
こんにちは。時代小説を読んでいてふと気になりました。
武士の俸給は米で、それを札差に現金化してもらっていたというところまでは、だいたいわかりました。
疑問なのは、自分の家で食べる分は、米そのままで受け取ったということなんですが、俸給は年三回くらいということで、米をどうやって保存していたのかが疑問です。
夏場などは虫がわいたりするんじゃないだろうか?蔵がないような身分の武士はどこに保存していたのか?
札差に保管してもらって、なくなったら取りにいくシステムなのか?
出入りの米屋か何かで保管してもらっていたのか?
ご存知の方、よろしくお願いします。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
扶持米の支給は各藩の蔵米所で行われます。
各年の扶持米は冬に6ヶ月分、春、夏各3ヶ月分の3回に分け玄米で支給されます。 中、下級武士は支給された米のうち、家族と奉公人の食べる分を除いて、金、銀に替え生活費にします。玄米は白米のように虫がつきやすくないので、蔵がなくとも夏場でも3ヶ月くらいはもったと思います。 玄米は当座使う分を米搗きに頼んで白米に搗いて貰いました。 搗き減りは一割といわれています。
実際には蔵米所で受け取りその一部を、札差で現金に替えるのは面倒であり、受け取りを札差で代行してもらうのが普通でした。
札差に頼めば受け取る回数を増やすのは自由です。 高い利息を払えば前借も出来ます。 現金化、代行に札差は手数料を取りもうけました。 米の価格変動がありこれを利用して、現金化の際札差は更にもうけました。 言いなりになり破産状態の武士は増えます。 上士のほうが苦しかったようです。
No.2
- 回答日時:
武士の俸給には2種類あって、扶持取りという下級の場合は大抵毎日玄米の支給でした。
札差しと取引する位の中級以上の武士は支給される米に相当する金券に換えて適時に現金ないし玄米に交換する仕組みでした。
従って支給時期の中間では融資を受けることになり、この間の利息は札差の収入になります。 札差などの商人はこの他米相場の変動を利用して利益を上げていました。
従って個人での保存に頭を悩ます事はあまりなかったと思います。
この回答への補足
ありがとうございます。
「毎日玄米」の下級武士は、札差を通さずに玄米を貰っていたのですか?日給だったのですか?
また、中級以上の武士が
俸給(米)→金券→現金ないし玄米
というルートを通ったとすると、
「自分の食べる分を差し引いて現金化」というのは
ちょっと間違っているように思えます。
どうしてかな…
No.1
- 回答日時:
お金に換わっていました。
そのお金で博打をして大失敗の人や家系も沢山ですね。
勿論、予想以上に保存能力もあったので
保存していた人もいました。
例えば、壺に入れて地下室や掘った穴に
置いておくとかなりもちます。
地下室を地上に作った矛盾な建造物が蔵です。
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