の右側から取られたという説がある。」のだそうです。

「踊り字」は中国から輸入されたもので、平安時代に既に用いられて以来(中田祝夫「仮名畳用符号の沿革」、小林芳規「踊字沿革続貂」)
二字以上の繰り返しを表す記号として使用されていますから、
No.1の方がおっしゃっているように、長音には使用しませんし、
これが元になったと考えにくいような気がします。

詳しくはわからないのですが、踊り字の「く」よりは
『引く音の「引」の右側から取られたという説がある。』
という方が近いかもしれませんね。
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この回答へのお礼

 うーん、もう回答はないだろうとあきらめていたのに、興味深い回答を寄せてくださってありがとうございました。それにしても、「引く音の「引」の右側から取られたという説がある。」という説明には、「へぇ?!」という気持ちです。うーん、なるほど。やはり、ここへ質問してよかった。いろいろと教えてくださるのですから。本当にありがとうございました。

お礼日時:2007/09/13 21:35

「ー」が、どのように成立したかは分かりませんが、「ー」自体は、平仮名でも片仮名でもなく、“長音符”もしくは“長音符号”とよばれる記号に当たります。


この記号自体が“長音”なのではなく、記号が表わす概念を、“長音”といっているだけだと思います。

“長音”というのは、wikipediaでは、「日本語の音節で、母音を通常の倍にのばしたものを言う」とあり、『広辞苑』でも、「長く引きのばして発する音」とあります。
例えば「へんしゅう」の「しゅ-う」や「ねえさん」の「ね-え」などが、長音にあたります。
また、例えば「day」という外来語は、「でえ」と発音するけれども、そう表記せず、「ー」という記号を使って「デー」としているだけですから、母音が重なってできている“長音”であると言えます。

要は、“長音”とは、日本語の発音上で音を伸ばすことを表わす術語であり、「ー」は長音を表記する時に使う記号であるということです。

また、先にも言いましたが、「ー」の成立に関しては全く知らないのですが、「く」を伸ばした踊り字(繰り返し記号)は、普通、「さまざま」とか、「何度も何度も」といった、単語を二つ繰り返す時に使われる記号ですから、「ああ」とか「おお」とかいった長音を表わす時には使わないと思います。「ああ」や「おお」は、「あゝ」「おゝ」となり、「ゝ」という踊り字が使われます。
(ちなみに、カタカナ表記では、「アヽ」「オヽ」となり「ヽ」が使われます)
ですから、もし踊り字に語源を求めるというのであれば、どちらかといえば、「ゝ」「ヽ」が元になっている可能性があるやもしれません。

とはいえ、個人的な感覚では、踊り字が元になっているとは思えないのですが……。
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この回答へのお礼

 説得力のある回答をありがとうございました。なるほど、私は、「ゝ」をすっかり忘れていました。やはり、書きにくいという理由だけで、選ばれなかったわけでしょうかね? 本当に詳しい回答をありがとうございました。もう少し他の回答を待ってみて、締め切るつもりです。ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/13 09:08

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